社会人の方、大学生の方に最近人気のワーキングホリデー。
その際に取得するワーキングホリデービザは、その期間中に働くもよし、学校に通うもよし、旅に出るもよし、という非常に自由度の高いビザです。
だからこそ、その限られた時間を有意義に使うにはどうしたらいいのでしょうか。帰国後、結局ただの「ホリデー」だったな...と後悔しないためのプランを紹介していきます。
お金もないし、現地に行ったらすぐに働き始めたい!そんな方、ちょっと待ってください!
ワーキングホリデーを考えたとき、語学学校に通うことを考えたことはありますか?
実は、ワーキングホリデーに行く方の多くが、最初の数か月語学学校に通うんです。
一見、語学学校に通う分の学費は結構な出費になるとネガティブに思われがちですが、その後の仕事探しでより高収入の仕事、英語をたくさん使う仕事に就けるチャンスが増えるんです。
最終的には学費をまかなえるほどの収入を得ることができたり、結局語学学校に通うのはいいことづくしなのです。
ワーキングホリデー。と聞くと、「ワーキング」つまりまず働くこと。とお考えの方が多いのではないでしょうか。
しかし、海外で働く経験をしたとしても、帰国後就職活動などをしたときには、ワーキング「ホリデー」、あくまでホリデーとみられてしまうので多くの場合あまり良い印象を受けることができません。
なぜなら、ワーキングホリデーでは、働く際に必ずしも英語力が必要とは限らないからです。
海外で働くと一概にいっても仕事の種類は山ほどあります。日本人しか働いていない日本食レストランで英語を使わずに働いたり、レストランのお皿洗い係などコミュニケーション自体がない職業に就く場合もあります。
だからこそ、帰国後胸を張って「いい経験をした!」と言えるようになるには、英語をたくさん使う良い仕事に就かなければなりません。
もちろん仕事は自力で探すことになるので、そのような仕事に就くには、仕事さがしの時点で高い英語力が必要とされます。
つまり、ワーキングホリデーを「ワーキング」ホリデーに見られるようにするためにも、まずは語学学校に通い語学力を上げてから仕事を始めることが最も良いカタチなのです。
語学学校に通うということのメリットとしては先ほど挙げた英語力を上げられるということ以外にも、以下のようにたくさんのメリットが挙げられます。その1つ1つについて詳しく見ていきましょう。
・仕事探しが楽になる
・家探しが楽になる
・仲間ができる
まず、大前提として語学学校に通うと、英語力を上げることができ、就くことのできる仕事の幅が広がることは間違いないです。
しかしそれだけではありません。語学学校ではワーキングホリデーをこれから始める人向けに、面接の仕方や履歴書(レジュメ)の書きかたなどを教えているクラスもあります。
海外ではワーキングホリデーに来ている外国人労働者も現地の労働者と肩を並べることになります。
つまりあなたはネイティブの人たちと同じように審査されるので、このように事前に現地の仕事探しのノウハウを学ぶことでその後の仕事探しがスムーズになります。また、仕事さがしといっても、日本の仕事探しの方法とは異なるということを頭に入れておきましょう。
それ以外にも、語学学校に求人募集をのせていたり、クラスメイトが仕事を紹介してくれたり、仕事のチャンスは学校内の様々なところに転がっています。
ご自分で1からすべてやるよりは明らかに語学学校に通った方が情報量も多いので仕事が探しやすいです。
ワーキングホリデーの際、多くの人が仕事探しと同じくらいに苦労するのが家探しです。
いきなり一人で不動産会社に相談に行っても何が何だか、という風になってしまうでしょう。さらにシェアルームをするとしても全く知らない人達と突然一緒に住み始めることになるので不安な面も多いはずです。
しかし、語学学校に通うことで、家探しがより楽になります。
語学学校では校内に常にルームシェアやアパートメントなどのたくさんの情報が掲載されています。学校によってはスタッフがお部屋探しを手伝ってくれる、というようなこともあります。そのため、お部屋探しにもそこまで苦戦しなくて済みます。
さらに、仲良くなったクラスメイトの子と一緒にシェアルームをする、なんてことも可能です。すでに仲の良い人たちと暮らすことで、その後の生活面の不安も取り除くことができます。
最後に、語学学校の大きな魅力として挙げられるのが人との出会いです。
語学学校で授業を受けるクラスメイト達は世界中から集まった英語を第二外国語とする仲間たちです。もちろん、ワーキングホリデーで来ているという方もいるはずです。
職場の人達とも仲良くなることができるはずですが、やはり自分の国を離れて働きに来ているという立場のあなたの悩みを現地の人ではやはりどうしても上手く相談に乗ってあげられないこともあります。
辛いことがあった時、悲しいことがあった時、そばにいてくれるような友達が海外生活では大事になってきます。だからこそ、あなたとの気持ちを理解してくれるような同じ立場の友達を語学学校で作ることで、その後の生活がより良いものになります。
