カナダ留学のeTAってなに？必要な人や申請方法を徹底解説

　日本では査証と呼ばれるビザ。ビザを発給された人が入国しても問題のない人物であること・その人が所持する旅券が有効であることを証明します。

国によっては「ビザ免除国」があり、日本国民が不法滞在などの問題行動をしないと信頼してくれている国であれば、定められた期間・条件内はビザなしでの入国・滞在が認められています。

カナダもビザ免除国のひとつで、入国から6ヶ月以内の滞在であればビザは不要です。

　カナダ留学について調べていると、「eTA（イータ）」というワードを目にしますよね。eTA（イータ）について詳しく解説します。

短期留学での滞在は、観光ビザや学生ビザを使って入国・滞在する印象がありますよね。カナダはビザ免除国のため、6ヶ月以内の滞在かつ目的が観光・短期留学または知人や親族の訪問であれば、ビザがなくても入国・滞在できます。

ビザの代わりに必要なのが、eTA（イータ）と呼ばれる「電子渡航認証」です。電子渡航認証とは、ビザ免除国から飛行機でカナダへ入国する場合に必要になります。eTAはパスポートに紐づけられるため、日本出国時やカナダでの入国審査でパスポートを提示すると、有効なeTAを所持しているかチェックされます。

eTAは申請完了から最長５年間の有効期限があり、有効期限内であれば何度でもカナダへ入国できます。ただし、一度の滞在は６ヶ月までです。

観光ビザの代わりにeTAの申請をするので、実質観光ビザとeTAにはさほど違いはありません。eTAと観光ビザ・学生ビザとの違いは以下になります。

ビザ発給期間に関しては、外務省の公式HPでは「通常申請受理の翌日から起算して5業務日」と記載されているものの、実際には1ヶ月以上かかります。eTAはオンラインで申請するだけなので、ビザの発給を待つ必要はありません。

カナダ移民局のサイトでは、ビザ審査に要する期間の統計を確認できます。
ビザ審査にかかる期間をチェックできる移民局のサイトはこちら 

学生ビザでの就労条件が気になる方は、以下の記事をチェックしてみてください。

カナダ留学のビザ事情を徹底解説！オンライン申請から必要書類まで紹介

eTAが必要な人は、ビザ免除国の国籍を持つ旅行者であることが大前提です。ビザ免除国以外の国籍を持っている人は、基本的に観光ビザや学生ビザなど、目的に合ったビザを申請する必要があります。

さらにカナダへの入国経路が空路であること、カナダの空港で乗り継ぎする人であることがあげられます。車・バス・鉄道・クルーズシップを含むを船でカナダへ入国する人は、eTAの申請は必要ありません。

eTAが必要な人をまとめると、以下になります。

• ビザ免除国の国籍を持つ（該当する国を確認する）
• 飛行機（空路）でカナダへ入国する
• カナダでの滞在は6ヶ月以内
• 滞在目的は観光・短期留学・就学・知人や親族の訪問
• 就労しない

　eTAの申請について、手順・記入例・必要なものを詳しく解説します。

eTAの申請は、カナダ移民局のサイトからオンラインで行います。細かい申請の手順は以下になります。

1. eTA申請サイトへアクセスする
2. 必要事項を入力する
3. 申請内容に同意し署名する
4. クレジットカードを登録して申請料を支払う
5. 申請完了のメールが届く
6. 申請完了から72時間以内に渡航許可通知が届く

申請に問題がなければ、申請完了までにかかる時間は約5分程度です。しかし、申請内容によっては追加の資料提出を求められる場合があります。承認まで数日かかる可能性もあるので、日にちに余裕を持ってeTAの申請を行ってください。

申請にあたっての必要事項は、次で詳しく解説します。

必要事項の入力では、間違った内容を入力していないかと不安になりますよね。eTAがないと留学できないと思うと、その不安はより大きくなるはず。

しかしeTAの申請サイトでは、日本語での記入方法が説明されています。留学前に申請するため、まだ英語に不慣れの方が多いことが予想されますが、英語に自信のない方でもスムーズに申請を進められます。

それでも不安のある方向けに、必要事項の記入例を以下で紹介します。

パスポートは情報入力に使いますが、必要書類として提出はしないためスキャンデータとして用意する必要はありません。

eTAの有効期限は最長5年ですが、その間先にパスポートの有効期限が切れる場合は、eTAもパスポートの期限と同じ日が有効期限となります。パスポートを新しく申請したら、eTAも再申請が必要です。

eTAの申請には、申請料として7CAD（約770円）が必要です。申請料の支払いは、クレジットカードのみで対応しています。 

 ※2024年2月2日のレート、1CAD＝約109円で換算 

申請手順の「5.申請完了のメールが届く」において、Eメールアドレスの登録が必要です。有効なEメールアドレスを準備してください。

　6ヶ月以内のカナダ短期留学に必要なeTA。今までeTAというワードは聞いたことがあっても、何のことか分からなかった方や、申請方法が分からなかった方も、本記事で解消されたでしょうか。

しかし、eTAの申請は留学に必ず必要なため、自分だけで申請するのは不安もありますよね。留学の不安は、留学エージェント・StudyInにお任せください。StudyInではビザの代理申請はできませんが、おすすめのサイトをご紹介したり、大変信頼のおける代理店をご紹介することができます。

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