カナダ留学で「失礼な人」だと思われたくないあなたへ。本記事では年間5000人をサポートするStudyInが、チップの計算方法からホームステイでの心得、うっかり言いがちなNGな話題まで、知っておくべき必須マナーを徹底解説。文化の違いを理解し、最高の人間関係を築くための秘訣をお伝えします。
いよいよ始まる、憧れのカナダ留学。
新しい生活への期待に胸を膨ませる一方で、
「現地の人たちと、うまくやっていけるかな…」
「失礼なことをして、嫌われたりしないかな…」
ホストファミリーや新しい友達の顔を思い浮かべ、そんな不安が心をよぎることはありませんか?
その気持ち、とてもよく分かります。言葉の壁以上に、文化やマナーの違いは、時として大きな誤解を生んでしまうことがあります。
こんにちは!年間5,000人以上の留学・ワーホリをサポートするStudyInです。私たちは、皆さんが現地で最高の人間関係を築けるよう、出発前に必ず「文化とマナー」についてもお話ししています。
この記事では、そんな多くの先輩たちの経験に基づき、カナダで「素敵だな」と思われる人が自然に実践している必須マナーを、具体的なシーンと共に徹底解説します。
これは、あなたをルールで縛るための記事ではありません。文化の違いを楽しみ、自信を持ってコミュニケーションをとるための、心のお守りのようなガイドです。
読み終える頃には、マナーへの不安が「現地の人と話すのが楽しみ!」というワクワクに変わっているはずです。
【目次】
個別のマナーを知る前に、カナダという国の根底に流れる「大切な考え方」を知っておきましょう。それは「多様性へのリスペクト(尊敬)」です。
カナダは「モザイク国家」と呼ばれるほど、世界中から来た移民で成り立っています。
様々な人種、宗教、文化背景を持つ人々が、お互いの違いを認め合い、尊重し合うことを大切にしています。
これからご紹介するマナーの多くは、この「相手へのリスペクト」という考え方に基づいています。
まずは、明日からすぐに使える、カナダの日常生活に根付いた基本的なマナーです。これらを意識するだけで、あなたの印象は格段に良くなります。
建物に出入りする際、自分が通った後、すぐ後ろに人がいたら、ドアを手で押さえて次の人が通るのを待ってあげるのが一般的です。これは男女関係なく、ごく自然に行われる親切の連鎖です。
バスを降りる時に運転手さんに「Thank you!」、人と肩がぶつかったらすぐに「Sorry!」。
カナダ人は、感謝と謝罪の言葉を非常に頻繁に、そして気軽に使います。「言い過ぎかな?」と思うくらいが、ちょうど良いかもしれません。
他人との物理的な距離感を大切にします。列に並ぶ時や会話の際、日本での感覚より少し広め(腕一本分くらい)のスペースを空けることを意識しましょう。
日本では手で口を覆うのが一般的ですが、カナダでは手でモノに触れる機会が多いため、ウイルスを広げないように、腕を曲げて肘の内側で口や鼻を覆うのがマナーとされています。
もちろん紳士的な振る舞いは好まれますが、過剰なレディーファーストは、時に「女性をか弱い存在として特別扱いしている」と受け取られる可能性も。男女平等が浸透しているため、性別に関わらず、全ての人に敬意を払う姿勢が大切です。
日本人にとって最大の難関とも言えるのが「チップ」の文化です。でも、安心してください。一度ルールを覚えれば、もう迷うことはありません。
ここでは、チップの基本的な考え方から、具体的な払い方まで解説します。
カナダでは、サービス業のスタッフの給料は、チップ収入があることを前提に設定されています。そのため、チップは「心付け」というより、「質の良いサービスに対する正当な対価」という考え方が一般的です。
シーン | チップの相場 | 計算方法・渡し方 |
レストラン/カフェ(テーブルサービス) | 税抜きの合計金額の15%〜20% | 会計時、カード決済端末にチップのパーセンテージ(15%, 18%, 20%など)を入力する画面が表示されます。 現金の場合は、お釣りをテーブルに残します。 |
フードコート/ファストフード | 基本不要 | カウンターで注文・受け取りをするセルフサービス形式のお店では、チップは不要です。 レジ横のチップジャーに小銭を入れる人もいます。 |
タクシー | 料金の10%〜15% | 料金を支払う際に、上乗せして支払います。 「Keep the change.(お釣りは取っておいて)」と言うのもスマートです。 |
ホテル | 1〜2ドル | 荷物を運んでくれたポーターや、部屋を掃除してくれたハウスキーパーに、感謝の気持ちとして枕元などに置きます。 |
ヘアサロン | 料金の10%〜15% | 担当してくれた美容師さん個人に渡すのが一般的です。 |
