バンクーバーにある主要な大学や語学学校、カレッジをご紹介します。学校が用意するカリキュラムのほか、英語力の基準や滞在にかかる予算、卒業時の就労ビザの取得可否なども、留学先を選ぶポイントです。
大学名 | 特徴 |
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ブリティッシュコロンビア大学 | ブリティッシュコロンビア大学は、バンクーバーとバンクーバーの南西ケロウナにある公立の大学です。2022年6月時点でバンクーバーキャンパス・ケロウナキャンパスともに留学生比率は20%以上。これまでに160か国からの留学生の受け入れ実績がある、国際色豊かな環境を特徴としています。 |
サイモンフレーザー大学 | サイモンフレーザー大学は、バンクーバー郊外の都市バーナビーに位置する公立の大学です。バンクーバーとサレーにもキャンパスがあり、ビジネス、応用化学、芸術、コミュニケーションなど幅広い分野の学部が用意されています。サイモンフレーザー大学へ進学できる「FRASER INTERNATIONAL COLLEGE」という語学学校を併設しています。 |
バンクーバーアイランド大学 | バンクーバーアイランド大学は、ブリティッシュコロンビア州ナナイモに位置する公立の大学です。サティフィケート課程・ディプロマ課程・学士課程などから幅広い分野のプログラムを学べます。ハイキングや学生主導のイベントなど、学生向けのアクティビティも豊富です。 |
カレッジ名 | 特徴 |
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VanWest College | VanWest College(バンウェストカレッジ)は、英語力の向上を目指す厳しい学習環境が特徴の私立カレッジです。大学進学向けのコースとしては、4年制のヨークビル大学編入コースと、その他の提携大学・カレッジへの入学に必要な英語力を身に付けられるコース(EAP)が提供されています。 ヨークビル大学編入コースでは、英語力に加えて、ビジネスコミュニケーションなど実務に役立つスキルも身に付けられます。修了後にはヨークビル大学の経営学部に編入でき、その際30単位を移行可能です。 EAPコースでは、所定の英語レベルに到達すれば、ヨークビル大学以外の12の提携大学・カレッジへ進学できます。提携先はいずれもバンクーバー近郊にキャンパスがあります。 |
Tamwood Careers | Tamwood Careers(タムウッド・キャリアズ)では、大学進学をサポートするコースとして「アカデミックパスウェイ」と「ESL パスウェイ」が提供されています。どちらのコースも開始日が毎月設定されているため、コースの開始待ちの期間が短く済むのが特徴です。 アカデミックパスウェイには国際ビジネスやデジタルマーケティングなど11種類のプログラムがあります。各プログラムを修了すると、キャラピノ大学、ロイヤルローズ大学などカナダ国内の7つの大学・カレッジへの編入が可能です。 ESLパスウェイでは、大学入学や入学後の学習に必要な英語力を身に付けられます。 |
SELC Career College | SELC Career College(セルクキャリアカレッジ)は、バンクーバーの中心地ガスタウンに位置する私立カレッジです。ビジネス系・ホスピタリティ系などの専門知識とスキルを学ぶプログラムや、特定のプログラムを修了することで提携大学に入学できるパスウェイプログラムを提供しています。 パスウェイプログラムでは、ブリティッシュ コロンビア工科大学やフェアリーディキンソン大学など5つの大学・カレッジから進学先を選べます。 |
CICCC(Cornerstone International Community College of Canada) | CICCC(コーナーストーンカレッジ)は、専門知識・スキルを学んだうえでインターンができるDiplomaプログラムを提供している私立カレッジです。各コース・プログラムは午前・午後・夜の3パターンから時間帯を選べます。 また、カスタマーサービス系ではTOEIC650点程度の英語力で受講できるプログラムもあり、入学のハードルが低いのもポイントです。 |
ILAC International College | ILAC International Collegeは、現地企業でのインターンを含むビジネス系のプログラムを提供する私立カレッジです。提携大学・カレッジとの単位互換プログラムも用意されており、所定のプログラムで取得した単位の一部を提携先の単位に変換できます。 200以上の現地企業と提携してインターン先を100%保証しているため、留学期間中に必ず現地での就労経験を積めるのが特徴です。 単位互換プログラムを利用する場合は、ダグラスカレッジ、バンクーバーコミュニティカレッジなど6つの提携先へ、ILAC International Collegeで取得した単位を活かして編入できます。 |
