二カ国留学とはフィリピンの語学学校で勉強したあとワーホリや専門学校で他の国へ行くことで、費用を安くできたり色んな国へ行けるため人気の留学スタイルです。
僕はフィリピンのセブ島で3ヶ月勉強したあとカナダのトロントへ6ヶ月ワーホリで行きました。
この記事ではワーホリを意識したセブ島の留学に焦点を当てて体験談を書きました。
元々海外に興味があった僕はいくつかの国を旅行したことがあり、日本にはない文化や雰囲気を楽しんでいました。
しかし旅行でその国に滞在できるのはほんの数日だけ。
僕は旅行では経験することができない「生活」の部分に徐々に憧れるようになりました。
そこで海外で生活しながら働けるワーキングホリデーに挑戦しようと決意し、ワーホリ先はカナダのトロントに決めました。
よりトロントの生活を知るには現地の方と一緒に働ける、いわゆるローカルな仕事がしたいと思い、そのために英語力を身に着けるためワーキングホリデー
前に語学留学へ行くに至りました。
しっかり英語を勉強したい僕は敢えてスパルタの学校として有名なCebu Globalization ESL (CG)を選びました。
CGのカリキュラムはとても充実していて平日は外出禁止で8時から20時までみっちり勉強です。
週末は単語テストに合格しないと外出できず、みんな週末に出かけたいが為に必死に単語を覚えてテストに合格します。
一見きつそうに感じますが勉強する日と休日のメリハリをしっかり持つことで集中的に英語学習が出来たと感じています。
食事中と放課後以外はEnglish Only Policy(EOP)という英語以外の言語を使用禁止にするルールがあったため友達との会話もほとんど英語でした。
さらに留学生の国籍が主に韓国、日本、台湾、ベトナムで、EOP適応外の食事中や休日も、どの母国語に片寄ることなく英語が共通言語になったので英会話に最適な環境でした。
CGの授業は主にマンツーマンクラスとグループクラスで構成されています。
マンツーマンクラスでは生徒の要望に合わせて先生が授業を行ってくれるので、基本的に好きなことを勉強できます。
僕はスピーキング力を伸ばしたかったので会話を中心に先生からフィリピンの文化や歴史を教えてもらったり現地の人しか知らないお店や食べ物の情報を聞
いたりしてフィリピンの「生活」に触れることができ、ワーホリへのモチベーションも高まりました。
僕が海外の生活を知りたいように、マンツーマンの先生やグループクラスの他の国の留学生も日本について知りたい人が多く、たくさん質問されました。
単純に日本について知らなかったり、知っているけど英語で答えられないことが多く悔しい思いもしましたが、とにかく話して、わからない単語や表現があ
れば後で調べて、たくさん会話しました。
CGは国籍比率の豊かさやマンツーマンクラスのおかげでたくさん会話をすることが出来ました。
この「聞いて話す」英語力はのちのワーホリでとても役にたちました。
同じ週に入学した留学生をバッチメイトと呼び、僕のバッチメイトは主に韓国人でした。
無事に単語テストに受かったら週末はバッチメイトや他の友人とセブ島を観光しました。
CGの近くにあるバーへ行ったり大型ショッピングモールへ出かけたり。
さらに、フィリピンは約7000の島が集まった国なのでセブ島の周りにも日帰りで行ける島が多く、週末を利用して近くの島へ遊びに行くことも出来ました。
僕とバッチメイトの7人でセブ島の隣にあるボホール島へ行き、レンタルバギーで縦横無尽にチョコレートヒルズという場所を旅したのが思い出深いです。
元々海外の生活に興味があった僕はもちろんセブ島の生活にも興味を持ちました。
学校からは禁止されていたけど少し危険なローカルの街を歩いたり現地の主な移動手段であるジプニー(乗り合いタクシー的な)に乗ったりしてセブ島の
人がどのように暮らしているのか見ていました。
フィリピンのローカルフード、バロットも食べました。
味に関しては賛否両論ですが僕は「あれば食べる!」です(笑)。
僕は「TOEICで何点取る」といった目標は持っておらず、英語力の可視化は出来ないのですが、マインドが変わりました。
それは「英語はコミュニケーションのツールでしかない」ということです。
セブ島留学に行く前から大学で英語は勉強していたので最低限の意思疎通は出来ましたが、トロントで生活するのに通用するか不安はありました。
現に英語で誰かに話かけることはとても怖かったし抵抗もありました。
それは日本人の英語学習者によくある「間違えたら恥ずかしい」という気持ちが根底にあったのだと思います。
しかしCGで三ヵ月勉強して英語はあくまで意思疎通のための手段でしかなくて、上手く喋ることが目的ではないということに気づきました。
下手でも間違えても自分の気持ちや意見を相手に伝えることが大事なんだと気づき、英語を話すことでの抵抗はなくなりました。
この姿勢はトロントでのワーホリ生活中、仕事探しや友達をつくる際に活きました。
それはまた別の記事でお話します。
海外にたくさん友達が出来たこと、またその国の文化や歴史に興味を持ったことです。
CGにはフィリピンの先生と、留学生は韓国、台湾、ベトナムの人が多く、一度にこれほど多くの国の人が集まる環境は僕にとって初めてでした。
当然、生活する中で文化の違いも出てきますが、それは僕にとって歴史や文化を見つめなおす良い機会でした。
CGで韓国の友達ができるまでは韓国人は反日という偏見をもっていました(事実そう思う人もいるかもしれませんが)。
しかし、実際に何人もの韓国人の友達と会話をしていくうちに、日本が大好きで何回も日本を訪れたことがあるという人が多かったのです。
そんなことがきっかけでそもそも何故日韓はこんなにも政治上で揉めているのだろうと関心を持ち歴史を勉強するきっかけになりました。
今までは勉強というと退屈でつまらないものだと感じていましたが、今では勉強して自分の知見が広がっていくことが楽しくて、それに気づけただけでも僕
にとって大きな意味がありました。
そして何より「聞いて話す」英語力を身に着けられたこともフィリピン留学で得られた最も大きな成果です。
英語を喋れることで色んな国の人と交流ができるようになり、また、交流したいと思うようになりました。
二カ国留学の最初の国でフィリピンのCGで勉強して、これから英語という手段を使って、カナダのトロントでワーホリに挑戦する勇気を手にいれました。
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