ケロウナは、カナダのブリティッシュコロンビア州にある街で、移民や日本人の割合が少ないのが特徴です。
ケロウナは、ブリティッシュコロンビア州内陸の街です。南北に続くオカナガン湖の中間、東側に位置しています。人口は約15万人で、ブリティッシュコロンビア州内では、バンクーバーとビクトリアに次いで3番目に大きな都市です。自然に囲まれたケロウナは、年間 200 万人の観光客が訪れるリゾート地です。近年では人口増加も著しく、成長を続けている街でもあります
2022年8月時点で、日本からケロウナ国際空港への直行便の運航はありません。ケロウナへは、日本からの直行便が出ているバンクーバーを経由して行くことになります。バンクーバー国際空港からケロウナまでの所要時間は、飛行機で50分ほど、車なら4時間ほどです。
鉄道の通っていないケロウナ市内での移動手段は、バスや自転車が主になります。
ケロウナの気候は、カナダ国内でも比較的暖かく穏やかで、一年を通して過ごしやすいといわれています。しかし東京と比較した場合のケロウナの気温は低く、冬には特にその差が大きくなるため、寒さへの備えは必要です。
ケロウナと東京の平均気温をグラフで比較してみます。
※気象庁とTourism Kelownaのデータをもとに作成
ケロウナの夏の平均最高気温は28℃ほどです。日本と大きな差がないように思えますが、湿度の低いケロウナでは、気温ほどの暑さを感じにくいです。夏でも平均最低気温は10℃に近いので、寒暖差に対応できる羽織などを準備しておきましょう。
冬の平均最低気温は氷点下よりも低くなり、年間の積雪量は105cmほどです。カナダの他の都市よりも暖かいといわれるケロウナですが、ダウンや手袋などの防寒対策は必須です。
自然あふれるケロウナには、季節ごとに食やアクティビティがあります。
オカナガン湖に隣接するシティパーク ※Tourism Kelownaより引用
南北135kmにのびるオカナガン湖周辺には、ビーチや公園があり、ケロウナ市民や観光客の憩いの場となっています。7月のオカナガン湖の水温は19~23℃ほどで、カヤックやカヌー、スキューバダイビングなどのウォータースポーツが盛んです。
ワインコンクールでの数々の受賞歴をもつワイナリーです。ワインの製法も、併設のビストロのメニューもすべてオーガニックにこだわっています。季節を問わずワイナリーツアーが人気のケロウナでは、春と秋の年2回ワインフェスティバルが開かれます。
マイラ・キャニオン・トレッスルは、ケトルバレー鉄道の廃線跡地を活かしたトレイルコースです。片道およそ12kmのコースの途中に橋から見える、ケロウナの街やオカナガン湖の眺めに加え、秋には紅葉で色づく景色を楽しむこともできます。ケロウナのダウンタウンからスタート地点のマイラ駅までは、車で40分ほどです。
ビッグ・ホワイト・スキー・リゾートでは、冬のケロウナの魅力を満喫できます。軽く乾いた雪質の良さや、初心者から上級者まで幅広く楽しめる118もの豊富なコースで人気のこの施設では、スキーやスノーボートのほか、犬ぞりなども体験できます。
ケロウナの人口に対する移民の割合は14%ほどで、英語を母国語とする人が多く暮らしています。日本語の通じない場所で語学力を磨きたい人、現地の人と英語で交流したい人にとって、ケロウナはより魅力的な環境であるといえるでしょう。
カナダ統計局の国勢調査(2016年)によると、ケロウナでは英語とフランス語を母国語とする人の割合はそれぞれ86%と2%です。非公用語のうち日本語を母国語とする人は360名で、これは全体の0.2%ほどの割合です。
※カナダ統計局のデータをもとに作成
同じくブリティッシュコロンビア州内のバンクーバーと比較してみても、英語話者の占める割合の高さがわかります。
ケロウナの私立カレッジ 、バンウェストカレッジ(VanWest College)をご紹介します
バンウェストカレッジは、1988年創立のCです。語学学校とビジネス専門学校が併設されたようなスタイルが特徴です。
ケロウナ校では、4つの語学コースの中から自分の英語力や目的に合ったものを選択できます。日常会話の上達を目指す「一般英語コース」、現地の大学などへの進学準備のための「アカデミック英語コース」、試験やビジネスに活かせる力を磨く「ILETS試験対策コース」「ビジネス英語コース」を開講しています。
バンウェストには転校制度があります。そのため、ケロウナで土台となる英語力を身につけてから、ビジネス専門プログラム受講のためにバンクーバーに移る生徒も少なくありません。学習内容のほか、学校の規模にも違いがあり、生徒数はケロウナ校で100名ほど、バンクーパー校は450名ほどです。環境の異なる2都市留学ができるのもバンウェストの魅力といえます。
校内には、英語学習に集中できる仕組みがあります。
その仕組みのひとつめが、母国語禁止の徹底です。英語力向上だけでなく、国籍の異なる学生同士のコミュニケーションの活性化を目的にしており、自然と英語漬けの生活を送ることができます。
学習に関しては比較的厳しい環境ですが、カウンセリングルーム内では常駐の日本人カウンセラーに日本語での相談ができるので安心です。
ふたつめに、細かな成績のフィードバックが挙げられます。バンウェストでは月曜日から木曜日まで毎日宿題がでます。さらに金曜日には、その週の授業の理解度を測る確認テストがあり、結果をふまえたフィードバックが受けられます。スピーキング・リスニング・リーディング・ライティングの4技能に分けた成績を確認できるので、自分の得意不得意を見つけて改善につなげやすくなります。
ホームステイか学生寮の滞在アレンジを請け負ってくれます。
ケロウナ校の生徒に人気なのはホームステイで、90%の生徒が滞在期間の延長を希望します。富裕層の多いケロウナでは、学生に充実した留学生活を送ってほしいというボランティア精神からホストファミリーになる家庭が多いといいます。ホストファミリーは、事前にバンウェストのチェックを受けているので安心です。
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