カナダと日本は1968年にワーキングホリデーの協定を結んでおり「若者が相互に理解し合って友好を深めるため、活発な国際交流をはかる」を目的としたInternational Experience Canada(IEC)のプログラムに分類されます。
カナダで働いたり、学校へ通ったり、旅行したりすることでできるため、多くの学生や若手社会人を中心に利用されています。
カナダのワーキングホリデーでは、最長12か月間カナダへ滞在することができます。
また滞在中は最長6か月間、就学することもできます。そのため就学する場合は、6ヶ月以内に修了するコースのみが受講対象となります。
就学以外にも、旅行や観光をしたり、働くこともでき、滞在目的に合わせて自由に過ごす時間を決めることができます。
またワーキングホリデー期間中は、日本へ一時帰国したり他の国へ渡航した場合も、カナダへ再入国することにより、ワーキングホリデーを継続することが可能です。(カナダに居ない間の期間を、延長することはできません。)
ワーキングホリデーで滞在中の就労制限はなく、カナダにおける基準労働時間である1日8時間、1週間40時間までの労働時間を守っていれば、勤務先や働く時間に制限はありません。他の国のように1雇用主ごとの就労期間の制限もなく、ワーキングホリデー開始から終了まで1箇所の勤務先で働き続けることも出来るため、自分に合う仕事に就くことができれば仕事探しの手間も省けます。
仕事は求人サイトや求人情報誌、口コミなどで探している方が多いです。また語学学校へ通う場合は、先生や生徒からアルバイト先を紹介してもらえたり、仕事を辞めて帰国する方の後任として仕事を紹介してもらえることもあります。
ただし、英語を使う職場で働くには、ある程度の英語力が求められます。
例えばレストランのウエイターやカフェ店員など接客系の仕事では、最低でもお客さまの注文を受けられるくらいの英語力が求められます。
もし英語力に自身のない人は、日本食レストランのように英語力が低くても働ける職場もあります。また、地元の飲食店でも、お皿洗いやキッチンなど裏方の仕事であれば必要な英語力はそれほど高くありません。
カナダで働き始める前に英語学習の時間を取れれば、自分の希望する職場で働けるチャンスは広がります。例えばワーホリ前に観光ビザもしくは学生ビザでカナダへ渡航して、英語を勉強する方法もございます。
カナダで働くためには、社会保険番号(Social Insurance Number、略してSIN)を取得する必要があります。申請方法は、Service Canada Centreへ出向くか、オンライン申請、郵送申請のいづれかを選べます。
ただしオンライン申請と郵送申請はSINが届くまでに時間がかかるため、カナダですぐに働きたい方は、Service Canada Centreへ出向いて直接手続きを行った方が早いです。
Service Canada Centreはバンクーバーのウォーターフロント駅の近くにあります。申請の際に、必要事項をスタッフが入力してくれ、即日SINが発行されるため、手続きが簡単です。ただし学校が終わる午後は混雑して待ち時間も長いため、人の少ない午前中の手続きがおすすめです。Service Canada Centreでの手続きには、パスポートと就学許可証または就労許可証の原本が必要となりますので、必ず持参するようにしましょう。
バンクーバー以外に滞在する方は、オンライン申請をすることもできます。
24時間いつでもオンラインで申請することができ、申請後10日から14日ほどで滞在先にSINが届きます。
オンライン申請には、パスポートと就学許可証または就労許可証のコピーが必要です。
2023年4月19日以降、住所が証明できる書類の提出も不要になったため、申請しやすくなりました。
どうしてもオンライン申請が出来ない場合は、郵送申請も可能です。
申請書ダウンロードページから申請書(PDF)をダウンロードして、必要事項を入力の上、印刷した書類をService Canada Centreへ郵送します。>郵送する際には、パスポートと就学許可証または就労許可証のコピーも同封する必要があります。郵送申請の場合は、郵送時間もかかるため、SINが手元に届くまでに1ヶ月ほどかかります。
トロントは経済的にも豊かで求人数も多いため、ワーキングホリデー先としても人気です。
五大湖のひとつであるオンタリオ湖に面していて、夏はボートクルーズやビーチでの日光浴などのアクティビティを楽しめます。そのため、観光業に関する求人が多くあります。
