結婚や仕事の本格化で自分のやりたかったことができなくなってしまう前に、転職のタイミングなどで海外生活の経験を求めてワーキングホリデーに行くという選択をしている人が増えてきています。行きたい気持ちはたくさんあるけれどやはり気になるのは資金の面ですよね。そんな方に、貯金額がそこまでなくても留学ローンを賢く利用してワーキングホリデーに行ける方法を紹介しちゃいます!
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さて、今回は留学ローンでいくワーキングホリデーについてお話ししたいと思います。
目次
留学ローンの解説をする前に、そもそもワーキングホリデーにはどのくらいの費用が必要なのかを知っておく必要があります。
一般的にワーキングホリデーにかかる予算は、100~200万円と言われています。しかし、滞在する予定の国によって物価や賃金などによって大きく異なります。
ワーホリ人気国であるオーストラリアを例にあげ、1年間滞在した場合の費用は以下となります。
航空券(往復) | 約15万円 |
ビザ申請料 | 約4万円 |
海外留学保険料 | 約20万円 |
学費(4ヶ月の場合) | 約45万円 |
滞在費(ホームステイ・1ヶ月) | 約10万円 |
滞在費(シェアハウス・11ヶ月) | 約55万円 |
生活費 | 約72万円 |
合計 | 約221万円 |
ワーホリは現地でアルバイトをして収入を得られるため、上記の金額をすべて日本で準備していく必要はありません。
日本で準備する「初期費用」として、出発前に必要な費用と渡航から約3ヶ月分ほどの生活費を準備しておきます。上記の金額から初期費用を算出すると、以下の通りです。
航空券(往復) | 約15万円 |
ビザ申請料 | 約4万円 |
海外留学保険料 | 約20万円 |
学費(4ヶ月の場合) | 約45万円 |
滞在費(ホームステイ・1ヶ月) | 約10万円 |
滞在費(シェアハウス・2ヶ月) | 約10万円 |
生活費(3ヶ月) | 約18万円 |
合計 | 約122万円 |
トータル費用の約半額までは減額しますが、決して安い金額ではありませんよね。ワーキングホリデーは18歳~30歳までという年齢制限もついているので、100万円以上ほどの貯金がない、もうこれから貯金しても間に合わない!という方もいるはずです。
そこで役立つのが「留学ローン」です。貯金がなくてもワーキングホリデーへ行ける方法を紹介します。
本来留学に行く方が勉強を目的として借りるローンである教育ローン、一般的にはワーキングホリデーでは借りることができない。と言われていますが、ワーキングホリデーに行く方でもこのローンを利用することができる場合があります。詳しくは後程紹介します!
・国の教育ローン
国の教育ローンは日本政策公庫(日本公庫)が取り扱っているローンです。返済期間も長く、教育ローンの中では一番低金利であり国が教育目的で運営していることが最大の特徴です。
留学関係で社会人が借りることのできるローンの中で最も好条件なのでまず最初にこのローンを利用することを検討するのが良いでしょう。
審査条件としては、
-申請者が安定した収入の持ち主であること
-現在の借り入れの状況が安定していること
-住宅ローン・公共料金の返済が滞っていないこと
-対象期間:3か月以上の留学
-金利:1.78%(固定)
-限度額:450万円
-返済期間:最長15年
-世帯年収の上限:子供の人数により異なる
・銀行の教育ローン
銀行の教育ローンは各銀行が取り扱っているローンです。銀行によって金利や返済期間は異なりますが大体4%前後が相場です。
国の教育ローンには劣るものの、フリーローンに比べて金利が低く、返済期間も長いので留学中に返済に追われる心配もありません。国の教育ローンの審査に通らなかった場合、もしくは出発までの日にちがそこまで長くない方はこちらのローンの検討をお勧めします。
審査条件としては、
-安定、継続した収入があること
-税金の延滞がないこと
-過去融資上の事故がなかったこと
-対象期間:3か月以上の留学
-金利:2.68%(標準)
-限度額:1000万
-返済期間:最長16年
-世帯年収の上限:子供の人数により異なる
ワーキングホリデー目的でローンを借りるとなると、様々な目的でお金を借りることができるフリーローン(多目的ローンとも呼ばれる)を利用することができます。ほとんどの銀行でこのローンを利用することができます。審査では主に返済能力を見られるため、
メリットとして挙げられるのは、借りることのできる額が10万円〜最大1000万円までと比較的大きいことです。また、カードローンと比べ、金利が4%〜と低めに設定されていることも良い点として挙げられますが、教育ローンと比べると少し高めです。
フリーローンは一度まとまった金額を借りた後は、その後すぐに月々の返済が始まります。そのため、ワーキングホリデー中返済を並行して行わなければならないところがデメリットとして挙げられます。
*例:三井住友銀行フリーローン
もう一つローンを借りる方法として、カードローンが挙げられます。カードローンは審査の時間がフリーローンにくらべて短く、窓口に直接行かなくてもよい場合もあるので多忙な人でも簡単に申し込むことができます。
メリットとして挙げられるのは、少額なら短い期間で借りて、返してを繰り返すことができるところです。しかし、デメリットとしてはカードローンは全体的に金利が高く、消費者金融のカードローンは特に高いことが挙げられます。
また、まとまった額を一度に借りるためには長期間カードを利用していることと信用を得ていることなどが条件となっているので、新しくカードを作る方やまだ作って間もない方は基本的には1度に大きな額を借りることができません。
*例:楽天銀行カードローン
ズバリ、賢く、費用も抑えられる方法は、最初の数か月は語学学校に通いながら教育ローンを借りて行くというプランです!
