カナダワーキングホリデーならではの特徴やワーキングホリデービザ申請に関する情報などをご紹介します。
ワーキングホリデービザを取得することができれば、最長1年間カナダへ滞在することができます。ビザ発給対象年齢は18歳以上30歳以下です。
カナダワーキングホリデービザでは、期間内で最長6か月間の就学が認められます。
ワーキングホリデーは、働きながら英語を身に付けられる特徴をもった制度です。ただ、英語を使う職場で働くには、ある程度の英語力が求められます。滞在中に現地で働き始める前に英語学習の時間を取れれば、その分英語を使う職場で働けるチャンスは広がります。制度の利用前に観光ビザもしくは学生ビザでカナダへ渡航して、英語を勉強する方法もございます。
カナダの滞在で身に付く英語力の目安は、3か月間でTOEICのスコアが平均100点アップするくらいと考えてよいです。滞在中にどのくらいの期間を英語の勉強に充てるかは、必要な英語力に合わせて調整すると良いでしょう。滞在をへて英語力に自信を付け、現地の専門学校やカレッジに進学される方もいらっしゃいます。
最長1年間の滞在期間中に、滞在費などを補うための就労が認められています。カナダにおける基準労働時間である1日8時間、1週間40時間まで就労することができます。
就労先は、飲食店を中心とするサービス業の仕事に就くのが一般的です。
日本人が多い都市には、日本食レストランのように英語力が低くても働ける職場もあります。また、地元の飲食店でも、お皿洗いやキッチンなど裏方の仕事であれば必要な英語力はそれほど高くありません。
逆に、レストランのウエイターやカフェ店員など接客系の仕事では、最低でもお客さまの注文を受けられるくらいの英語力が求められます。
カナダワーキングホリデービザ(インターナショナル・エクスペリエンス・カナダ(IEC:International Experience Canada))の概要を紹介します。
【カナダワーキングホリデービザ(ワーホリビザ)の概要】
ビザ申請条件 |
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ビザ申請費用 | 346CAD(約35,000円) ※IEC申請費用161CAD+オープンワークパーミットホルダー手数料 100CAD+バイオメトリクス登録料85CAD |
ビザ有効期限 | POEレター発給日から1年以内の入国が必要 |
就労制限 | なし |
就学条件 | 最長6か月間 |
定員 | 6,500人 |
カナダワーキングホリデービザは定員6,500名の抽選式です。2023年1月20日時点では1,136名分が既に発給され、残りは5,677名です。
バイオメトリクスの登録は東京と大阪にあるVAC(ビザ申請センター)で行ないます。その他の手続きはオンラインで完結できます。
カナダへの渡航時には、届いたPOEレターを印刷するなどして持参しましょう。空港での入国審査の際に提出すると、実際のWork permit(就労許可証)が発給されます。
なお、2023年1月末時点では、バイオメトリクスの登録から申請承認まで7週間ほどかかります。時間に余裕をもって手続きを進めましょう。
カナダワーキングホリデーで語学学校に最長6か月間通い、その後働いた場合の費用の目安は約123万円です。
学費 | 約 90万円 | 語学学校に6か月通う場合 |
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生活費 | 約 130万円 | 家賃、食費、光熱費の合計 |
保険 | 約 25万円 | 医療保険の加入が必要 |
航空券 | 約 15万円 | 渡航先や時期によって異なる |
ビザ申請費用 | 約 3万円 | - |
アルバイト給与 | 約 -140万円 | 6か月間、時給15CADで週40時間働く場合 |
合計費用 | 約 123万円 | - |
※表示の費用は1CAD(カナダドル)=100円で算出した目安です。
※レートなどの影響を受けて渡航や滞在にかかる費用は変動します。
費用をおさえるポイントは、収入を増やすことと生活費をおさえることです。
たとえば、カナダには外食時に代金の10%~20%程度のチップを支払う文化があります。そのため、飲食店でアルバイトをすれば、時給に上乗せでチップによる収入も見込めます。
一方で、自分が外食をする際にもチップの支払いが必要なので、外食が増えるほど食費がかさみます。生活費をおさえたいのであれば、自炊中心の生活を送るのが良いでしょう。
カナダ最大の都市トロントは街の規模が大きく、経済的にも豊かで求人数も多いため留学生に人気です。
五大湖のひとつであるオンタリオ湖に面していて、夏はボートクルーズやビーチでの日光浴などのアクティビティを楽しめます。
ニューヨークやワシントンDC、ボストンといったアメリカ東海岸の都市へのアクセスも良く、カナダに滞在しながらアメリカに旅行したい方にも選ばれやすい都市です。
バンクーバーには、海水浴ができるイングリッシュベイビーチや、冬にスキーやスノーボードができるグラウスマウンテンがあります。そのため観光客に人気があり、観光産業も盛んで、多くのホテルやレストランでのアルバイトがあります。
また母国語が英語でない人が全体の約40%を占めており、日本食レストランなど日本語を使う職場の求人も多いため、英語力が低くても働き口を見つけやすい環境です。
冬の平均気温は一桁台のため、比較的穏やかで過ごしやすい気候も特徴です。
ブリティッシュコロンビア州の州都であるビクトリアは、カナダ西部のバンクーバー島南部に位置しています。バンクーバーからフェリーで3時間ほどの距離です。
街にはイングリッシュガーデンやアフタヌーンティーなどの文化が根付いています。州会議事堂やサンダーバードパークなど歴史ある観光スポットも魅力のひとつです。
日本人が少ない街で、地元のレストランやカフェなど英語を使う職場が主な働き先です。そのため、ワーホリにチャレンジする場合、一定の英語力が求められます。
モントリオールはカナダ第二の都市です。人口の半数以上がフランス語を第一言語としていて、「北米のパリ」とも呼ばれます。街中の標識もフランス語のものが多いです。
語学学校では、英語だけでなくフランス語のコースが開講されていることも多く、2つの言語を学べる環境が整っています。その一方で、日本人が少ないので、英語の習得だけを目的として滞在先に選ぶ方も少なくありません。
仕事を探す際には、英語に加えてフランス語の簡単なあいさつや基本表現などだけでも覚えておくと、働き口の選択肢が広がります。
StudyInでは、渡航先での語学学校やお仕事、滞在先探しなどをお手伝いしております。航空券の手配や海外旅行保険の加入などに関して、信頼できる代理店のご紹介も可能です。
カナダでの渡航先として人気があるバンクーバーとトロントに現地オフィスも構えております。渡航前の準備はもちろん、渡航後の生活も可能な限りサポートいたします。
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