カナダ語学留学の特徴や滞在期間別にかかる費用、語学学校の種類などについてご紹介します。
カナダの英語は、アメリカ英語とイギリス英語の両方の特徴を併せ持つと言われます。
実際に英語圏の国に複数滞在した方からは「カナダ人の英語が聞き取りやすかった」という声を聞くことがあります。英語の聞き取りやすさを重視して渡航先を選びたい方には、特にカナダが向いているかもしれません。個人差はあるものの、一般的には渡航から1か月前後で英語に耳が慣れてきたと感じる方が多いようです。
カナダは「英語とフランス語を同時に学びたい」と考えている方の渡航先として向いています。
カナダが英語とフランス語の2か国語を公用語としているためです。モントリオールなど、フランス語を第一言語としている都市もあります。
世界のなかでも高い教育水準を保つカナダで2か国語を同時に学びたい方は、語学学校のカリキュラムなどをチェックしてみてください。
カナダは国土の大半が亜寒帯もしくは寒帯に属しています。地域によっては、冬の平均気温がマイナス10℃~20℃まで下がります。比較的暖かい太平洋側の西海岸の都市でも、冬は最低気温が氷点下になる日があります。
カナダは日本からの渡航先としても人気です。都市によっては日本人に会う機会も多いでしょう。渡航時期や学校によっては、クラスメイトの半分以上が日本人というケースもあります。
日本人同士で固まって日本語での会話が中心になると、英語力が伸びにくくなる場合もございます。英語の習得を重視したい方は、日本人が少ない都市や語学学校を調べておいてもよいでしょう。
カナダ語学留学にかかる費用の目安を滞在期間別に紹介します。
合計費用には、学費、生活費、航空券代、保険料、ビザ申請費用を含めています。
滞在期間 | 費用合計 | 内、語学学校 授業料 |
内、生活費 バンクーバー |
内、生活費 モントリオール |
---|---|---|---|---|
1か月 | 約 40万円~ | 約10万~15万円 | 約10万~25万円 | 約5万~10万円 |
3か月 | 約 90万円~ | 約30万~50万円 | 約30万~50万円 | 約15万~35万円 |
6か月 | 約 160万円~ | 約65万~90万円 | 約60万~100万円 | 約45万~70万円 |
12か月 | 約 300万円~ | 約100万~180万円 | 約120万~200万円 | 約50万~130万円 |
なお、授業料以外に入学金や教材費などの支払いが必要なこともあります。
またトロントやバンクーバーは、モントリオールやオタワと比較して家賃や物価が高いです。長期滞在を希望される方は、滞在先の都市の物価を事前に確認しておきましょう。
語学学校が用意するホームステイ先や学生寮に滞在する場合は、一般的に食費や光熱費が家賃に含まれます。
学費や生活費以外に必要なのは、航空券代や保険料、ビザ申請費用などです。航空券代は渡航時期によって数万円以上の差があります。
項目 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
航空券代 | 約10万~25万円 | 渡航先や時期、経路によって異なる |
保険料 | 約10万~25万円 | 保険会社や補償内容によって異なる |
ビザ申請費用 | 約3万円 | 学生ビザが必要な場合 |
カナダの語学留学に必要なビザは、滞在期間によって異なります。
滞在期間 | ビザの種類 | 費用 |
---|---|---|
6か月未満 | 不要(eTAのみ必要) | (eTAの取得料金:約700円〈7CAD〉) |
6か月以上 | 学生ビザ | 約15,000円(150CAD) |
滞在期間が6か月未満であれば、ビザを取得する必要はありません。eTA(電子渡航認証)があればカナダに渡航でき、語学学校にも通えます。
予定している滞在期間が6か月以上の場合は、学生ビザが必要です。
カナダの学生ビザを申請する場合、ほとんどの手続きをオンラインで行なえます。
【申請の流れ】
全ての手続きを終えて申請が承認されると、カナダへの入国を許可するPOEレターが届きます。POEレターを渡航時に持参して入国審査の際に提出すれば、学生ビザが発給されます。
カナダの語学学校には、大きく分けて2つの種類があります。一つは私立の学校、もう一つは大学付属の学校です。
私立の語学学校ではさまざまなレベル・期間・目的のコースやレッスンが用意されていて、自分のニーズに合うものを選べます。初級から上級まで細かくレベル分けされていることが多く、渡航前の英語力を問わず入学が可能です。
提供されているコースの例としては、試験対策コースやアクティビティがセットになったコース、ビジネス英語を学べるコースなどがあります。期間も最短1週間から数か月、1年以上までさまざまです。開始日が毎週設定されている学校も多く、スケジュールを柔軟に決められます。
大学付属の語学学校は、主に大学進学を希望する人を対象とする学校です。学校によっては、入学にあたって一定以上の英語力が求められることがあります。
多くの学校で、大学進学に必要な英語力だけでなく、進学後の学習・研究に必要なエッセイ、プレゼンテーションなどのスキルも身に付けられるカリキュラムが組まれています。
一般的に大学に合わせて学期制が採用されていて、コースの期間は2か月~4か月程度です。入学時期は年に数回ほどに限られていることが多いので、各学校のホームページなどで早めに確認しておきましょう。
都市 | 選ばれる理由 |
---|---|
トロント | オンタリオ州の州都であり、カナダ最大の都市です。経済の中心地であることはもちろん、アートやエンターテイメント、スポーツや映画産業も楽しめます。都会での生活を好む方、日本人が比較的少ない環境を望む方に向いています。 |
モントリオール | カナダ東部、国内第二の都市です。フランスのパリに次いで二番目にフランス語が話されています。欧州圏からの移民も多く、フランス語や英語はもちろん、その他言語も操ることができる住民が多く暮らしています。 |
バンクーバー | カナダ国内第三の規模の都市です。語学学校や専門学校の選択肢も多く、英語学習やワーキングホリデー、大学進学準備など、さまざまな目的で滞在できます。 |
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