3ヶ月のフィリピン留学費用を解説！3ヶ月で効果はある？学校はスパルタ？

　フィリピンではマンツーマンレッスンが主流なので、個別指導を受けながら英語を学べます。1日の授業時間も長く、効率的・効果的な学習環境の中で充実した学びを得ることができます。短期留学の制度も整っており1週間から留学が可能です。

また、フィリピンの語学学校は留学生向けの学生寮が完備されているケースが多く、学生寮に滞在するのが一般的です。学生寮では授業時間以外に留学生同士で交流でき、授業料に食費が含まれているため生活環境が整っています。快適な環境で英語の勉強に集中して取り組める点も、フィリピン留学ならではのメリットです。

　3ヶ月のフィリピン留学に必要な費用は、総額60〜90万円ほどです。この金額はあくまで目安であり、通う学校や休日の過ごし方によって差が出ます。費用の内訳を解説します。

　学費にかかる費用は約40～80万円です。比較的安い学校で約40万円ほど・一般的な学校で約60万円ほど・立地や設備などが整っていて料金が高い学校で約80万円が目安です。

通う学校によって授業料が異なるだけでなく、選ぶプログラムによって金額が異なります。マンツーマンクラスの回数を多くすると金額もその分高くなる傾向があります。

学費の中には、学生寮での滞在費・食費・入学金・教材費が含まれています。冒頭で解説したように、フィリピン留学では語学学校の学生寮に滞在するのが一般的です。一見高額に見える授業用も、食費と滞在費込みだと思うと、やはりフィリピン留学は格安だと感じるはずです。

また、日本の学校と同じように入学金が必要です。費用は約1万〜1.5万円で、支払いは基本的に授業料と一緒に事前に払います。留学がキャンセルになった場合、入学金は払い戻しされないことが多いので注意しましょう。

教材費の目安は約3,000円〜1万円ほどです。語学学校では、全員共通の教材を使用して授業を行うため必ず購入が必要です。

　日本からフィリピンへの航空券代は、時期や予約のタイミングで異なりますが相場は約6万円ほどです。

ゴールデンウィークや夏休みなどの繁忙期になると高騰し、約15万円ほどになります。費用を安く抑えたい場合は、渡航時期をずらしたり早めに航空券を購入したりすると留学費用の節約になります。

　フィリピンの語学学校には、ほとんど学生寮が設備されています。一般的に、寮への滞在費と食費は授業料と一緒に学費に含まれています。

滞在費は、部屋のタイプや同部屋の人数によって費用が異なります。個人部屋は快適ですが、そのぶん費用は高くなります。一方4〜6人の相部屋になると、人数が多い部屋ほど費用が安くなります。安い部屋はすぐに予約が埋まってしまうため、早めの申し込みをおすすめします。

食費については、学校によって1食分のみであったり食事は別途料金だったりするケースがあります。授業料にどこまで含まれているか内容を確認しておきましょう。

また、「授業がある日のみ食事付き」と限定されている場合も。授業が休みの土日は食事がありませんが、マイナスには思わず、フィリピンの街での外食やスーパーで食材を買って自炊をしてみましょう。せっかくフィリピンに留学しているので、日本では食べられない現地の食事を楽しむのも留学の楽しみのひとつです。

　留学先でトラブルに巻き込まれたり、怪我をしたり思わぬ出来事が起こる可能性があります。フィリピンは衛生面にやや不安があるため、お腹を下してしまう可能性も。病院への受診が必要となる確率が高くなります。

物価が安いフィリピンではありますが、医療費は高額になる場合があります。そのため、StudyInでは海外保険への加入を推奨しています。

保険の種類はさまざまで、加入する保険によって金額も変わってきます。相場は、3ヶ月で約3万〜6万円です。

　3ヶ月留学で必要な申請は「SSP申請」「ACR- Iカード発行」「ビザ延長申請」です。

特別就学許可証を発行してもらうための申請で、フィリピン留学をする場合は必ず申請します。地域によって金額に差はありますが、約6,000ペソ(約16,000円)〜6,500ペソ(約17,500円)です。

