グローバル性が求められるこの時代。これから就職する方やキャリアアップのため転職を考える方に共通するのは英語力ですよね。そんな英語スキルの目安になるのがTOEICです。この記事でははじめてTOEICに興味を持った人にもわかりやすく、大手企業への就職・転職を目指すにはどの程度のスコアを目指せばいいのかを解説します。
就職や転職、昇進や昇級にも影響を与えるので高得点を取っておくと今後のキャリアが有利に!
就職活動前に向けて取得したい資格第一位もTOEICという結果が出ています。
ではなぜ「就活にTOEICのハイスコアは有利」といわれているのでしょうか。詳しく解説します。
TOEIC(トーイック)とはTest of English for International Communicationの略称で、英語を母語としない人のための「国際コミュ二ケーション英語能力テスト」です。アメリカの非営利テスト開発機関である Educational Testing Service(ETS)が開発・制作をして、日本では国際ビジネスコミュニケーション協会がTOEICテストの実施・運営を行っています。
就職活動・転職活動している方はもちろん、仕事に就くことを意識したことがあれば「大手企業への就職にはTOEICで高得点を取っておいた方が有利」と聞いたことがある方も多いはず。そもそもTOEICテストに合否はなく、リスニング100問・リーディング100問から成り10点から990点のスコアで採点されます。
TOEICではコミュニケーション英語を扱うため、TOEICがハイスコア=日常生活・ビジネスにおける英語力が高いという評価になるからです。大手企業は、海外支社や海外からのクライアントを相手にするシーンが多いです。より優秀な人材を採用するために、TOEICのスコアは人材評価の参考にしている企業がほとんどと言えます。
「就職には英語力が必要」「TOEICでハイスコアを持っておいたほうがいい」とよく聞くものの、実際の企業はどれほど英語力を必要としているのでしょうか。2,442社を対象に行った調査を元に解説します。
ご覧のように、8割以上の企業が英語力を求めていることが分かりました。さらに採用の審査にTOEICスコアを要件または参考にしている企業は約50%です。2社に1社はTOEICスコアを評価の一つにしており、英語力を求められている現状がよくわかります。
この調査では企業が求めるTOEICのスコアもアンケートを取っており、平均値は以下の結果となっています。
とにかくTOEICを何点取ればいいか知りたい!という方はお待たせしました。目指す目標に合わせて、スコアを参考にしてください。
TOEICスコアが600点以上は、日常会話ができるほどの英語力です。600点以下でも履歴書に書くことは可能ですが、500点台は凡庸なスコアです。そのスコアを履歴書に書いている人は全体的にも少なく、あまり好印象を与えません。600点以上で記載すると平均的な数値から頭一つ分出ているので、自分の強みとしてアピールができるスコアと言えるでしょう。
TOEICスコア700点以上はビジネスシーンで英語を問題なく使えるレベルです。ビジネス英語は日常会話より難しくなり、英語の書類や会議資料を扱う場面も多くなります。このスコアを持っていると競争率の高い大手企業では有利になります。
この点数は、英語のみで滞りなく仕事ができるレベルです。英語でやり取りや会議に参加できるだけでなく、専門外の内容も理解できるようになり意思疎通ができなければなりません。このスコアがあれば海外出張や海外赴任も視野に入れられるほどです。
実際にどのくらいのスコアがどのくらいの英語ができるレベルなのか分からない方も多いですよね。次で分かりやすく解説します。
TOEICスコアと英語レベルは以下を参考にしてください。
・400点~495点|初級下
≪英語で書かれた看板を見て理解できる≫
・500点~595点|初級上
≪英語で簡単な質問が理解できる≫
・600点~695点|中級下
≪英語のメモが理解できる、ゆっくりとしたスピードで話された場合の道順の説明が理解できる≫
・700点~795点|中級上
≪英語で書かれた社内文書や仕事の進め方について理解できる≫
・800~895点|上級下
≪Webから英語で書かれた情報の収集、同僚との議論を理解できる≫
・900点~990点|上級上
≪英語で書かれた高度な専門書を理解できる、ネイティブの議論を理解できる≫
・サムスン(採用基準)
・パナソニック(国際広報)
・野村ホールディングス(採用基準)
・富士通(海外出張基準)
・三菱商事(海外留学基準)
・NTTコミュニケーションズ(採用基準)
・LG電子(採用基準)
・HYUNDAI(採用基準)
・住友不動産(採用基準)
・野村不動産(採用基準)
・日立製作所(幹部候補基準)
・KDDI(昇進基準)
・マクドナルド(海外赴任基準)
・三井住友(総合職基準)
・丸紅(5年目基準)
・三井物産(3年目基準)
・三菱商事(課長基準)
・楽天(管理職基準)
・ユニリーバ(採用基準)
・ソフトバンク(採用基準)
・武田薬品(採用基準)
・住友商事(管理職、海外赴任基準)
・日本IBM(次長基準)
・双日(海外赴任基準)
・丸紅(海外赴任基準)
・三井物産(海外赴任基準)
・三菱商事(海外赴任基準)
・NTT東日本(採用基準)
・ファーストリテイリング(採用基準)
・三菱電機(採用基準)
・ヤマト運輸(採用基準)
・旭化成(採用基準)
・ブリジストン(採用基準)
・三菱自動車(事務職基準)
・伊藤忠商事(4年目、海外赴任基準)
・楽天(課長基準)
・キリンビール(事務、技術職基準)
・資生堂(海外赴任基準)
・みずほ証券(海外赴任基準)
・シャープ(海外赴任基準)
TOEICスコアの解説はいかがでしたでしょうか?大手企業への就職・転職を目指すなら最低でも600点、上を目指すなら700点以上は取っておきたいと感じますよね。
冒頭でもお伝えしましたが、TOEICは「国際コミュ二ケーション英語能力テスト」です。リアルな英会話を身に付けるなら、本場で学べる海外留学は必須です。しかし海外留学と言っても自分はどこへ留学するのがいいのか、費用はどのくらいかかるのか、など不安になることばかりのはず。そんな留学についての相談に乗ってくれるのが、留学エージェントの「StudyIn」です。コンサルタントは全員海外経験者で、親身に相談に乗ってくれると口コミ評価は抜群です。
大手企業への就職を目指したい方は、TOEICでハイスコアを目指すためにぜひ一度「StudyIn」へ海外留学の相談をしてみてください。必ずあなたの目標に合った最適な提案をしてくれます。
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