「日本では経験することのできない海外特有の農業を体験してみたい!」
「ワーキングホリデーとして、英語を勉強しながら農業で働きたい!」と思ったことはありませんか?
そのような方に向けて、ワーキングホリデーとその他の方法で海外で「農学」を学ぶ選択肢をご紹介していきます。
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さて、今回はワーキングホリデーのファームステイについてお話ししたいと思います。
ワーキングホリデーとは、日本と協定を結んだ国・地域の青少年に対し、お互いに休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度です。この制度を使うと、就学・労働・観光全てを経験することができます。他の一般的な留学と比べて大きく違うのが「 労働 」が可能な点です。これにより、海外での生活費を海外で得ることが可能になっています。
しかし、特別な制度のため何点かの制限がかかります。代表的なものは、18~30歳までという年齢制限。また、国同士の協定制度なので、行ける国は協定を結んだ26ヶ国(2023年12月現在)という国制限もあります。ファームステイ(農業系のワーキングホリデー)を意識する方に特に気をつけていただきたいのは、農業大国「アメリカ」に行くことができないことです。
しかし、オーストラリアやニュージーランド、カナダやイギリスなどに行きたいという方にはおすすめです。「学べて稼げて遊べる」という、ここまで自由度の高いものは他にはありません。
現在(2023年12月)行ける国は下記の26カ国です。
※各国年齢制限や期間の制限等があります。コロナの影響等もあるため、詳細は必ずエージェントに確認するようにしましょう。
自分が行きたい国について情報を集めていきましょう!また、1つの国に対して人生で一度しか使うことができない事もワーキングホリデーの特徴です。
特に外国の農場・牧場に長期間滞在して農業生活を体験することを「ファームステイ」と言います。
があり、それぞれ特徴があります。
観光型とも言われ、滞在期間が短くて、ファーム生活を「体験」するプログラムです。リフレッシュ目的や、大自然・動物とのふれあいを目的としている方におすすめです。
ファームで、仕事をする代わりに滞在費や食費が無料になるというプログラムです。ボランティアのような位置付けで約半日週5日ホストである農家さんたちを手伝うことにより、持続可能な農業について学べます。現地の人と関わりたい人におすすめです。
働くことによって、給料をもらうタイプのプログラムです。ただし、その分労働がキツくなりスキルが必要になる場合もあります。このタイプを選ぶ場合はしっかりとした事前情報を集めて、自分にあった農業タイプか給料が合っているかなどしっかり確認しておく必要があります。留学中の生活費の負担を減らしたい人におすすめです。
農業組織が提供しているプログラムです。お金を払って農業をしながら海外で経験を得ることができます。全てプログラムが組まれているので、安心な旅をしたい人におすすめです。
ファームステイにおすすめの国をいくつかご紹介します。
羊・農業大国として知られている国です。特に酪農に力を入れており、ニュージーランドの人口の約10倍の家畜を保有していると言われています。世界各国から「農業留学」をする人が多く、初心者でも気軽に行けるおすすめな国の一つです。
日本の約20倍ある国土面積の5割以上が農用地の放牧・農業大国です。主な農作物は牛肉、小麦、羊肉、乳製品、羊毛、綿花などです。労働型で体験してみたい人には特におすすめの国です。
パースなどで農業を経験したり、馬ファームでのステイや果樹園などの豊富な選択肢があることが魅力です。国土の広いカナダ各地に受け入れ先ホストがあるので、馬のお世話などの特殊な体験をしてみたい人におすすめです。
美しい伝統的な街並みが有名なイギリスですが、郊外では農業も盛んです。乗馬や果物などの収穫やジャム作り、ガーデニングなどイギリスならではの体験もする事ができます。ちなみに紅茶が有名ですが、あまり紅茶を作るのには適していない環境であまり栽培されていないそうです。
ワーホリで農業を経験するには、どのような選択肢があるのでしょうか?ファームを選択する人には、「農業が学びたいタイプ」と「英語があまりできなくても仕事を手に入れたいタイプ」の人がいます。
あなたがやりたい「海外での農業体験」は、どのようなプログラムがあっているかを考えましょう!