一般的にワーキングホリデーの目的で借りることができないといわれている教育ローンですが、最初の3、4か月語学学校に通うと、高い確率で借りることができます!その期間中に語学学校の学費や宿泊費などを利用目的として借りることができます。
教育ローンは社会人でも学生でも申し込むことができますし、金利も他に挙げたローンよりも低いです。フリーローンやカードローンとも違い、返済期間も長く、海外で生活している時間に返済に追われるような心配もありません。
このプランを考えている方はまず、国の機関である日本政策公庫が貸し出しをしている教育ローンに申し込みましょう。
-主な条件
成人して安定した収入があり、独立して生計を立てている方(学生の場合は親御様名義での申請となります)
-融資条件
3か月~1年海外の語学学校、短期大学又は大学に滞在する場合
-所得条件
上限は給与所得者(会社員など、勤務先から給与をもらっている方)の場合、子供1人790万、2人890万、3人990万、4人1090万、5人1190万となります。事業所得者(第一次産業にお勤めの方など、事業主の方)の場合590万。(特例もあります)下限は特になし。場合よってはローンを借りることができない場合もある。
-主な使い道
学校関係費(学費、入学費、テキスト代)・語学学校に通っている期間の生活費(アパート・マンションの敷金、家賃など)
申請者が安定した収入を得ていることが条件なので辞職して海外生活を始める予定の方は、仕事を辞める前に申し込む場合、審査自体も最短10日間ですが、入学シーズンには2,3か月かかるので早めに動き始めることをお勧めします。
また、もう辞職をしてしまった方や学生に関しては、返済能力を証明できる保証人を立てたり、家族の方の名義で借りることが必要になってくる場合もあります。募集人数が現在の学生なども含め多数いるので、審査に通らない場合も出てくるかもしれません。
もし国の教育ローンに申し込んで審査に通らなかった場合、次は金融機関の教育ローンに申し込んでみましょう。
国の教育ローンに比べ、少し金利は高くなってしまうものの、他のフリーローンなどに比べると圧倒的に好条件のローンとなっています。お住まいの地域によっても利用できる金融機関は異なりますが、今回は例としてその中でも好条件の大阪シティ信用金庫の教育ローンを紹介します。
-主な条件
成人して安定した収入がある大阪府、兵庫県、奈良県にお住まい又は勤務の方、
-融資条件
3か月~1年海外の語学学校、短期大学又は大学に滞在する場合
-主な使い道
学校関係費(寄付金、入学金、教材費など)・語学学校に通っている期間の生活費(交通費、アパート・マンションの礼金、敷金、家賃)
このローンはまず信用金庫に申し込みをした後に、しんきん保証基金という信用金庫専用の保証会社にて審査を行う形です。
基本的には審査条件は国の教育ローンとあまり変わりませんが、それに比べ甘く公共料金やカードローンの延滞をしていない限りはほとんどの場合通ることができます。
ワーキングホリデーに人気な国の最低賃金は以下のようになっています。 ワーキングホリデーに行く国や、現地での職場、役職によってもちろん賃金は異なりますが、最低賃金を参考に計算すれば収入の目安になりやすいでしょう。
オーストラリア AUS$18.29 約1592円
カナダ CA$10-13 約840円~1090円
ニュージーランド NZ$16.5 約1230円
イギリス Pond4‐7 約581円~1020円
一番費用を抑えて行けるワーキングホリデー先はカナダです。物価も地価も語学学校の学費も安く、飲食店であれば給与にプラスしてチップも稼げるため月20万円以上稼いでる留学生も多いです。
一番長く滞在できるワーキングホリデー先はオーストラリアです。農業を3ヶ月以上すると、セカンドビザといって2年目のワーホリビザを取得でき、さらに3ヶ月以上の農業をすると3年目のワーホリビザを取得できます。
オーストラリアは最長3年間ワーキングホリデーをすることができるので、そのまま現地に移住して就労ビザを狙うこともできますね!