コンコーディア国際大学 | コンコーディア国際大学は、2002年設立のオンラインカレッジです。2年間で海外の4年制大学卒業時と同様の学位(バチェラーズディグリー)を取得できる「トップアッププログラム」を特徴としています。 初年度はカナダで講義を受けたうえで有給インターンの経験を積み、 2年目にはイギリス、ニュージーランド、アイルランド、スイスのいずれかの大学に編入する流れが一般的です。 また、オンラインカレッジなので、「1年目は日本で授業を受け2年目だけ現地で学ぶ」など、予算やニーズに応じて柔軟に留学プランを立てられます。 |
バンクーバーの語学学校の多くは、大学進学コースを開講しています。大学進学コースでは、大学に入学するために必要な英語力を身に付けたり、出願手続きのサポートを受けたりできます。
コースを修了すると、大学出願時に必要とされているTOEFLやIELTSなどのスコア提出が免除されるのが一般的です。
語学学校名 | 特徴 |
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ILACバンクーバー | ILACバンクーバーは、カナダ全土の大学・カレッジに展開されており、多くの選択肢から進路を選べます。 ILACで大学進学コース(ユニバーシティ パスウェイ プログラム)を受講するには、入学時のテストで上級レベル以上(IELTS4.5~5以上に相当)の英語力が必要です。入学時の英語力が中級レベル以下の場合は一般英語コースからのスタートになりますが、上級レベルに達したら大学進学コースに移れます。 一般英語コースと大学進学コースの学費は同じなので、途中でコースを移っても追加料金はかかりません。 |
ILSCバンクーバー | ILSCバンクーバーでは、一般英語やビジネス英語などの語学コースと、提携大学・カレッジへの進学に必要な英語力を身に付けるユニバーシティパスウェイなどのコースが提供されています。いずれのコースも、「週に何時間の授業を受けるか」を決めたら、その中で受講する科目は自分で選べるのが特徴です。 ユニバーシティパスウェイで選べる科目は、アカデミックライティングやパブリック スピーキング、国際時事問題などです。科目選択にあたっては、ユニバーシティパスウェイアドバイザーが個々人に必要な科目をアドバイスしてくれます。 |
ECバンクーバー校 | ECバンクーバー校は、日本人比率は15%と低めです。 1クラスの人数も15人前後なので、日本人の少ない環境かつ小規模なクラスで、先生からの細やかな指導が期待できます。 また、会話セッションやヨガ、サッカーなどの課外活動も用意されており、他の留学生と交流する機会も得やすい環境です。 |
Global College | Global Collegeは「パワースピーキングトレーニングプログラム(PST)」と呼ばれる、スピーキング重視のプログラムを特徴とする語学学校です。大学進学コースにあたるプログラムは用意されていませんが、アカデミックレベルの英語学習にも対応しています。 PSTでは、プレゼンテーションやディベート、インタビューなどの選択科目が用意されていて、より実践的なスピーキングの力を身に付けられます。また、「correction sheets(修正シート)」で文法の間違いなどを先生から個別に指導してもらえるので、会話力だけでなく総合的な英語力の向上も期待できます。 |
ELS Vancouver | ELS Vancouverはアメリカを中心に展開する語学学校です。北米で600以上の大学・カレッジとの提携があり、カナダだけでなくアメリカの大学も進学先として選べるのが特徴です。 ELSのインテンシブ英語プログラムでマスターレベルを修了すると、提携先への入学に必要な英語力を証明するものとして認められる修了証明書が発行されます。 インテンシブ英語プログラムで学べる内容には、パブリックスピーキングやノートの取り方なども含まれるため、大学進学後にも役立つスキルを身につけられます。 |