基本的に、ボランティアとして行くのならどこの国でも行くことが可能です。ワーホリを使って労働型で稼ぐには、国の制限がかかることに気をつけてください。
WWOOFとは、エクスチェンジ型の制度で、農業を営んでいる世界中のホストから、自分が経験したい場所と仕事を選んで体験させてもらうというプログラムです。
《メリット》
・滞在費&食費が浮く事になるので、かなりリーズナブルに生活する事が可能なこと。
・ホームステイ型なので、安価で現地の方と交流が取れること。
《デメリット》
・WWOOFはあくまで仲介なので、ホストがどのような人で、自分がやりたい事にマッチしているかは自分で確認しなければならないこと。メールなどで、しっかりとホストと連絡を取る事が大事になります。
ボランティアという位置付けで給与を得ることはできませんが、働く事により住む場所と食事を提供してもらうことができます。
経験に関係なく全ての18歳以上の人が参加できます。必要なお金は、WWOOFへの登録費(初年費5500円ほど)、日本から現地の交通費、海外旅行保険料、お小遣いなどです。リーズナブルに農業体験をしたい方にはおすすめです
「アグトレ」とも言われる国際農業者交流協会が提供している研修型のプログラムです。実はヨーロッパでは、日本の教育機関のように大半のことを机上で学ぶのではなく、座学で知識を得た後に指導者のいる農場で技術を磨くそうです。
日本で不足しがちな実務経験を、同じ志を持った仲間と積んでいくことができます。
《メリット》
・全ての予定が組まれたプログラムなので、自分でホスト先を探す必要がないこと。
《デメリット》
・全てがプログラムされているからこそ、費用がかかること。アメリカに19ヶ月で約100万円が目安です。
このプログラムには、農業の先進国である6つの国(アメリカ、デンマーク、ドイツ、スイス、オランダ、オーストラリア)に長期滞在できるコースが用意されています。実際の農家で農作業に従事しながら技術や経営を学ぶことを目的としており、休暇を楽しみながら滞在費を稼ぐ「ワーキングホリデー」や大学などで勉強に専念する「留学」とは性質が異なるので、その分より専門的な海外特有の環境を味わうことができます。
海外では、有給インターンや長期インターンなどの色々なインターンが募集されています。お金をもらう労働型が多く、利点は「多国籍」なことです。国籍が多いほど、共通の言語で喋らなければならない分しっかりコミュニケーションが取れます。
《メリット》
・海外の農業を外側から学ぶだけでなく、内側でしっかり体験できる。
・多国籍な場合が多いので、喋らなければならない状況を作れる。
《デメリット》
・専門用語が多く留学のような言語は学びにくい。
・有給の場合でも、その国の最低賃金に指定されている場合が多いので稼ぎにくい。
インターンの場合は、「海外の農業を学べる」企業も「日本の農業を広める」企業もあります。たくさんの企業があるので、その分選択肢も広いです。有給・無給など、企業や国によって方針が違うので自分が働きたい所の情報はしっかり調べましょう。
英語も農業もいっぺんに学ぼうとすると、結局どちらもいい加減になってしまいがちです。そこで、まず短期留学で英語にフォーカスして慣れてから、現地で農業を学ぶこともできます。
《メリット》
・英語は英語、農業は農業にしっかり集中できる。
・2カ国に行く事ができるので、より多くの人と知り合うことができる。
《デメリット》
・航空券代などがかかる
その分お金がかかるのではないのか?という心配もあると思います。もちろんプラス0円とは行きませんが、費用を抑える方法はあります。
例えば、アメリカなどの比較的物価の高いところで語学学校と農業を両方経験しようとすると、語学学校の期間だけで3ヶ月で学校代+滞在費+生活費で約80万円かかります。
しかし、フィリピンなどの物価が安いところで学校に通うと、学校代+滞在費+生活費で約40万円、航空券も5万円程度で済みます。
しっかり語学を学んだ後に、ストレスなく農業に取り組める環境を作りたい方にはおすすめの方法です。これを「2カ国留学」と言います。2カ国留学についてさらに詳しく知りたい方は、2カ国留学ってなに?をご覧ください。
短期間でお手軽に体験できるツアーに参加することも可能です。これはワーホリ制度を使う必要はないですが、仕事の息抜きに他の農業も体験したいという時におすすめです。
ホリデー型のニュージーランドでは1週間~4週間の滞在で10~25万円、イギリスでは、1週間~3週間で30~60万円が相場です。
食事付の滞在費だけなら、1週間で約10万円ほどと見積もっておくといいでしょう。
この記事でおすすめしている国は、最低賃金が比較的高い国です。しかし、中には知識の少ない人を狙った悪質な農場なども存在します。契約をする前に、しっかり労働条件などの細かい決め事を確認しましょう!