やはりビザなどの延長が最もきくのはワーキングホリデーなので、国の教育ローンと金融機関の教育ローンに通らなかった方は、次の選択肢として比較的金利の低いフリーローンかカードローンを利用してワーキングホリデーに行くことをおすすめします。
しかし、フリーローンはリスクが高いローンです。
借りるとなると、海外滞在中に返済がすぐに始まり、さらに海外からの直接の返済ができないので、国内の口座にお金を入れておいて誰かに振り込みをしてもらうか、家族に月々の振り込みをたのまなくてはいけません。
現地到着後すぐに仕事探しを始めると考えると、最初の1か月の生活費や家賃はご自分で用意していただくことになりますが、その後9か月間フルタイムで働くと考えると週5日(週40時間)で月160時間働くことになります。
お手元に紙を用意してぜひ下のように計算してみてください。そのうえで借りる額に見合った金額を下記のように選ぶことをお勧めします。しかし、あくまでフリーローンもカードローンも金利は高く、リスクが高いローンとなっているので無理のない返済ができるようにじっくり考えましょう。
予算-(貯金+予想収入額)=借りる額で考えて、金額にあったローンを選びましょう
貯金よりも借りたい金額の方が小さく、さらに50万円以下の場合はカードローンを利用して、月々少しづつ借りて、少しづつ返済するというようなプランがお勧めです。
2.資金の内訳(貯金<借りる額)
資金を150万円と想定したとき、貯金よりも借りたい金額の方が大きく、借りる額が50万円以上の場合はフリーローンを利用して、最初にまとまった額を借り、ワーキングホリデーをしながら返済するというようなプランがお勧めです。
もっともっと費用を抑えて海外で生活したいという方で、英語の能力をもっと向上させたいという目的をお持ちの方には、思い切って語学留学に行くことをお勧めします。
語学留学という目的で海外に行くと、金融機関がやっている教育ローンでしたら、ほぼ確実に利用することができます。教育ローンの金利は比較的に低いので金利分の無駄なお金を抑えることができ、返済期間も留学期間も据置して帰国後からの返済をすることができるので負担も少なくできます。
また、学校に通いながら働くことができる国を選ぶと、収入も同時進行で入るのでうまく選べば、ワーキングホリデーよりも費用を抑えることができるのです。
語学学校に通う学生たちが取得する学生ビザで働ける国は英語圏だと主に4か国あり、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドなどが挙げられます。
滞在国は限られてしまいますが、平均してどこの国も1週間に最大で20時間ほど働くことができます。先ほど挙げた各国の最低賃金や、各国の物価を見ながら選ぶことをお勧めします。
やはり、ワーキングホリデーに行くなら、最初に数か月間語学学校に通うワーキングホリデーが1番お勧めです。
まず最初に教育ローンの借り入れを念頭に置いて資金プランを考えましょう。また、国の教育ローンなどは得に審査に時間がかかってしまうので準備などは早めに行うことを心掛けましょう。
審査に通らなかったり、語学学校に行く必要がなかったり、と教育ローンの借り入れの対象にならない方へ
海外滞在中に返済が発生する際には、ほとんどの銀行で海外からの直接の振り込み返済ができません。国内の口座からの振り込み、又は引き落としが一般的です。
そのため、海外から返済するとなると、日本の他の口座に一旦お金を入れてから、その口座から返済するような形になるので、海外送金手数料など無駄なお金がかかってしまいがちです。
そこで、送金で返済するよりは日本の口座から直接返済する方が手数料もかからなくて済むので、家族に毎月返済額を振り込んでもらう(月々の返済額は少なめなので比較的頼みやすいはずです。)
又は、国内の口座にまとまった返済額などを入れておき、月々引き落としという形にするなどといった無駄な手数料がかからないようにする工夫を事前に考えておきましょう。
あくまで金利の高いローンが多いので利用前にしっかりとご自分で時間をかけて金融機関やローンを選ぶことが大切です。
いかがだったでしょうか?今回の記事ではワーキングホリデーに関する留学ローンについてご紹介しました。
最後に、私たちStudyInは、皆さんが留学という大きな一歩を踏み出すお手伝いをしたいと心から思っています。不安や疑問がある方も、ぜひお気軽にご相談ください。どんな小さなことでも、あなたの夢を叶えるために真摯にサポートいたします。
時間がなく焦っている方も大丈夫です。これからの一歩が、未来への大きな一歩となるよう、私たちと一緒に準備を進めていきましょう。皆さんのご連絡を心よりお待ちしています。(下記からお選びください)
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