「留学」と聞くと学生のうちに行くイメージがありますが、社会人が海外へ行くからこそ得られるものがあり、日本でのキャリアアップに繋がることをご存じでしょうか。しかし、社会人が海外に行きたいと思っても、やはりハードは高く不安が大きいですよね。社会人が海外に行くのであれば、「ワーキングホリデー」制度の活用がおすすめなので、本記事では「社会人のワーホリ」について紹介します。多くの方が疑問に思っている質問にお答えしているので、ぜひ参考にしてください。
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さて、今回は社会人のワーキングホリデーについてお話ししたいと思います。
ワーキングホリデーとは、海外で働いて生活費を補いながら最長1~3年滞在できる制度です。協定を結んだ国へ制度を使って渡航でき、日本は現在29ヶ国の国々と協定を結んでいます。
渡航先が限られるだけでなく、年齢制限もあります。ビザ申請時の年齢が18歳~30歳の日本国籍を持った人が参加可能で、国によっては26歳や29歳が上限の場合もあります。
また、滞在可能期間以外にも就学可能期間・就労可能期間が国別に設けられています。渡航先の上限を確認してください。
渡航できる国 | 対象年齢 (ビザ申請時) |
滞在できる期間 | 就学できる期間 | 就労できる期間 |
オーストラリア | 18~30歳 | 3年 | 4ヶ月 | 同一雇用主の下では6ヶ月まで |
ニュージーランド | 18~30歳 | 1年3ヶ月 | 6ヶ月 | 上限なし |
カナダ | 18~30歳 | 1年 | 6ヶ月 | 上限なし |
韓国 | 18~30歳 | 1年 | 上限なし | 上限なし |
フランス | 18~29歳 | 1年 | 上限なし | 上限なし |
ドイツ | 18~30歳 | 1年 | 上限なし | 上限なし |
イギリス | 18~30歳 | 2年 | 上限なし | 上限なし |
アイルランド | 18~30歳 | 3年 | 明記なし | 1週間で最大39時間まで |
デンマーク | 18~30歳 | 1年 | 明記なし | 6ヶ月 |
台湾 | 18~30歳 | 360日 | 明記なし | 明記なし |
香港 | 18~30歳 | 1年 | 6ヶ月以内 | 同一雇用主の下では6ヶ月まで |
ノルウェー | 18~30歳 | 1年 | 3ヶ月未満 | 同一雇用主の下では6ヶ月未満 |
ポーランド | 18~30歳 | 1年 | 上限なし | 上限なし |
ポルトガル | 18~30歳 | 1年 | 明記なし | 明記なし |
スロバキア | 18~30歳 | 1年 | 明記なし | 明記なし |
オーストリア | 18~30歳 | 1年 | 明記なし | 明記なし |
ハンガリー | 18~30歳 | ビザ発給から1年 | 明記なし | 明記なし |
スペイン | 18~30歳 | 1年 | 明記なし | 明記なし |
アルゼンチン | 18~30歳 | 1年 | 明記なし | 明記なし |
チェコ | 18~30歳 | ビザ発給から1年 | 明記なし | 明記なし |
チリ | 18~30歳 | 2年 | 明記なし | 明記なし |
アイスランド | 18~26歳 | 1年 | 明記なし | 明記なし |
リトアニア | 18~30歳 | 1年 | 明記なし | 明記なし |
スウェーデン | 18~30歳 | 1年 | 明記なし | 明記なし |
エストニア | 18~30歳 | 1年 | 明記なし | 明記なし |
オランダ | 18~30歳 | 1年 | 明記なし | 明記なしだが、年間で同一雇用主の下では働けない |
ウルグアイ | 18~30歳 | 1年 | 明記なし | 明記なし |
フィンランド | 18~30歳 | ビザ発給から1年 | 明記なし | 明記なし |
ラトビア | 18~30歳 | 1年 | 明記なし | 明記なし |
前述したように、ワーホリの対象年齢はビザ申請時の年齢が18~30歳までの方です。対象年齢以外に学生に限るといった条件はないため、社会人もワーホリへ行くことは可能です。
しかし、社会人で約1年ほど海外へ行くとなると、会社を休職または退職しなければいけませんよね。それでも社会人になってからワーホリに挑戦するには、どのようなメリットがあるのでしょうか。デメリットも併せて解説します。
FAQ一覧
社会人でワーホリに挑戦しても、遅すぎることはありません。ワーホリは、ビザ申請時の年齢が30歳までであれば対象ですし、社会人になってからキャリアアップを目指し留学する方も多いです。
