語学学校に通いながらアルバイトもできるワーホリは、自由度の高い留学ができるとして人気を集めています。しかし、ワーホリは誰でも利用できる留学ではありません。留学できる国が限られており、それぞれに条件もあります。とくにワーホリの条件としてよく目にするのは「30歳までの留学」という点。本記事では、ワーホリの年齢制限について詳しく解説しています。年齢制限なしの国はあるのか、「35歳まで引き上げ」の情報についても徹底解説します。
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さて、今回はワーキングホリデーの年齢制限についてお話ししたいと思います。
ワーキングホリデーとは、他国の文化を体験し、休暇を楽しむことを目的とした留学で、留学中は観光・就学・就労が許可されています。最長1〜3年海外へ滞在でき、長期滞在の期間、生活費を補うためにもアルバイトができるのが特徴です。
ワーホリは、対象国が限定されており、協定を結んだ国にのみ留学できます。1980年に日本とオーストラリア間でワーホリが始まって以降、現在日本は29ヶ国もの国々と協定を結んでいます。
対象国が限られるだけでなく、国によって滞在可能期間・就学可能期間・就労可能期間も異なります。ワーホリの対象国および、それぞれの期間は以下の通りです。
渡航できる国 | 滞在できる期間 | 就学できる期間 | 就労できる期間 |
オーストラリア | 3年 | 4ヶ月 | 同一雇用主の下では6ヶ月まで |
ニュージーランド | 1年3ヶ月 | 6ヶ月 | 上限なし |
カナダ | 1年 | 6ヶ月 | 上限なし |
韓国 | 1年 | 上限なし | 上限なし |
フランス | 1年 | 上限なし | 上限なし |
ドイツ | 1年 | 上限なし | 上限なし |
イギリス | 2年 | 上限なし | 上限なし |
アイルランド | 1年 | 明記なし | 1週間で最大39時間まで |
デンマーク | 1年 | 明記なし | 6ヶ月 |
台湾 | 360日 | 明記なし | 明記なし |
香港 | 1年 | 6ヶ月以内 | 同一雇用主の下では6ヶ月まで |
ノルウェー | 1年 | 3ヶ月未満 | 同一雇用主の下では6ヶ月未満 |
ポーランド | 1年 | 上限なし | 上限なし |
ポルトガル | 1年 | 明記なし | 明記なし |
スロバキア | 1年 | 明記なし | 明記なし |
オーストリア | 1年 | 明記なし | 明記なし |
ハンガリー | ビザ発給から1年 | 明記なし | 明記なし |
スペイン | 1年 | 明記なし | 明記なし |
アルゼンチン | 1年 | 明記なし | 明記なし |
チェコ | ビザ発給から1年 | 明記なし | 明記なし |
チリ | 2年 | 明記なし | 明記なし |
アイスランド | 1年 | 明記なし | 明記なし |
リトアニア | 1年 | 明記なし | 明記なし |
スウェーデン | 1年 | 明記なし | 明記なし |
エストニア | 1年 | 明記なし | 明記なし |
オランダ | 1年 | 明記なし | 明記なしだが、年間で同一雇用主の下では働けない |
ウルグアイ | 1年 | 明記なし | 明記なし |
フィンランド | ビザ発給から1年 | 明記なし | 明記なし |
ラトビア | 1年 | 明記なし | 明記なし |
ワーホリで留学する際は、ワーキングホリデービザの取得が必要です。同じ国で2回以上ワーホリビザを申請することはできず、1ヵ国1回しか留学できません。違う国であれば、各国の条件を満たしていれば新たにワーホリビザを取得し留学できます。
ワーホリを検討していても、まずは自分が利用できる条件に当てはまっている必要があります。年齢制限はあるのか、さらに年齢制限以外の条件も詳しく解説します。
ワーホリは、すべての国で年齢制限が設けられています。一般的には18〜30歳の国がほとんどで、この年齢はワーホリビザ申請時の年齢が対象です。
渡航できる国 | ビザ申請できる年齢制限 |
オーストラリア | 18~30歳 |
ニュージーランド | 18~30歳 |
カナダ | 18~30歳 |
韓国 | 18~30歳 |
フランス | 18~29歳 |
ドイツ | 18~30歳 |
イギリス | 18~30歳 |
アイルランド | 18~30歳 |
デンマーク | 18~30歳 |
台湾 | 18~30歳 |
香港 | 18~30歳 |
ノルウェー | 18~30歳 |
ポーランド | 18~30歳 |
ポルトガル | 18~30歳 |
スロバキア | 18~30歳 |
オーストリア | 18~30歳 |
ハンガリー | 18~30歳 |
スペイン | 18~30歳 |
アルゼンチン | 18~30歳 |
チェコ | 18~30歳 |
チリ | 18~30歳 |
アイスランド | 18~26歳 |
リトアニア | 18~30歳 |
スウェーデン | 18~30歳 |
エストニア | 18~30歳 |
オランダ | 18~30歳 |
ウルグアイ | 18~30歳 |
フィンランド | 18~30歳 |
ラトビア | 18~30歳 |
ワーホリビザの年齢制限は、ビザ申請の年齢が対象のため、18歳を迎えた誕生日から31歳(国によっては26歳や29歳)を迎える誕生日の前日までは申請が可能です。現地への渡航自体は、ビザの有効期限内であれば年齢制限を越えていても問題ありません。
ワーキングホリデービザの有効期限は、基本的にビザ発給から最長12ヶ月です。そのため、仕事や自身の都合などでどうしても31歳で渡航したい場合は、30歳のうちにワーホリビザを取得し31歳で渡航することが可能です。
ワーホリに参加するために必要不可欠なワーホリビザ。ビザ取得には、年齢制限以外にも以下の条件があります。