60日以上フィリピンに滞在する場合に必要で、申請にかかる費用は約3,000ペソ(約8,000円)です。 

日本からフィリピンに渡航する場合、30日間以内であればビザの申請は必要なく、フィリピン入国時に30日間有効の滞在許可が付与されます。有効期限以上の30日以上の場合に、ビザ延長申請が必要です。

どのように申請したらいいか不安に感じるかもしれませんが、基本的には語学学校のスタッフが代行してくれます。ただし、代行手続きの手数料を含む料金を支払います。

手数料は学校によって差がありますが、ビザ申請費用は1回につき3,000ペソ(約8,000円)〜4,200ペソ(約11,200円)です。

※2024年2月29日現在のレート、1フィリピン・ペソ＝2.66円で換算

　その他には、「水道光熱費」や「通信費」などが必要です。

光熱費は学費に含まれていない学校があります。また学費に含まれている場合、定額料金が定められていて、定額より超えた場合に追加で支払うケースもあります。学校によって仕組みが変わることがあるのでどのような方法なのか確認しておきましょう。

通信費については驚くほど安く、1ヶ月で約780円ほどで利用できます。インターネットを利用する方法は「レンタルWi-Fi」を事前に契約しておくか、「SIMカード」を現地で購入するか2つの方法があります。フィリピンはスマホプランが格安なので費用を抑えたいなら、現地でSIMカードを購入することをおすすめします。

SIMカードは、プリペイド型のSIMカードがおすすめです。使いたい使用量(GB)分の料金を払えば利用でき、使いすぎの心配がなくなります。SIMカードは空港やスーパーなどで購入できます。

　フィリピン留学は比較的費用が安いと言われていますが、抑えられる費用はできるだけ抑えたいですよね。以下の点に注意することで節約する事ができます。

　学生寮には個室から4〜6人部屋など種類があります。複数人の相部屋の方が費用が安くなるので、節約するなら複数人部屋を選びましょう。人数が多いほど料金が下がるため、相部屋は予約がすぐに埋まってしまいます。早めに予約することをおすすめします。

　海外ではどのようなトラブルになるかわからないので、海外保険への加入を推奨しています。しかしたくさん補償をつけるほど、保険料も高くなります。

しっかりと補償内容を確認し、必要なものだけを選択することで費用削減に繋がります。保険の相場は約1〜2万/月なので、これより高い場合は再検討する目安にしましょう。

　オフシーズンになると航空券代が安くなります。オフシーズンであると約6万ほどになるので渡航期間がずらせる場合はオフシーズンを選ぶようにしましょう。

　留学には奨学金制度を利用できる場合があります。留学先が提示されている奨学金もありますが、日本ではJASSOの日本学生支援機構が支援している奨学金もあります。奨学金が利用できる条件は個人によって異なるので各奨学金の情報収集をしておきましょう。

　フィリピンでは基本的に学生寮が完備されています。食費も授業料に含まれていることが多いですが、学校によっては食事は別オプションの場合もあります。留学中、外食が多いと食費がかさんでしまうので、節約するのであれば3食付きの語学学校を選びましょう。

　ここで一つ注意しておきたいのは、フィリピン留学中はアルバイトができない点です。カナダやオーストラリアなどの留学先では、「ワーキングホリデー」や就労が許可されたビザを持って入れば現地で働いて留学費用の足しにできます。

しかしフィリピンは、留学生が現地で働くことは認められていないため、留学費用を稼げません。基本的には、渡航前に留学費用の全額を準備しておく必要があります。

「どうしても留学中に働きたい」という方は、日本企業のテレワークを活用して仕事を持っていく方法もあります。しかし留学中の勉強がおろそかになっては本末転倒なので、しっかりとした留学契約を立てましょう。

　3ヶ月の留学では学べることも少ないのかなと思うこともあるかもしれませんが、3ヶ月の留学でも学べることはたくさんあります。

　英語初心者だと、3ヶ月ほどで「英語スキルが伸びているな」と実感できると言われています。特にフィリピン留学の学習カリキュラムのような集中して取り組む環境が整っている場合は、日常会話で困ることがないと思うほどスキルアップできるでしょう。また渡航前と留学後にTOEICを受けると点数でも実感できますよ。