LABバンクーバー | LABバンクーバーは100以上の国から留学生が集まる、国際色豊かな語学学校です。一般英語コースのほかに、アカデミック英語コースや英語コースとカレッジの授業がセットになった「English Plus - College Certificate」コースなどが提供されています。 「English Plus - College Certificate」コースでは、一般英語コースもしくはアカデミック英語コースで英語力を高めたあとに、カレッジの応用芸術分野の4コース(12単位)を履修できます。実際にカレッジに通う大学生と一緒に授業を受けられるので、語学学校に通っている間に進学後の雰囲気を体験できます。取得した単位はそのままカレッジの特定のコースへの移行も可能です。 |
KAPLANバンクーバー | KAPLANははアメリカ・イギリス・カナダ・アイルランドで250以上の大学との提携があり、大学進学に定評がある語学学校です。 KAPLANバンクーバー校では、大学進学を目指す留学生向けに「海外大学出願サポート」というサービスを提供しています。サービスを利用すると、入学時の英語レベルをもとにおすすめの大学や英語コースを提案してもらったうえで、出願に必要な申請書類の作成の手伝いや大学見学の手配などのサービスを受けられます。 |
LSIバンクーバー校 | LSIは、一般英語コースやアカデミックコース、パスウェイプログラムに加えて、特定のキャリアのための英語コースや少人数やマンツーマンでのレッスンを選べるプレミアムコースなど、多彩なコース設定が特徴です。 LSIのパスウェイプログラムは最短12週間、最長で48週間まで受講できるので、大学進学に向けてじっくり腰を据えて英語力を付けられます。 また、特定のキャリアのための英語コースでは、法律や医療、航空分野の英語などを選択でき、語学学校卒業後のキャリアに必要な英語に特化して学べるのもポイントです。 |
Canadian College of English Language | Canadian College of English Languageはカレッジ併設の語学学校です。コースによって、週18コマ、週28コマ、週38コマの最大3パターンからタイムテーブルがあり、ニーズに合わせて学校に通う時間を調整できます。 Canadian College of English Language には「SMRT YEAR(スマートイヤー)」という仕組みがあります。一般英語、大学進学準備など4つのコースで申込期間内に規定の英語レベルに達すると、追加料金なしで併設のカレッジへ編入が可能です。 |
カナダの高等教育機関には、大学(university)とカレッジ(college)があります。このなかで学士号や修士号を取得できるのは大学のみ。バンクーバーとその近郊には10以上の大学があるので、学位の取得が目的なら、その中から入学校を選ぶ必要があります。
自分の英語力で入学要件をクリアできるかどうかが、大学を選ぶときのポイントのひとつです。具体的な基準は学校によりますが、IELTSで6.5以上、TOEFL iBTで80~90以上に相当する英語力が求められます。
大学や学部によって学費に幅があり、バンクーバーにある大学の中でも年間500万円以上の差になるケースもあります。
そのため学費が予算内に収まるかどうかや、希望に合った滞在先を確保しやすいかどうかも、学校を選ぶときに見ておきたいポイントです。
バンクーバーでは大学在学中は、学生寮やホームステイ、賃貸アパートなどの滞在が一般的です。一人部屋もしくはルームシェアの学生寮が用意されている大学が多いですが、入寮に条件があるケースや、最初の1年間しか学生寮に入る権利が保障されていないこともあります。
自分で滞在先を探さなければならない場合に、どこまでサポートしてもらえるかは大学次第です。
「Post-graduation work permit(ポスグラ)」は、カナダの就労ビザの一種です。ポスグラを取得すると、修了したプログラムに応じて8か月~3年間の就労が許可されます。
大学卒業後にカナダで働いてみたい方や将来的にカナダに永住したい方は、ポスグラ申請も視野に入れて大学やプログラムを選ぶのがおすすめです。
ポスグラを申請できるのは、カナダの公立大学・カレッジを卒業した場合、もしくは私立大学・カレッジで一部のポスグラ申請可能なプログラムを修了した場合に限られます。
バンクーバーにも公立大学と私立大学があり、公立大学ではプログラムを問わずポスグラの申請が可能です。一方、私立大学でポスグラを申請できるのは、経営学やコンピューターサイエンスなど、各大学で指定された一部の学士・修士・博士のみです。
ポスグラを申請できる大学やプログラムはカナダ政府ホームページの「Designated learning institutions list」で調べられます。
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