フィリピンには200校以上の語学学校があり、その中から自分が行く学校を選ぶのは大変ですよね。今回は、本気で英語力を伸ばしたいと思っている方に向けて、語学学校の選び方をご紹介します。本気でフィリピン留学する人向けに、本当に英語力を上げられる学校選びのポイントとおすすめの学校の詳細について解説します。
目次
フィリピンは留学する国としても大変人気なので、たくさんの語学学校があります。フィリピン全体で200校・セブ島だけでも70校も語学学校があります。その中でどのようにして語学学校を選んでいけばよいのでしょうか?
一般的には、留学にかかる費用・スパルタ校かノンスパルタ校などの校風・日本人スタッフがいるかどうかで選ぶことが多いです。
しかし一般的な基準で学校を選んでも、実際にフィリピン留学したときに「こんなはずじゃなかった!」と、フィリピン留学が失敗に終わってしまう場合があります。
本気でフィリピン留学をして、英語力向上の目標を達成したいのであれば、一般的な基準だけで学校選びをするのは落とし穴です。
フィリピンの語学学校を選ぶときに、学校選びの基準にならないポイントを紹介します。
結論から言えば、スパルタ校だからといって著しく英語力が伸びるわけではありません。日本人スタッフの有無や費用面でも、留学の内容に大きな差は生じません。以下で詳しく解説します。
フィリピンの語学学校の相場は、おおよそ1ヶ月(4週間)で約15~20万円です。この金額は、各校で大きな差は生まれません。
学校間で入学金・授業料・滞在費を含めた費用に差が生まれない理由は、費用が安すぎると「何か問題があるのではないか?」と疑われ、逆に高すぎても「フィリピンでなぜ高額なのか?」と敬遠されるからです。こうした理由から、どこの学校でも平均的な金額に抑えられており、他校と大きな差が生まれないよう価格を調整しています。
「1万円や千円単位で少しでも留学費用を抑えたい!」という気持ちがない限り、費用ではなく授業内容や施設環境で学校を選ぶことをおすすめします。
フィリピン留学では、スパルタ校やノンスパルタ校といった語学学校の種類があります。スパルタ校は門限や英語以外話すのは禁止など、厳しいルールのある学習環境が特徴です。一方でノンスパルタ校は、校則などのルールが少なく自由度の高い校風の学校です。
厳しい学習環境であるスパルタ校であれば、自然と英語力が向上すると考えている人も多いかもしれません。しかし実際は、厳しいスパルタ校だから英語力が伸びるというわけではありません。
スパルタ校で長時間勉強に費やしても、講師の質が良くなければ英語力が向上は難しいです。講師の質がよくない学校を選んでしまうと、質のいい授業が受けられず効率よく英語学習ができません。
また、留学中には授業時間以外にも、自由時間や休みの日に英語を話すことで学習効果が大きくなっていきます。しかし国籍比率が偏っている語学学校を選んでしまうと、授業時間外で英語を話す機会がないため、学習効果が薄くなります。
日本人スタッフがいる学校を希望する方も多いですが、フィリピンの語学学校のうち日本人スタッフまたは日本語が話せるスタッフが駐在している学校は8割~9割あります。
したがって、日本人スタッフの有無は学校を選ぶときの大きなポイントにはなりません。基本的にはどこの学校でも、コース変更や部屋変更・病気になったときには日本語で対応してくれるスタッフがいると安心して問題ありません。
フィリピンの語学学校を選ぶ際には、「国籍比率」「点数保証コースの有無」「生活環境」を判断基準にするのが、フィリピン留学を成功させるコツです。それぞれのチェックすべきポイントや、講師の質が高い学校の見分け方について解説します。
生徒の国籍比率は、授業中・授業外の使用言語に直結します。フィリピンの語学学校は、主に韓国資本と日本資本との2つの系列に分けられ、一般的に日本資本の学校には日本人が、韓国資本の学校には韓国人が多く在籍します。
