アメリカ留学がもたらした奇跡。現社外取締役との運命の出会い。

カウンセラーの田中です！今日は当社の社外取締役と私の出会いについて、彼の紹介も交えながらお話します。留学生は可能性を感じる話だと思うので是非読んでみてくださいね！

アメリカ大学在学中に僕は何か面白いアクションを起こしたいと焦っている時期がありました。そんな時、留学友達が面白いから呼んでみて！と紹介してくれた本がありました。それは玉置浩伸という方が書いた「志は起業を呼ぶ」という本。

その本は玉置浩伸という起業家の自伝でした。東京大学を卒業後、三井物産に就職し商社マンとして世界を股にかけて活躍。在職中にハーバード大学でMBAを取得し、AOLジャパンの代表取締役を経て退職。退職後にゴルフオンラインダイジェストというゴルフビジネスを創業し、数年で上場させた後、次に始めたビジネスはアメリカ西海岸とハワイでのケーキのチェーン展開でした。

そのケーキ屋さんはSatura Cakesと言う名前で、僕の通うFoolhill Colllegeの直ぐ下にも１店舗構えていたためとても親近感が湧いたことを覚えています。本を読みながら日本人がアメリカで挑戦していることに非常に驚きました。2008年の当時は10店舗近く広げていたと思います。

むさぼるように何度も本を読み返し、興奮がさめやらない僕は、直に玉置さんのことをインターネットで調べ彼のブログを発見しました。気付けばブログから彼にメッセージを送っていたんです。

「本を読んで感動しました。僕も将来は玉置さんのように世界で仕事がしたいので、勉強させてほしい。」端的に纏めるとこのような内容のメールを送りました。すると数日後にメールへ返信が来て直接会うことになったんです。飛び跳ねて喜んだことを覚えています。

スタンフォード大学近くのSatura Cakeでお会いしてインターンシップを受け入れて頂きました。今考えると学生というメリットはとても大きかったと感じています。また、海外では行動すると日本では考えられないチャンスに巡り会うことができるとも感じました。後に考えてみたところ、その理由は海外にいる日本人が少ない事、さらに海外にいる日本人で積極的にアクションを起こす人もそう多くないため競争が少ないからだと思います。また、アメリカという国の文化がそうさせるのかもしれません。

私は冬休みの2ヵ月間、当時ハワイにあった玉置さんのご自宅に住み込み、インターン生として働きました。掃除やケーキ作り、店頭販売、マネージメントや会計について学びましたが、一番学んだことは経営スタンスでした。僕は早朝から夜の20時辺りまで毎日働きましたが、玉置さんはご自宅に帰宅した後も夜中の2時辺りまで毎日仕事をしていました。経営者はこんなに働く事が当たり前なのかと衝撃を受けた記憶があります。

そんなインターン先では、もう1人台湾人のKenもインターン生として住み込みで働いていました。彼はボストンの大学を卒業後一橋大学院で学んでいる時に玉置さんに出会いインターンを申込んだと言います。社名はふせますが彼は今、台湾で一番大きなお菓子屋さんの副社長として大活躍しています。Kenとの出会いもまた大きな学びとなりました。彼は頻繁に日本を訪れるため今でも数ヶ月に一度は食事へ行く仲となりました。

そんな玉置さんはSatura Cakesを手放し、現在は県立広島大学にて教壇に上る傍ら、弊社のアドバイザーとしてサポートを行っています。僕は会社を始める際、真っ先に玉置さんへ相談し社外取締役としてサポートして頂くことになりました。留学をしていなければ先ず玉置さんに出会うこともなかったですし、友人があの本を紹介してくれなかったらと思うと本当に留学をして良かったと思います。

留学は本当に奇跡の出会いが沢山あります。留学に行けば行動あるのみ、勉強はもちろんですが積極的に沢山の人と接するように心がける事で人生を変える出会いも訪れるかもしれません。

留学先でインターンシップを考えている方は、就職活動の為に必ずインターン先の代表から推薦状を貰うようにしてくださいね！