海外留学での不安要素にもなるその国の治安。カナダは治安がいいと有名ですが、それはなぜでしょうか。実際本当に治安がいいのでしょうか。カナダの治安について徹底解説します。カナダ留学を検討している人、すでにカナダ留学を控えている人はぜひ参考にしてください。
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さて、今回はカナダの治安についてお話ししたいと思います。
目次
海外留学で留学都市を選ぶとき、注目しなければならない点がその国の治安です。カナダ留学について情報収集していると、「カナダは治安がいい」という情報を目にすることが多いですよね。
カナダの治安がいいと言われる理由は、以下があげられます。
世界的なシンクタンク「Institute for Economics and Peace」が発表している「世界平和指数ランキング」があり、社会の安全や治安のよさ、国内外の紛争に関わる現状、軍事化などを評価しています。
このランキングでカナダは2022年に12位・2023年に11位を獲得しています。日本は2022年に10位・2023年に9位を獲得しており、しっかりと治安のよさがランキングに反映されていることが分かります。
このランキングだけでなく、治安を含めた評価をしている「世界の住みやすい都市ランキング」では、トロント・モントリオール・バンクーバーなどが上位にランクインする常連です。
カナダはアメリカと違って銃規制がされているので凶悪犯罪の発生が格段に少ないです。一般的に銃の携帯は認められておらず、軍・警察・司法関係など一部に限られています。
一般人が銃を所持するには規定のコースを受け、その後テストへの合格が必要です。日本と同様に簡単には銃が持てない点も、治安のよさに繋がっているはずです。
カナダの治安には、国民性も関係しています。カナダは多国籍国家のため、カナダ人は昔から他国の文化を受け入れる寛大な心を持っています。留学生にも同様に、街中で気軽に話かけてくれる人が多く、英語に慣れていない人に向けてゆっくりと話してくれる場面もあります。
穏やかな国民性が特徴なのも、カナダの治安のよさに繋がっています。
ここからは実際の情報をもとにカナダの治安について深堀していきます。カナダ留学を検討している人やすでに渡航を控えている人は、ぜひ参考にしてください。
カナダは治安がいいといっても、ランキングは日本より下です。実際にどんな犯罪が起こっているのか、詳しく解説します。
治安がいいと有名なカナダですが、外務省が発表している人口10万人あたりの犯罪認知件数を表した犯罪発生率は日本の約12倍です。犯罪発生率から見ると、日本ほど安全な国とは言えません。
しかし日本はトップレベルで治安のいい国なので、犯罪発生率約12倍という数字を過度に心配する必要はありません。同じく外務省が発表している渡航レベルは、カナダ全土でレベル0です。危険な国として認定されているほどではないので、カナダの犯罪概要をしっかり理解していれば防犯に繋がります。
冒頭で述べたように、カナダは銃規制がされています。そのため凶悪犯罪より軽犯罪の発生が多い傾向にあります。スリや盗難の発生が多く、レストランやカフェ・空港で荷物を近くの椅子に荷物を置いた隙・足元に置いた隙に盗まれることも少なくありません。凶悪になると、夜道に刃物で脅されて所持品を奪われる事件もあります。
カナダでは銃規制されているとはいえ、銃規制されていないアメリカと隣接している関係もあり銃の密輸や銃が使われる事件も発生してるのが現状です。日本ではまず銃を使った犯罪に巻き込まれることがないので恐怖を感じてしまいますが、銃を使って脅された場合は身の安全を第一です。抵抗は絶対にせず、金品を渡して立ち去らせる手段が無難と言えます。
銃と同様に日本にいるとほぼ無縁の大麻であるマリファナですが、カナダでは犯罪に巻き込まれる可能性があります。カナダではマリファナが法律で合法化されているため、簡単に入手できる環境です。そのため、現地で友達ができた場合に気軽に勧められてしまうことが予想できます。
しかしご存じのとおり日本では大麻を所持・栽培することは違法で、それが海外であっても犯罪になります。大麻は使うと記憶力・学習能力・人格などに悪影響を及ぼすことを理解し、大麻の誘いに乗らないよう注意してください。
カナダで発生する犯罪の中には性犯罪もあります。日本人は小柄が人が多いので、狙われやすいとも言われており、女性であれば力では適わないことがほとんとです。