またスタートアップ系の会社も多く、給料の高いプログラマーの求人数も多い傾向があります。
ニューヨークやワシントンDC、ボストンといったアメリカ東海岸の都市へのアクセスも良く、カナダに滞在しながらアメリカに旅行したい方にも選ばれやすい都市です。
夏に海水浴、冬にスキーなど年中レジャーが楽しめるバンクーバーでは、観光産業も盛んなため多くのホテルやレストランでのアルバイトがあります。
また母国語が英語でない人が全体の約40%を占めており、日本食レストランなど日本語を使う職場の求人も多いため、英語力が低くても働き口を見つけやすい環境です。
冬の平均気温は一桁台のため、比較的穏やかで過ごしやすい気候も特徴です。
ビクトリアがあるブリティッシュコロンビア州の最低賃金は、$15.65とカナダの中でも高めです。
アルバイト先は飲食店く、お客様から注文を受けたり同僚と話したりできる英語力が求められます。そのため日本語を使って働ける仕事の求人は少なく、英語力に自信のない方が現地で収入を得ながら滞在するには向いていません。
モントリオールではフランス語を話せるかどうかが、仕事の見つけやすさに影響します。そのため、フランス語で簡単な挨拶や基本的な表現などを覚えると、仕事の選択肢が増えます。
モントリオールで英語を学んだのちに、英語を使う求人数が多い他都市に行って仕事を探す留学生もいます。
カナダのワーキングホリデービザの正式名称はインターナショナル・エクスペリエンス・カナダ(IEC:International Experience Canada)といいます。
ビザ申請条件 |
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ビザ申請費用 | 346CAD(約35,000円) ※IEC申請費用161CAD+オープンワークパーミットホルダー手数料 100CAD+バイオメトリクス登録料85CAD |
ビザ有効期限 | POEレター発給日から1年以内の入国が必要 |
ワーホリ時の就労制限 | なし |
ワーホリ時の就学制限 | 最長6か月間 |
ビザ発給対象年齢 | 18歳以上30歳以下 発給時の年齢ではなく、申請時の年齢です。 |
ビザ発給数 | 6,500人(抽選式) |
バイオメトリクスの登録は東京と大阪にあるVAC(ビザ申請センター)で行ないます。その他の手続きはオンラインで完結できます。
カナダに渡航する際は、受け取ったPOEレターを印刷して持参し、空港の入国審査で提出してください。そうすることで、実際のWork permit(就労許可証)が発行されます。
なお、2023年1月末時点では、バイオメトリクスの登録から申請承認まで7週間ほどかかるため、余裕をもって手続きを進めましょう。
カナダで1年間ワーキングホリデーをするために必要な費用です。
ILSCトロントのコース「FULL-TIME INTENSIVE 30レッスン」へ3か月通い、残り9カ月でアルバイトをした場合を想定しています。
学費・授業料 | 約 45万円 |
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生活費 | 約 60万円 |
滞在費 | 約 70万円 |
保険 | 約 25万円 |
航空券 | 約 15万円 |
アルバイト給与 ※ | 約 -120万円 |
その他費用 | 約 3万円 |
合計費用 | 約 100万円 |
※トロントの最低時給15CADで週25時間勤務
費用をおさえるポイントは、収入を増やすことと生活費をおさえることです。
たとえば、飲食店でアルバイトをすれば、時給に上乗せでチップによる収入も見込める一方、、自分が外食をする際にもチップの支払いが必要なので、外食が増えるほど食費がかさみます。
ワーキングホリデー滞在中の生活費をおさえたい方は、外食より自炊を心がけましょう。
StudyInでは、カナダの語学学校選びや、お仕事探し、滞在先探しなど、出国までの各種準備をお手伝いします。航空券の手配や保険など、状況に合わせて信頼できる代理店もご紹介しております。
また、カナダの滞在先として人気があるバンクーバーとトロントの2箇所にStudyInの現地オフィスがあります。渡航前の準備はもちろん、ワーキングホリデー中の生活も日本語でサポートしております。
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