海外に行く時のビザってわかりにくいですよね。ファームステイをするためにどのような手続きが必要かをご紹介します。
国によって、短期間だとビザが必要ない国があります。例えば、
ニュージーランド:3ヶ月以内不要
カナダ:6ヶ月以内不要(ETA取得必要)
などです。
農業大国で短期間だとビザがいらないのは嬉しいですね。リフレッシュのために農業を体験したいという方にはおすすめです。ちなみに、ボランティアの場合は観光ビザで渡航が可能です。ビザが必要かわからない時は、その国の大使館HPに詳しく書いてあります。CHECKしてみましょう。
また、国選びに迷っている方はこちらもどうぞ。⇨準備期間最短でワーキングホリデーに行くならどこの国?
ビザが必要だとわかり、希望先や滞在期間が決まったら早速ビザを申請しましょう。ビザは3ヶ月前には取得することをおすすめしています。しかしワーホリビザの場合は抽選制なので出来るだけ早い取得をおすすめしています。その他の国のビザも、各国大使館のサイトに載っています。日本の外務省の公式ページから飛べるので、ぜひ参考にしてください。
特定の国では、農場で一定の期間働いたらワーホリ期間を伸ばせるという「セカンドワーキングホリデー」という制度があります。できる国はオーストラリア ・ニュージーランドなどです。セカンドビザにより、オーストラリアでは更に1年。ニュージーランドでは3ヶ月の延長ができます。延長条件は、
になります。
この「指定された仕事」は「政府指定の農場」が有名なので、農業に興味のない学生も集まりやすくなっています。これが前述した「英語があまりできなくても仕事を手に入れたいタイプ」の人が集まりやすい理由です。また、元々イギリスのワーホリは2年間の滞在が可能です。ぜひ活用してください。
※WWOOFは指定された仕事では使えなくなってしまったので気をつけてください。
ここまでファームステイについて書いてきましたが、結局ファームステイで経験できることは何でしょうか。
それは、
です。
逆に経験できないことは、
です。また、農場に行くときはアレルギーにご注意ください。急に今までにないアレルゲンに触れると危険な場合があります。一度確認してから行かれることをおすすめします。
いかがでしたか?自分が将来やりたいことに向かって海外に飛び出すことはすごく勇気がいることだと思います。一回きりの人生でやりたいことをやれる時間は限られています。だからこそ、やりたいと思った時に行動に移しましょう。。
最後に、私たちStudyInは、皆さんが留学という大きな一歩を踏み出すお手伝いをしたいと心から思っています。不安や疑問がある方も、ぜひお気軽にご相談ください。どんな小さなことでも、あなたの夢を叶えるために真摯にサポートいたします。
時間がなく焦っている方も大丈夫です。これからの一歩が、未来への大きな一歩となるよう、私たちと一緒に準備を進めていきましょう。皆さんのご連絡を心よりお待ちしています。(下記からお選びください)
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