ワーキングホリデー(ワーホリ)で1年間滞在した場合の費用の例を解説します。
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さて、今回はワーキングホリデーの費用についてお話ししたいと思います。
ワーホリは、相手の国の文化や生活を理解する目的のため、その土地に一定期間滞在して旅行したり働いたりする制度のこと。ビザ申請時の年齢が18~30歳以下であれば参加できます。
ただし相手の国で働けるといっても、事前にお金の準備は必要です。
渡航時期や現地での過ごし方次第では、ワーホリにかかる費用を抑えることも可能です。
2022年4月現在、日本がワーキングホリデーの協定を結んでいる国(ワーキングホリデー協定国)のうち主要な4か国について、1年間滞在するときに必要となる費用をまとめました。
国名 | 支出 | 収入 | 費用の目安 |
---|---|---|---|
オーストラリア | 約 279万円 | 約 200万円 | 約 70万円 |
カナダ | 約 256万円 | 約 170万円 | 約 86万円 |
ニュージーランド | 約 306万円 | 約 170万円 | 約 136万円 |
イギリス | 約 364万円 | 約 180万円 | 約 184万円 |
※日本ワーキングホリデー協会「2018年度版 ワーホリの人気国ランキング発表! | TOKYO」より1~4位の国を選定
収入とは現地でアルバイトをすることによって得るお金を指しています。合計費用は、渡航前と渡航後にかかる支出から、現地でアルバイトをして得られる収入を引いたものです。
オーストラリアで1年間、ワーキングホリデーをするときにかかる費用に目安は約79万円です。週5日間のアルバイトで得られる約200万円の収入を減算しています。
航空券 | 約 10万円 |
---|---|
ビザ申請料 | 約 5万円 |
海外留学保険(1年間) | 約 20万円 |
語学学校の学費(3ヶ月) | 約 40万円 |
家賃 | 約 132万円 (約 11万円/月×12ヶ月) |
現地お小遣い(生活費) | 約 72万円 (約 6万円/月×12ヶ月) |
出費の合計 | 約 279万円 |
アルバイトによる収入 (週5日勤務の場合) | 約 200万円 |
合計 | 約 79万円 |
なお、オーストラリアは日本と比べると物価が高い傾向があります。具体的にどの程度の差があるかは時期にもよりますが、たとえば500mlペットボトルの水1本が約2~3豪ドル、日本円で約170~250円(※)です。
そのため、現地での家賃や生活費は、日本で同じ生活をする場合よりも高くなると見込んでおきましょう。シドニーやメルボルンなどの都市部に滞在する場合は、アルバイトなどでの収入を得る計画を事前に立てておいてもよいでしょう。
※参考:1豪ドル/93.99円(2022年4月時点)
カナダで1年間、ワーキングホリデーをするときにかかる費用の目安は約86万円です。週5日勤務で得られる約170万円の収入を減算しています。
航空券 | 約 12万円 |
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ビザ申請料 | 約 3万円 |
バイトメトリクス登録料 | 約 1万円 |
海外留学保険(1年間) | 約 20万円 |
語学学校の学費(3ヶ月) | 約 40万円 |
家賃 | 約 120万円 (約 10万円/月×12ヶ月) |
現地お小遣い(生活費) | 約 60万円 (約 5万円/月×12ヶ月) |
出費の合計 | 約 256万円 |
アルバイトによる収入 (週5日勤務の場合) | 約 170万円 |
合計 | 約 86万円 |
ニュージーランドで1年間、ワーキングホリデーをするときにかかる費用の目安は約136万円です。週5日勤務で得られる約170万円の収入を減算しています。
航空券 | 約 10万円 |
---|---|
ビザ申請料 | 0円 (ただし、国際観光税の支払いが必要) |
胸部レントゲンの費用 | 約 1万円 |
海外留学保険(1年間) | 約 20万円 |
語学学校の学費(3ヶ月) | 約 35万円 |
家賃 | 約 180万円 (約 15万円/月×12ヶ月) |
現地お小遣い(生活費) | 約 60万円 (約 5万円/月×12ヶ月) |
出費の合計 | 約 306万円 |
アルバイトによる収入 (週5日勤務の場合) | 約 170万円 |
合計 | 約 136万円 |
イギリスで1年間、ワーキングホリデーをするときにかかる費用は約364万円です。週5日勤務で得られる約180万円の収入を減算しています。
航空券 | 約 12万円 |
---|---|
ビザ申請料 | 約 4万円 |
IHS | 約 14万円 |
海外留学保険(1年間) | 約 20万円 |
語学学校の学費(3ヶ月) | 約 50万円 |
家賃 | 約 180万円 (約 15万円/月×12ヶ月) |
現地お小遣い(生活費) | 約 84万円 (約 7万円/月×12ヶ月) |
出費の合計 | 約 364万円 |
アルバイトによる収入 (週5日勤務の場合) | 約 180万円 |
合計 | 約 184万円 |
IHSとは「immigration health surcharge」の略称で、イギリスに6か月以上滞在する非EU国籍者がイギリス国内の国営医療サービスを利用するために支払わなければならない費用のことです。IHSはビザ申請料と一緒に、オンラインで支払います。
ワーキングホリデー ワーホリの費用を抑えるポイントは大きく2つあります。
航空券には、予約変更が可能な「OPEN航空券」と予約変更ができない「FIX航空券」があり、FIX航空券のほうが安い値段で購入できます。また渡航先の国ごとに航空券の値段が安い時期があるため、その時期に合わせて渡航時期を設定すれば、航空券にかかる費用を抑えられます。
たとえば、複数の航空券予約サイトにて確認したところ、オーストラリアとニュージーランドは6月、カナダは11月、イギリスは2月に航空券の値段が安くなる傾向がありました。
ただし、航空券の値段だけを見て渡航時期を決めると、現地の働き口が少ないシーズンにアルバイトを探さなければならないなど、別の問題が起こることも考えられます。航空券の値段と渡航先の事情をどちらも意識しつつ、総合的に判断した上で渡航時期を決めるのがいいでしょう。
生活費を抑えることも、現地での費用を抑えるために有効です。たとえば、外食は自炊に比べると費用が高くなるので、生活費を抑えたいのであれば毎日の食事はなるべく自分で作ることをおすすめします。
また、アパートの部屋を借りて一人で住むよりも、複数人と一つの住居を共有する「シェアハウス(フラットシェア)」に住んだほうが家賃は安くなる傾向があります。
最後に、私たちStudyInは、皆さんが留学という大きな一歩を踏み出すお手伝いをしたいと心から思っています。不安や疑問がある方も、ぜひお気軽にご相談ください。どんな小さなことでも、あなたの夢を叶えるために真摯にサポートいたします。
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