国籍比率に偏りがある学校は、国籍を超えたコミュニケーションが発生せず、日常生活で英語を話す機会が減ってしまいます。例えば、単純に日本人比率が低いという理由で韓国資本の学校を選んでしまうと、実際には韓国人同士で集まってしまい、英語で会話をする機会が少なくなる可能性があります。
し日本人や韓国人が多すぎず、日本・韓国・中国・東南アジア各国からの生徒がバランス良く在籍していることが、国籍比率を考える上で最も重要なポイントです。国籍がバランス良く分散していることで、自然と共通言語が英語に限定されるので、日常生活の中でリスニング・スピーキング能力をしっかりと向上させることができます。
語学学校では、国籍比率を公開している学校があります。目安として、日本人・韓国人ともに国籍比率が35%~40%以下の学校を選ぶようにしましょう。
フィリピンにとって英語は第二言語です。そのため、語学学校の講師としてしっかりとした教育を受けていないと、英語を正しい文法で使えない人もいます。講師の質は重要なポイントですが、実際のところインターネットに出ている情報だけで語学学校の良し悪しや講師の質を判断するのは難しいですよね。
見分けるポイントは語学学校のコースです。試験対策コースがあり、IELTSやTOEFLの点数保証コースを用意している学校なら、しっかりと文法も教えられるレベルの高い講師がいることが期待できます。点数保証がされていることで、フィリピン留学を無駄にせずスキルアップに繋げられることもメリットです。
日本ではTOEICの点数を重視しがちですが、IELTSやTOEFLはライティングやスピーキングも試験内容に含まれるため、TOEICよりも難易度が高いテストです。
点数保証コースとは、一定期間で目標スコアに到達しなかった場合、目標スコアに到達するまでの授業料を学校側が負担するコースを指します(部屋代・生活費・ビザ代は自己負担)。
したがってIELTSやTOEFLといった難易度の高いテストの点数保証コースを用意している学校では、ライティングやスピーキング、そしてその土台となる文法も正確に教えられる講師を採用している可能性が高いです。
なお、初心者の方は基礎的なコースから受講し、慣れてきたらTOEICコースや、IELTSコースに変更しましょう。TOEICの点数を上げたい方でも、IELTSコースでスピーキングやライティングも含めて勉強することで、相乗効果でTOEICの点数も上がりやすくなりますよ。
TOEFLは大学進学を想定して作られているため、テスト内容や語彙が学術的になりがちです。具体的なTOEFL目標スコアがなく、むしろTOEICの点数を重視する場合には、語彙やテスト内容の親和性が高いIELTSコースを選ぶと良いでしょう。
日本に帰宅したあとTOEICの点数を本気で上げたい方は、IELTSの点数保証コースが用意されている語学学校がおすすめです。
英語力を伸ばしたい人は、安心して勉強に集中できる環境を整えることも重要です。本気で英語を勉強したい人は、平均1~2ヶ月・長い方だと3ヶ月以上も語学学校で学ぶことになります。ただでさえ日本を離れて慣れていない環境に滞在するので、過ごしにくい環境はよりストレスが溜まりやすくなります。
場合によっては長期滞在になるからこそ、日々の食事や寮の環境、そして滞在する地域の治安にも気を付けましょう。以下では、安心してフィリピンに滞在するために知っておきたいポイントをご紹介します。
英語を本気で勉強したい方は韓国資本の学校を選ぶ傾向がありますが、韓国系の学校の懸念点として挙げられるのが食事です。韓国人比率が高い学校に行くと、毎日の食事が韓国料理ばかりでストレスを感じてしまう人もいます。
食事面でストレスを感じること無く、毎日の勉強に集中するためにも、国籍比率のバランスが良い学校を選ぶようにしましょう。生徒の国籍バランスが取れている学校では、メニューの傾向が偏るとクレームに繋がるため、各国の料理をバランス良く提供しています。
個室の勉強スペースを確保したい方は一人部屋を選びましょう。しかし、金銭的な問題で個室を選べない方は、自習室の有無を確認するのをおすすめします。