さらにカナダは日本よりも同性愛者が多いとも言われているので、女性だけでなく男性も被害に遭ってしまう可能性があります。男女問わず、夜道や人気のない道は一人で歩かないようにしてください。
カナダは国土が広く、国内でも治安がいい都市とより注意が必要な都市が分かれます。全体的には治安がいいと言われていますが、都市ごとの治安情勢も把握しておきましょう。
トロントは、世界と比較しても強盗や殺人などの凶悪犯罪の発生件数が少なく、安定して治安がいい都市です。しかし大都市であることから、夜は大麻など麻薬の密売が行われているとも言われています。夜道を一人で歩かないことは防犯の基本ですが、夜の外出自体を避けた方が犯罪にも巻き込まれるリスクが減ります。
バンクーバーは富裕層が多く暮らしている都市でもあり、品格の高い人たちが住んでいます。そのため治安のよさが保たれており、トロントのように安定した治安と言えます。しかし少ながらず富裕層を狙った犯罪も発生するので、自分の所持品管理は徹底するようにしましょう。
モントリオールは英語とフランス語の二言語を公用語しています。そのため、言語トラブルが多く発生する都市です。フランス語を話す人から騙されたり、詐欺を受けたりすることも少なくありません。加えてスリやひったくりなどの軽犯罪も発生するため、治安には注意が必要な都市です。
基本穏やかな時間の流れが感じられ、治安にも安心できそうなビクトリア。しかし夜には酔っぱらいが増える街でもあり、酔っぱらい同士のケンカやトラブルが起こります。その中でスリやひったくりなどの軽犯罪に巻き込まれるケースがあるので、夜のビクトリアには十分に注意してください。
トラブルや犯罪に巻き込まれてしまうリスクのあるカナダ。万が一に備えて、緊急事態の対処法をチェックしておいてください。
カナダには緊急連絡先「911」があり、警察・救急・消防に対応しています。日本では警察と消防で電話番号が違いますが、カナダは統一して「911」です。
カナダ留学して間もない場合は、緊急事態に英語で現状を伝えるのは難しく、不安もありますよね。911では日本語通訳に代わってもらえる場合があるので、「Japanese speaker, please」=「日本語が話せる人をお願いします」と伝えてください。
通訳に代わってもらえなかった場合や英語への不安が強い場合は、各都市の在カナダ日本大使館へ連絡するのも方法のひとつです。渡航する都市の日本大使館は必ずチェックし、連絡先を控えておくようにしてください。
留学エージェントを通して留学する場合は、現地や緊急のサポートデスクへ連絡してください。必ず日本語通じる安心感がありますし、これからどうしたらいいか適切な指示でサポートしてくれます。
留学エージェントによっては24時間のサポートを行っていない場合もあり、留学エージェントを選ぶときの基準になります。我々StudyInでは、留学中はLINEにてコミュニケーションを取り、チャットやLINE電話から相談ができる体制を整えています。緊急時のサポートの充実度も重要な点です。
日本は世界的にも治安がいい国トップなので、日本の感覚のまま渡航してしまうと危機感が薄くトラブルや犯罪は巻き込まれてしまいます。留学エージェントのサポートや警察への連絡先を把握していても、まずは犯罪に巻き込まれないよう自分自身で防犯する必要があります。
カナダ留学へ渡航する前に、以下の点をしっかりと確認し自分の防犯意識を高めましょう。
カナダと日本で治安の違いにギャップを感じた方も多いはず。しかしカナダは世界的には治安のいい国として知られているので、これを理由にカナダ留学を諦める必要はありません。自分自身で危機管理をし、防犯対策を徹底して渡航しましょう。
留学エージェントのサポートとして、StudyInでは緊急時の連絡にも対応しています。StudyInは、渡航前だけでなく留学中のサポートにも力を入れているので、治安に不安な方もまずは一度StudyInにご相談ください。カナダのリアルな治安情勢から、StudyInでのサポートまでしっかりとご説明します。
最後に、私たちStudyInは、皆さんが留学という大きな一歩を踏み出すお手伝いをしたいと心から思っています。不安や疑問がある方も、ぜひお気軽にご相談ください。どんな小さなことでも、あなたの夢を叶えるために真摯にサポートいたします。
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