　英語中級者は語学の成長を感じにくいと言われていますが、日常の英会話の向上だけが留学のメリットではありません。英語中級者が留学に挑戦することで、ビジネス英語や専門分野の英語などを学ぶことができます。今まで以上に語学力がアップすることに加えて専門スキルも向上するため、これからの自分自身の成長に繋げることができます。

　フィリピン留学における3ヶ月間は、「目標に向かって集中して取り組むことができる」期間でもあります。1ヶ月だと、英語や海外生活に慣れてきたころに終わってしまうため、物足りなかったと感じるでしょう。また1年は、滞在期間が長く目標を見失ってしまう原因になります。

3ヶ月という期間は適度な期間で目標を達成しやすいです。留学前に「海外の友達を2人作る」「日常会話ができる程度まで英語レベルを上げる」など、具体的に目標を立てておきましょう。

　留学を通して、フィリピン人の国民性や週間・文化に触れることができます。フィリピンは、開発途上国の中でも貧困の差が大きい国のひとつです。実際に一部地域では、子どもが路上でモノ売りをしている姿や、赤ちゃんを抱えて物乞いをする女性の姿を見かけることもあるかもしれません。

日本にいると気づくことができない、世界の現状を目にして感じられるのも留学で学べることの一つです。

　留学で期待できることは、語学スキルの向上だけではありません。自分自身の価値観を広げられたり「コミュニケーション力」や「柔軟性」「トラブル解決力」のスキルアップが期待できます。

　留学では新たな出会いが豊富で日本では出会えなかった方とも出会うことができます。異なる言語をもつ方にジェスチャーやわかりやすい言い方で伝わるように試行錯誤する経験を留学では学ぶ事ができるでしょう。この経験は「世界」でも通用するコミュニケーション力の一つとなります。

　また、海外では日本では起きないようなトラブルも潜んでいて、新しい環境での生活は当たり前と思っていたことが通用しないことが多くあります。そうした状況でも柔軟に考え予期せぬ問題に立ち向かう力を身につけられます。このように留学を通して、語学スキルの向上だけでなく自分自身の人間的な成長に繋がります。

　フィリピンの学習カリキュラムには他の留学先とは異なる2つの特徴があります。

　フィリピンの語学学校では「スパルタ校」「セミスパルタ校」「ノンスパルタ校」の3つの種類に分けられます。「スパルタ校」「セミスパルタ校」はどちらも勉強に集中できる環境があります。そのため短期間で英語スキルを向上させる事ができます。このような校風は「とにかく英語に向き合いたい」「短期間で英語を取得したい」と結果を出したい留学生に人気があります。「ノンスパルタ校」は日本人経営の場合が多く、生徒もほぼ100%日本人です。「スパルタ校」「セミスパルタ校」では、他の国籍の生徒も多く見られます。

　以下「スパルタ校」「セミスパルタ校」「ノンスパルタ校」の特徴です。

　フィリピンの語学学校ではほとんどの学校でマンツーマン授業を取り入れています。コマ数を選べるコースがある学校もあるため、マンツーマン授業を多めにとりいれるということも可能になります。マンツーマンレッスンを受けるメリットは次の通りです。

• 希望のレッスン内容で学べる
• リラックスして自分のペースで何度も挑戦できる
• 苦手分野を集中して練習できる
• 自分の英語レベルに合わせてレッスンしてもらえる

　このように、マンツーマン授業では講師としっかりコミュニケーションをとることができ、わからないことがわからないで終わらない環境が整っているため英語スキルやスピーキング力が向上します。

　フィリピン留学を検討している方には「StudyIn」がおすすめです。留学を通して本気で自分を変えたいという方の多くに選ばれています。「StudyIn」では、留学コンサルタント全員が大学留学や海外経験をしており、帰国者からの生きた体験談の共有も魅力の一つです。また、留学決定から出発まで週3回受講できる無料のプライベート英会話レッスンもあり、留学前から英語力を無料で伸ばすことができます。