ここまで語学学校に通うことのメリットについてお話してきましたが、実際語学学校に通った場合、費用はどれほどかかるのか。見ていきましょう。
今回はワーキングホリデーの行き先として人気の高いカナダの語学学校で、最も多いパターンの2か月から4か月の料金を見ていきましょう。
カナダの場合、入学金の相場は約1万円、学費の相場は1か月約10万、テキスト代の相場は1か月約3000円ほどとなっています。
期間によっては長期割引が適用されることもあり、その場合比較的安く済みます。
2か月:入学金(約1万)+学費(約20万)+テキスト代(約6000円)=約22万
3か月:入学金(約1万)+学費(約30万)+テキスト代(約9000円)=約32万
4か月:入学金(約1万)+学費(約40万)+テキスト代(約1万2000円)=約42万
※語学学校や滞在する国によって料金は異なります。こちらの価格はあくまで目安です。
学費がこのようになっているのに対し、実際にはどれほど稼げるのでしょうか。
ワーキングホリデーでは、働きながら生活でき、最初に準備する費用が少なくて済むことがメリットとされています。
しかし実のところ、仕事の種類によっても収入は変わってきますが、ワーキングホリデーで働くといっても毎月の家賃、食費などの生活費をすべてカバーできるほどの額を稼ぐのは難しいのが現実です。
具体的に見てみると、職種や、オーナーが現地の人であるか、海外国籍の人であるかなどで収入の差がでてきます。賃金は現地の人が経営している場所の方が高く、英語を使う機会が多いほど高くなる傾向になっています。
1年以下という短い期間でしか働くことができないということもあり、大半のワーキングホリデーの方が飲食系の職種についています。
ワーキングホリデーに行く国によっても賃金の差はありますが、基本的には収入の低い順に以下のようになっています。
・単純作業系(レストランのお皿洗い、キッチンなど裏方の仕事):各国の最低賃金+チップ(時給の10%程度)
・接客系(レストランのウエイター、カフェの店員など):最低賃金より少し高い賃金+チップ(時には時給を上回る額をもらえることも)
このように、裏方よりも表に出る仕事のほうがチップも多くもらうことができ、賃金も高くなっています。
表に出る仕事ではもちろん英語を使用する機会が多くなるので、高い英語力が必要になります。英語力の違いだけで収入にも差が出てくるので、ぜひ仕事さがしを始める前に語学力を上げましょう。
実際の費用を見たところで、学費・生活費などもすべて含めた費用と収入を表にしてみてみましょう。
以下の例は、カナダに1年間ワーキングホリデーに行った場合(そのうちはじめの4か月は語学学校)と、留学に行った場合の料金表になっています。
初期費用の部分では、ビザ申請料、航空券、海外保険料などが含まれています。
収入の部分では語学学校に通いながら2か月、その後フルタイムで働いた6か月分の収入となっており、カナダの最低賃金での換算となっています。支出と収入を合わせるとワーキングホリデーでは合計110万円。留学では合計250万円。となっていますよね。
より高い収入の仕事に就くことができれば、もっと収入を得ることもできるかもしれません。
さらに収入の高い仕事に就くということは、英語をたくさん使う機会が多くなるということでもあります。
とくに接客など、現地の人と沢山ふれあう仕事であれば、語学学校に通うよりも、よりネイティブな英語を学ぶことができ生きた英語を学ぶことができるでしょう。
ここまで読んでみていかがでしたでしょうか。やはりワーキングホリデーを成功させるためには、語学学校でしっかりと勉強することが鍵であることをわかっていただけたかと思います。
そこで、語学学校で短期間で効率的に勉強できる2か国留学という制度があるのをご存知ですか?
2か国留学というのは費用を抑えながら、ワーキングホリデーの仕事探しで役に立つ効率的な語学勉強ができる2か国留学という方法のことです。
最初に1か国目の国で短期集中で英語を徹底的に勉強します。ワーキングホリデーを始める前に英語力をしっかりと上げることで、その後2か国目のワーキングホリデーを始める際に、選べる仕事の幅を一気に広げることができます。
1か国目の国としては、フィリピンが留学先として人気になっており、マンツーマンレッスンなどでスピーキング力をみっちり特訓することができます。それだけでなく、ワーキングホリデー先の国の学費に比べ、費用を抑えながらコツコツ学ぶことができます。
2か国留学についてもっと知りたい方はコチラをご覧ください。
→ https://studyin.jp/two-countries
ワーキングホリデービザは、国によっては人生で一度のみしか取得できないという国もあります。
そのワーキングホリデーの時間を無駄にしないためにも、将来にこの経験を確実に生かすためにも、本当にご自分にあったプランをしっかり検討してから出発しましょう!
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