ひとつでも条件を満たしていないとビザを取得できないので、自分が条件を満たせているか事前にチェックしておきましょう。
また、「ビザ」と聞くと申請が複雑で難しいイメージを持っていませんか。間違えず申請できるか不安になったり、面倒に感じたりする方も多いかと思いますが、StudyInのサポートを活用いただければビザ申請の心配は不要です。
StudyInでは、無料でオンラインのワーホリ説明会を行っており、そこで不安に思っていることや疑問を持っていることをご相談していただけます。ビザの申請方法をご説明や代理店の紹介も行っているので、ぜひワーホリ説明会で詳しいご案内をお聞きください。
前述したように、ワーホリではすべての国で年齢制限を設けているため、残念ながら年制制限のない国はありません。では、なぜワーホリは年制制限を設けているのか、考えられる理由は以下の2点があげられます。
ワーホリは、冒頭で解説したように休暇を楽しむことを目的としていますが、その対象は「青少年」としています。休暇のうちに、青少年が他国で文化交流や国際交流・キャリア形成を促進するために観光・就学・就労が許可されているのです。
青少年の範囲をどの年齢と解釈するかは難しい部分ではありますが、「青少年」と謡っていることから30歳以下の年齢制限を設けていると考えられます。
日本では、2022年に成人年齢を20歳から18歳とする民法が改正されたことは記憶にも新しいはず。まだ「18歳から成人」であることにピンと来ない方も多いかもしれませんが、海外では18歳から成人とする国が多い傾向にあります。
ワーホリの協定国でも18歳から成人としている国が多く、このような国際情勢も年齢制限に影響していると考えられます。
解説したように、ワーホリには年齢制限があり大半の国では18〜30歳が対象です。結論から述べると、対象年齢外ではビザの申請ができないため、40代や50代以上でワーホリを利用することはできません。
しかし、ワーホリの対象年齢を過ぎてしまっても、海外で働く方法はいくつかあります。今回は代表的な2つの方法を紹介します。
海外留学を検討したことのある方は、「学生ビザ」というビザを聞いたことがある方も多いはず。学生ビザという名前もあって、「学生だけしか使えないのではないか」「学生ビザこそ年齢制限があるのではないか」と思われることが多いですが、基本的に学生ビザは年齢の上限はありません。
学生ビザは語学留学をする方が多く使うビザですが、ビザの内容は国ごとに異なります。国によっては就労が許可されているビザがあり、31歳以上の人でも現地で語学を学びながらアルバイトが可能なビザの一種です。
学生ビザで就労できる国の一部を、以下で紹介します。
国 | 学生ビザで働ける上限 |
アメリカ | 原則就労は禁止 ただしキャンパス内でのアルバイトは週20時間まで可能 |
カナダ | 原則就労は禁止 ただし高校・大学・大学院に正規在籍する場合は週20時間まで可能 |
オーストラリア | 2週間に40時間まで可能 (休暇中はフルタイムで可能) |
マルタ | 1週間に20時間まで可能 (休暇中はフルタイムで可能) |
ニュージーランド | 1週間に20時間まで可能 (休暇中はフルタイムで可能) |
上記のように、学生ビザで就労する場合は細かく制限が設けられているケースがほとんどです。渡航を検討している国のビザ内容をしっかりと調べてから留学先を選びましょう。
カナダのみに限定されますが、学校に通いながら就労できる留学プログラムのひとつに「Coop留学」があります。Coop留学とは学生ビザを持ちながらアルバイトができる留学で、有給インターンが組み込まれているため現地で収入を得られる留学です。
Coop留学は学生ビザを利用するため、ビザ取得に年齢の上限がありません。
滞在期間中は、英語学習・カレッジで専門分野の学習・有給インターンで構成されるのがCoop留学の特徴です。ワーホリとの違いは、専門分野の学習が決められている点と、有給インターンではカレッジ期間に学んだ専門分野のみに限定される点です。
就ける職業が限られてしまうものの、専門分野を学んで働けるので、日本へ帰国してからのキャリアに繋がる経験が積めるのは大きなメリットです。さらに最初は語学学習も可能なので、語学に不安のある方も安心して渡航できます。
またインターン期間以外に、カレッジ期間にもアルバイトが可能です。1週間に20時間まで働くことができ、アルバイトでは職業に制限はありません。
渡航先がカナダのみに限られますが、、ワーホリとは違った特徴が多く魅力のある留学プログラムです。
ワーホリはすべての国で年齢制限が設けられているため、時間が限られている貴重な留学です。さらに1ヶ国1回までしかワーホリビザを取得できないので、その国へワーホリ留学できるのは人生で1度限りのチャンスです。
人生で1度のチャンスと思うと、実のある留学にするためにはどうしたらいいか不安がたくさんある方も多いはず。本気でワーホリに挑戦をしたい方・ワーホリで失敗をしたくない方は、まずStudyInの「ワーホリ説明会」へご参加ください。
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最後に、私たちStudyInは、皆さんが留学という大きな一歩を踏み出すお手伝いをしたいと心から思っています。不安や疑問がある方も、ぜひお気軽にご相談ください。どんな小さなことでも、あなたの夢を叶えるために真摯にサポートいたします。
時間がなく焦っている方も大丈夫です。これからの一歩が、未来への大きな一歩となるよう、私たちと一緒に準備を進めていきましょう。皆さんのご連絡を心よりお待ちしています。(下記からお選びください)
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