海外でインターンシップできる留学方法をご紹介
インターンシップ留学とは、学生が留学先の現地企業で、研修生として一定期間働くことを指します。
そして、一部の留学プログラムでは、一定レベルの語学力を持つ学生を対象に、インターンシップも可能なプログラムが提供されています。
学校で学ぶ英語と職場で使用するビジネス英語には差異がありますので、インターンシップ留学プログラムを利用することで、ビジネスに関する語学力や実務スキル、国際ビジネス感覚を磨くことができます。
海外インターンシップの経験は履歴書に記載することができます。そのため、就職を目指している会社と同じ業界でインターンシップすれば、入社選考時に有利になる可能性があります。
ただし1週間など短いインターンの期間では経験不足と捉えられることが多く、履歴書へ記載してもそれほど評価されません。そのため、業種ごとにある程度実務経験が積める期間、インターンする必要があります。
また、インターンシップに参加するためには海外企業による選考を受ける必要があるため、英文履歴書の作成や英語での面接などを経験できます。将来、外資系企業で働きたい人にとっては、そのような経験が実際の就職活動に活きるでしょう。
文部科学省が運営する「トビタテ!留学JAPAN」の調査によると、海外留学経験者を積極的に採用したいと考えている採用担当者は全体の63.6%に上ります。
実際にどのように評価されるかは企業の担当者次第ではあるものの、海外での経験があることは就職活動において有利に働く可能性があると考えて良いでしょう。
同調査によると、採用担当者が留学で得てほしいこととして「チャレンジ精神」や「対人コミュニケーション能力」などが上位に挙がっています。
就職活動での評価を意識するのであれば、インターンシップを通してこうした力を帰国後に身に付けられるよう意識して取り組んでみると良いでしょう。
カナダでは、プログラムの後半でインターンシップできるCo-opプログラムがあります。
プログラムで専攻した分野に関連する仕事で、インターンをすることができます。また有給インターンで働くことも可能です。
アメリカのニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴでは、英語学習とインターンシップを組み合わせたキャリアトレーニングプログラムを利用できます。。インターンシップ先は、日系企業、米系企業、米系NPO団体のいずれかです。
現地では、日本人スタッフによるサポートを受けられます。サポート範囲は、渡米後のオリエンテーションや企業への初日同行などです。
海外でインターンシップに参加する場合は、一般的に以下のような流れになります。
現地に留学したら、まずは語学力や実務に関わる専門知識を学びます。所定の学習期間を終えたら、決められた受け入れ先企業でのインターンシップに参加します。
なお、申し込むプログラムによっては、現地に渡航後にインターンシップ先を自分で探して応募するケースもあります。その場合、受け入れ先企業が見つからなければインターンシップに参加できないので注意しましょう。
参加するプログラムによって、海外インターンシップ先の企業・職種はさまざまです。たとえば以下のようなものがあります。
多くの場合、正社員の補佐として働くことになります。正社員が普段行っている仕事を学んで、手伝う流れです。そのため、実際に就職した場合に、どのように働くのかイメージを掴むことができます。
インターンシップ先の企業で働いている人やお客さまと、スムーズにコミュニケーションがとれるくらいの英語力が求められます。ビジネス英語のイメージが付かない場合は、語学学校などで英語力を付けてからインターンシップに参加したほうが良いでしょう。
語学学校のプログラムの中には、TOEIC400点以上から受講できるものもあります。プログラムやインターンシップ先の企業によって英語力の基準は異なるので、申し込み前に必ず確認しましょう。