フィリピン留学では主に3人部屋を選択される方が多いですが、予習・復習を集中して行うためにも、自習スペースをしっかりと確保できる学校を選びましょう。
学校を選ぶ際には、なるべく郊外ではなく街の中心地にある学校を選ぶようにしましょう。ショッピングモールや人通りの多い場所の方が、街灯や人目もあるので治安が良い傾向があります。
それに対して、郊外の方は街灯や人の往来が少ないので、スリやひったくりに遭う危険性が高まります。セブ島含め、フィリピン全体で盗難に遭うリスクはあるので、なるべく治安の良い街中の学校を選びましょう。
本気で英語力を上げたい人の場合、費用や日本人スタッフの有無ではなく、国籍比率(日常生活で使用する言語)・点数保証コースの有無(講師の質)・生活環境の3つの基準で学校を選ぶことをおすすめしました。
それでは、実際にフィリピンの語学学校でこの基準を満たしている学校はどこなのでしょうか。
ここでは2つの語学学校を紹介します。初心者の方はもちろんのこと、既にTOEIC800点程度の英語力があって海外の大学への正規入学を目指している方でも、さらに英語力を向上させることが期待できます。
まず、CIAは日本人比率が30%、韓国人比率が30%と低いだけではなく、台湾・ベトナム・中国・中東など様々な国の生徒が在籍しているため、国籍バランスは全く問題ありません。国籍バランスが良いからこそ、普段のコミュニケーションも英語で行われ、食事面でも国籍関係なく好まれる料理を提供しています。
また、IELTSの点数保証コースが用意されていることもあり、質の高い講師を採用しています。さらに、CIAは2003年の創立から10年以上続いている学校だからこそ、在籍期間の長いベテラン講師がいるほか、その蓄積されたノウハウを教師間で常に共有し、教えあう文化があります。先生同士で教え合う勉強会は月に一度は行われており、講師の技量向上に力を入れていると言えるでしょう。
なお、CIAはJセンター・モールが徒歩5分圏内にあり、セブ島の中で治安の良い場所に立地しています。広い自習室も用意されているので、勉強に集中して取り組める環境が整っていますよ。CIAの詳しい学校情報については、こちらを参考にしてください。
SMEAGクラッシックも、CIAと同様にIELTSの点数保証コースが用意されています。また、講師同士で授業を見せ合って、ノウハウを共有する仕組みがあります。
講師の質が高いことが期待されるのは勿論のこと、SMEAGクラッシックではセブ地域で唯一IELTSテストの公式試験会場に選ばれているという特徴があります。
各コースを受講した後にすぐ現地で試験を受けたい場合、学校が公認試験会場になっていると慣れた環境で安心してテストに臨めるため、IELTS受験を検討している方にはSMEAGクラッシックは特におすすめですよ。
また、国籍比率も韓国人40%・日本人25%・台湾人10%であるほか、中国・ベトナム・ロシア・中東からバランス良く生徒が集まっています。立地に関しても、大きなショッピングモール(SMモール・アヤラモール)の中間地点に位置し、夜間は校舎の周囲を警察官が巡回しているため治安の面でも問題ないでしょう。
SMEAGクラッシックの学校詳細については、こちらを参考にしてください。
本気で英語力を上げたい人の場合、費用や日本人スタッフの有無ではなく、国籍比率(日常生活で使用する言語)・点数保証コースの有無(講師の質)・生活環境の3つの基準で学校を選びましょう。
語学学校のより詳細な情報について知りたい場合は、現地視察を繰り返している留学コンサルタントへの相談をおすすめします。留学エージェント・StudyInでは、情報をお伝えするだけでなく、海外経験のある留学コンサルタントがあなたの留学目標に合ったフィリピン留学を提案します。
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