留学生活の基盤となるホームステイ。ホストファミリーと良好な関係を築くための、大切な心得をご紹介します。
カナダでは、節水意識が高い家庭が多く、タンクにお湯を貯める方式が一般的なため、一度に使えるお湯の量に限りがあります。
そのため、シャワーは10分以内で済ませるのが暗黙のルール。最初に「シャワーは何分くらい使っていい?」と聞いておくと、とても喜ばれます。
自分の部屋の掃除や洗濯はもちろん、食事が終わったら「May I help you?(何か手伝いましょうか?)」と声をかけ、食器を運んだり洗ったりする姿勢を見せましょう。「お客様」ではなく、「家族の一員」として行動することが大切です。
夕食の時間や門限、友人を家に呼んで良いかなど、家庭ごとのルールは様々です。最初にしっかりと確認し、それを守ることが信頼関係の第一歩です。
夕食が不要な日や、帰りが遅くなる日は、必ず事前にメッセージなどで連絡を入れましょう。日本の家族に対するのと同じ、当たり前の気遣いが大切です。
リビングで顔を合わせたら、挨拶だけでなく「How was your day?(今日はどんな一日だった?)」と声をかけてみましょう。つたない英語でも、一生懸懸命コミュニケーションをとろうとする姿勢が、ファミリーの心を動かします。
マナーも大切ですが、それ以前に、あなたと相性の良いホストファミリーに出会えるかどうかが、留学生活の満足度を大きく左右します。
私たちStudyInは、長年の経験から、家柄、家族構成、趣味、アレルギーの有無まで、厳しい基準をクリアした、信頼できるホストファミリーだけを皆さんにご紹介しています。
さらに、出発前には「ホストファミリーと良い関係を築くためのオリエンテーション」も実施。文化の違いによるすれ違いを防ぎ、あなたが安心して飛び込める環境を整えます。
最高の「カナダの家族」を、私たちと一緒に見つけませんか?
フレンドリーなカナダ人ですが、会話の中にもデリケートな話題や、避けるべき表現があります。
ここでは、特に注意したい3つのポイントを解説します。
日本では雑談のきっかけになりがちなこれらの話題も、カナダでは非常にプライベートな質問と見なされ、相手を不快にさせてしまうことがあります。
多文化国家だからこそ、政治や宗教に関する考え方は人それぞれです。深い信頼関係が築けるまでは、自分からこれらの話題に踏み込むのは避けましょう。
「カナダってアメリカの州の一つだと思ってた!」といった発言は、多くのカナダ人が最も嫌うジョークの一つです。カナダは、アメリカとは異なる独自の歴史と文化を持つ、独立した国であるという敬意を忘れないようにしましょう。
最後に、カナダのマナーに関してよくある質問にお答えします。
A. カナダは非常にカジュアルな国なので、TPOをわきまえていれば、服装で堅苦しく考える必要はほとんどありません。
ただし、高級なレストランに行く際は、少しドレッシーな服装(スマートカジュアル)を心がけると良いでしょう。また、教会や寺院など宗教的な施設を訪れる際は、過度な露出は避けるのがマナーです。
A. 日本人ほど分単位で厳しいわけではありませんが、ビジネスの場や、友人との待ち合わせなど、約束の時間は守るのが基本的なマナーです。
遅れる場合は、日本と同じように、事前にメッセージで連絡を入れるのが礼儀です。
A. もちろんです!
カナダでは、お店に入ると店員さんが "How are you doing?" と気軽に声をかけてくることがよくあります。これは「何かお探しですか?」というニュアンスも含まれています。
黙って会釈するだけでなく、"I'm good, thanks! Just looking." (元気だよ、ありがとう!見ているだけです) のように、笑顔で返事をすると、とても良いコミュニケーションになります。
ここまで、カナダ留学で知っておきたい様々なマナーについて解説してきました。
たくさんのルールがあって大変だと感じたかもしれませんが、根底にあるのは「相手を尊重し、気持ちよく過ごせるように配慮する」という、世界共通のシンプルな思いやり精神です。
マナーは、あなたを縛る窮屈なルールではありません。 文化の違う人々と心を通わせ、信頼関係を築くための、最高のコミュニケーションツールなのです。
この記事で得た知識を「お守り」に、自信を持ってカナダでの新しい出会いを楽しんでください。 私たちStudyInは、あなたの留学が、学びだけでなく、人との繋がりにおいても、人生最高の経験となるよう、全力でサポートします。
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