美容師として働くワーキングホリデー｜資格や人気国・費用まで徹底解説

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さて、今回は美容師として働くワーキングホリデーについてお話ししたいと思います。 

ワーキングホリデーとは、自国以外の文化を体験しながら休暇を楽しむことを目的として海外に滞在でき、滞在費を補うために就労が許可された留学プログラムです。観光・就学も許可されているため、とても自由度の高い留学が叶うのが魅力です。

ワーホリは、協定を結んだ国へしか渡航ができず、すべての国で利用できる留学ではありません。1980年に日本とオーストラリア間でワーホリが始まって以降、現在日本は以下30ヶ国もの国と協定を結んでいます。

国によって対象年齢や滞在可能期間・就学可能期間・就労可能期間が異なるので、国選びの前にあらかじめチェックしておきましょう。

ワーホリを利用するには、ワーキングホリデービザが必要となります。同じ国で複数回ワーホリビザを申請することはできず、1ヵ国1回までとなっています。違う国であれば、国籍や年齢などの条件を満たしていればビザを取得できます。

ワーホリでは、日本食レストランやカフェなどの飲食店で働くケースが多いですが、専門職の資格や経験があるとワーホリでも活かせる武器になります。

専門職は、ネイリストやマッサージセラピストなどが挙げられますが、ここでは「美容師」にスポットライトを当て、美容師としてワーホリで働く方法を解説していきます。

日本では、美容師として働く場合に国家資格の美容師免許が必要ですよね。海外では、現地の免許は必要なく、日本の美容師免許があればそのまま働ける国があります。

カナダでは州によって条件が異なっており、ワーホリ人気都市でもあるトロントは、日本の美容師免許があればそのまま仕事に就くことができます。

また、オーストラリアも日本の美容師免許があれば働けますし、ヨーロッパやアジアの国でも現地で資格を取得しなくていい国が多いです。

一方で、近年人気を高めている韓国では、日本の美容師免許では現地で働けません。韓国語での美容師国家資格を取得する必要があり、日本と同様に筆記と実技の試験を受験なければなりません。

韓国のように、現地の美容師資格取得を目指す方法もありますが、ワーホリ前は試験を受けられるほどの語学力を身に付けている人が多いとは言えないので、現実的には日本で美容師免許を取得する方法が効率的です。

日本の美容師国家試験を受験するには、厚生労働大臣または都道府県知事の指定した美容専門学校で、昼間課程であれば2年以上・通信課程であれば3年以上の課程を修了する必要があります。

受験資格を取得し、学科試験と実技試験を合格して美容師国家資格の取得を目指してください。

美容師免許を取得したら、ワーホリ前に日本で実務経験を積んでおくと、現地でより仕事が見つかりやすくなります。日本では、アシスタントを経てスタイリストになるステップがありますが、海外ではこのステップを踏んでいる国はまだ少ないです。現地で面接を受けて採用されたら、すぐにスタイリストとして働くことになるケースも多いため、渡航時のスキルが問われます。

海外では、日本ではあまりオーダーされないデザイン性のあるカラーリングや仕事終わりにシャンプー・ブローだけをオーダーされるケースもあります。

渡航前にしっかりと日本で実務経験を積んでおけば、仕事探しや業務にもスキルを活かせるでしょう。

職種にこだわらなければ、語学力が低くても日本食レストランやホテルの清掃などの仕事が見つけられますが、美容師は必ず接客を伴うため語学力は必須です。お客様へメニューの説明や要望を聞き取りしたり、スタッフとのコミュニケーションや情報交換をしたりするため、中級～上級レベルの語学力を求められます。

ワーホリでは、ほとんどの方が最初の数ヶ月間語学学校へ通います。3ヶ月ほど語学学校に通えば、日常会話レベルまで話せるになりますが、美容院で使う専門用語は学べません。語学学校への通学もおすすめしていますが、日本を出発する前や現地での自己学習も欠かせません。

ワーホリで美容師として働きたい方にとって、現地でどれくらい稼げるかは重要なポイントですよね。お給料が安い仕事では、仕事に魅力があっても生活が苦しくなってしまいます。美容師として働くワーホリのお給料事情を解説していきます。

お給料の形態は国や都市によって異なりますが、大きく2つのタイプに分けられます。

ひとつめのタイプは、日本の会社員のように定められた固定給で働く「雇用型」です。日本では固定で月給が定められている場合が多いですが、ワーホリでアルバイトとして雇用されるケースが多いため、月給ではなく時給が一般的です。

雇用型は、自分が働いた分お給料に反映されるため、毎月一定時間シフトに入っていれば安定したお給料をもらえます。

ふたつめのタイプは、フリーランスと呼ばれる「コミッション型」です。コミッション型では、自分の売り上げに対して、決められたパーセンテージ分のお給料がもらえます。いわゆる、出来高払い・歩合給です。

自分のスキル次第では雇用型よりも稼げますが、自分にお客さんが付いていない段階ではなかなか十分がお給料がもらえない可能性があります。海外滞在中に安定したお給料をもらいたい場合は、雇用型のサロンを選ぶことをおすすめします。

ワーホリ人気国で美容師として働いた場合、平均年収は以下の通りです。

※2024年10月30日現在のレートで換算

上記に加え、カナダやイギリスにはチップ制度があります。チップの相場は総額に対して10～20％なので、雇用型のサロンもコミッション型のサロンも、チップがあればさらにもらえるお給料がアップします。

メニューによっては、すでにサービス料が含まれていてチップがもらえない場合もありますが、チップ制度がある国を選ぶのも、美容師としてしっかり稼いでいくひとつの方法です。

お給料事情が分かったところで、実際に海外で美容師として働く場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

ここでは、1年間カナダでワーホリをした場合を例に、収入を踏まえたトータル費用の一例を紹介します。

ワーホリへ行くほとんどの方は、渡航後数ヶ月間語学学校に通い、最初はホームステイに滞在します。今回紹介する費用でも、3ヶ月間語学学校に通ってから仕事を開始するプログラムで算出しています。

また仕事については、スタイリストの平均年収を参考に、フルタイムで働いて月給40万円ほど収入を得た場合を想定しています。

いかかでしょうか。トータル費用と収入を併せても、約130万円ほどのプラスとなる計算です。海外での美容師は、しっかりと稼げることが分かりますよね。

十分な収入を得るために、資格はもちろん、スキルや語学力を身に付けてから仕事に挑めるよう準備していきましょう。

美容師として働くワーホリについて解説しましたが、「本当に仕事が見るかるのか」「本当に十分に収入を得られるのか」と不安が残る方もいますよね。より詳しい情報は、StudyInの無料ワーホリ説明会でご案内しています。

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最後に、私たちStudyInは、皆さんが留学という大きな一歩を踏み出すお手伝いをしたいと心から思っています。不安や疑問がある方も、ぜひお気軽にご相談ください。どんな小さなことでも、あなたの夢を叶えるために真摯にサポートいたします。

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