重要なのは、「ワーホリで成し遂げたい明確な目標」です。その目標があれば、いくつで渡航してもワーホリ期間を有効活用でき、帰国後のキャリアに繋げられるはずです。
一般的に留学を聞くと、語学留学をイメージする方が多いですよね。語学留学では比較的短期間海外へ滞在し、語学を中心に勉強をします。
一方ワーホリでは、語学の勉強に加えて就労も可能です。語学学校で自分の語学力を上げたあと、その語学力を生かして就学経験を積めます。
語学留学で利用されることの多い学生ビザは、ほとんどの国で就労が認めらておらず、就労できても働ける時間が短い場合が多いです。ワーホリであれば、学生ビザよりも自由度の高い留学が実現できるため、社会人だからこそ挑戦する価値があります。
ワーホリへの興味はあるものの、「今の語学力はゼロ」という方も多くいるはず。語学力がゼロでもワーホリへ行けるのか気になるポイントですよね。
結論から述べると、語学力がゼロでもワーホリへ行くことは可能です。ただし、あまりおすすめはできません。
仕事で採用をもらうために必要な語学力レベルは、最低限日常会話ができる程度です。語学力ゼロのまま渡航してしまうと、現地で語学学校に通っても日常会話レベルまで上達するのに数ヶ月ほど時間がかかってしまいます。
語学力を上げるためだけに海外へ行きたいのであれば、ワーホリでなく語学留学で充分でしょう。せっかく海外で就労経験が詰めるワーホリへ行くのであれば、事前に日常会話レベルまでは語学力を身につけておくことをおすすめします。
ワーホリ前に、留学費用が格安かつ語学学校のマンツーマン授業で短期集中型の留学ができるフィリピン留学へ行く「2ヶ国留学」もひとつの方法です。
渡航先や物価・現地での過ごし方によって費用は変動しますが、渡航前に準備しておく初期費用の目安は約100万円です。
現地で就労が可能なワーキングホリデーは、留学中に収入を得られるのがメリットのひとつですが、渡航前や渡航直後に必要な費用は、事前に準備しておかなくてはなりません。
渡航前には、航空券やビザの申請料・語学学校に通う場合の学費など、さまざまな場面で費用が必要です。さらにワーホリは渡航後は、現地でアルバイトができるもののすぐに収入を得られるわけではありません。最低限必要な費用を用意しておかないと、現地での生活が難しくなってしまいます。
国の特徴によって働ける仕事は異なりますが、人気のある仕事は以下があげられます。
上記をご覧になっていただくと分かるように、ほとんどが接客をともなう仕事です。実践を経て語学力を上げられる仕事が人気を集めていますが、もしワーホリでキャリアアップを目標にしている場合は「海外インターン」も検討してください。
ワーホリを理由に休職できるかできないかは、勤めている会社の制度で決まります。また、休職制度を設けている会社であっても、ワーホリのように約1年以上もの長期間、休職を認めてもらえるケースは少ないのが現実です。
休職か退職かは、帰国後の仕事をどうしたいかによって変わってきます。
ワーホリでの目標として、今仕事でキャリアアップするために海外で経験を積みたい方は休職を選ぶといいでしょう。また、ほとんど方が不安を抱く帰国後の転職活動についても、休職であれば心配する必要がなくなります。
職場によっては、福利厚生でワーホリの費用を会社が一部援助してもらえますが、帰国後に復職して決められた年数勤続しないと、退職時に費用を支払い結果自己負担となるケースがあります。
ただし、帰国後に復職しないといけない決まりがない会社もあるので、実際に休職してワーホリに行った社会人の半分ほどはそのまま退職すると言われているほどです。海外で長期間生活することで、今までと価値観が変わったり新しくやりたいことができたりする人もおり、帰国前は復職する気持ちを持っていても、海外生活で気持ちに変化が生まれる可能性もゼロではありません。
社会人でワーホリへの挑戦を検討している方にとって、その決断はとても大きいもので、自分の人生において大きな一歩となります。大きな決断だからこそ、「絶対に失敗できない」「必ず成功させたい」と強く思う方が多いのも、社会人ワーホリの特徴でもあります。
最後に、私たちStudyInは、皆さんが留学という大きな一歩を踏み出すお手伝いをしたいと心から思っています。不安や疑問がある方も、ぜひお気軽にご相談ください。どんな小さなことでも、あなたの夢を叶えるために真摯にサポートいたします。
時間がなく焦っている方も大丈夫です。これからの一歩が、未来への大きな一歩となるよう、私たちと一緒に準備を進めていきましょう。皆さんのご連絡を心よりお待ちしています。(下記からお選びください)
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