留学先として比較されることも多いオーストラリアとカナダ。実際にどんな違いや差があるのでしょうか。気になる物価や治安などを徹底解説します。これから海外留学を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
海外留学を検討したとき、留学先人気上位にあがるのがオーストラリアとカナダ。この2ヶ国でどちらに留学するか迷う方も多いはず。共通点があるからこそ比較されることが多いので、まずは2ヶ国の共通点をチェックしましょう。
オーストラリアもカナダも、広大な国土を持っている共通点があります。そのため渡航都市に選択肢が広がり、日本では感じられない壮大な自然を体感できます。さらに2ヶ国とも観光地が多く、滞在中にいろいろな場所でプライベートの時間を充実させることができます。
代表的な観光地として、オーストラリアは世界遺産のエアーズロックやグレートバリアリーフ、カナダではカナディアンロッキーやナイアガラの滝などがあります。一生に一度は訪れたいと言われる観光地なので、どちらも留学先の魅力としてあげられます。
2ヶ国ともフレンドリーな国民性であることも共通点です。孤独を感じてしまいがちな海外留学ですが、ホームステイや現地の人たちがフレンドリーで留学生の受け入れに寛容だと、充実した留学生活を送れます。現地の知り合いを作れると、英語力の向上にも繋がるのでいいことばかりです。
次はオーストラリアとカナダでの留学の違いを、カテゴリに分けて解説していきます。
以下のカテゴリに分けて、オーストラリアとカナダを比較していきます。
カナダ | ・国内全体で訛りや癖が少ない ・綺麗な英語が学べると言われている |
オーストラリア | ・オージーイングリッシュと言われる英語の訛りや癖がある ・田舎になるほど訛りが強い |
カナダの英語は訛りや癖が少ないと言われており、綺麗な英語が学べます。その理由はアメリカを隣接していることもあり、カナダでは世界の主流であるアメリカ英語が話されているからです。
アメリカ英語は、日本の学校で学ぶ英語にも使われています。日本人にも聞き馴染みのある英語なのもメリットで、英語力アップを重視して海外留学する場合はカナダの方がおすすめです。
オーストラリアも都市部であれば訛りが少ないと言われていますが、やはり独特なアクセントや発音はあります。
オーストラリア英語は、イギリス英語にオーストラリアの先住民であるアボリジニ特有の言葉が混じり、徐々に進化していった英語が特徴です。語学に重きを置いて留学するのであれば、カナダで学んだ英語の方が将来役立つと言えるでしょう。
カナダ | ・英語教育に力を入れてるため語学学校の質が高い ・勉強に集中したい人が多く真面目な雰囲気 |
オーストラリア | ・学校数が多い都市では価格競争が激しいため授業料が抑えられる ・にぎやかな人が多いため明るい雰囲気 |
カナダは大学の入学基準が高いことや、州立の学校が多いことでも有名です。その点から教育水準の高さがうかがえ、「教育・学習環境」「国際性」「研究」「論文の引用数」「業界からの収入」の項目を基準にした世界大学ランキングで、カナダの大学がトップ50に3校ランクインしています。
学校ではしっかり英語を学んで集中して勉強をしたい人はカナダ留学がおすすめです。
オーストラリアにも学校が多く、とくにシドニーには語学学校が多いです。そのため、学校間の価格競争が激しいのが特徴です。価格を抑えることに重視している学校も多く、学校で友達を作ってプライベートも楽しく遊びたい人はオーストラリア留学がおすすめです。
ビザ免除 | 学生ビザ | ワーホリ | |
カナダ | ・24週間以下はビザ不要 ・eTA(イータ)を申請 |
・25週間(6ヶ月)以上 ・語学学校在学中アルバイト不可 |
・毎年定員あり ・就労制限なし ・基本延長なし |
オーストラリア | ・12週間以下はビザ不要 ・ETAS(イータス)を申請 |
・13週間(3ヶ月)以上 ・語学学校在学中アルバイト可 |
・通年申請可能 ・就労制限あり ・最長2年まで延長可能 |
日本とカナダはビザ免除措置を実施しているため、 滞在期間を含めた条件に当てはまっていればビザを申請する必要はありません。その代わり、eTA(電子渡航認証)の申請が必要です。
語学学校に通う場合は、学生ビザでは就労できません。語学学校に通って英語力を伸ばしつつ、海外で働く経験をしたい方はワーホリビザでの留学となります。しかしワーホリビザは労働制限はないので、自由度が高いビザです。
オーストラリアもカナダと同様にビザ免除措置を実施していますが、電子渡航認証のETAを申請する必要があります。しかし、電子渡航認証で滞在できる期間はカナダより短いのがデメリットです。
またオーストラリアの場合は学生ビザでも就労できます。どのビザで留学するか選択肢が広がる点はメリットと言えます。
カナダ | ・アメリカより安い ・日本とほぼ同じか約1.5倍 ・チップの文化がある |
オーストラリア | ・アメリカより安い ・日本より高く約1.5~2倍 ・チップの文化がない |
物価を比較すると、オーストラリアよりカナダの方がやや物価が安いです。日本と比べるとほぼ同じか1.5倍ほどで、少し割高であることを覚えておきましょう。
オーストラリアよりはやや安いものの、カナダにばチップの文化があります。飲食店やタクシーでサービスを受けた場合に、プラスαで謝礼を上乗せする必要があります。
オーストラリアは日本・カナダと比較しても物価が高く、日本の約1.5~2倍ほどです。しかしチップの文化がないので、支払い料金に上乗せして余分にお金がかかる心配はありません。
さらにアルバイトをする場合は、カナダより賃金が高いので多くの収入が見込めます。
物価についてはどちらがおすすめと言い切れないので、滞在期間や滞在方法などを考慮し判断するといいでしょう。どちらの物価が自分に合っているか迷ったときは、留学エージェントへ相談するのも一つの方法です。留学エージェントであれば、ぜひStudyInをご検討ください。
カナダ | ・どちらも世界的に治安がいいと有名 ・治安がいい国ランキングの常連 |
オーストラリア |
治安は、オーストラリアもカナダも大きな差はありません。2ヶ国とも治安のよさを表すランキングでは上位を獲得しますし、だいたい日本とあまり変わりのない順位です。
しかしどちらの国も、スリや引ったくりなどの軽犯罪は日本より発生件数が多い傾向があります。とくに留学生や観光客は狙われやすいので、所持品の管理には十分注意してください。
カナダ | ・都市によっては冬は極寒 ・トロント、モントリオーでは冬の最低気温が-20~30℃ ・バンクーバー、ビクトリアは東京と変わらない気候と冬~初夏は雨季 |
オーストラリア | ・比較的温暖な地域が多い ・ケアンズでは冬でも平均気温が20℃ ・シドニー、メルボルンでは冬の最低気温は5~8℃ ・日本と季節が逆(12月~2月が夏・6月~8月が冬) |
カナダは、冬が極寒になる地域があります。トロントとモントリオールでは、冬の最低気温は氷点下を大幅に越した-20℃近くなるのでかなり寒いです。しかし全土で極寒なわけではなく、人気都市のバンクーバーやビクトリアでは、冬の最低気温は1℃ほどなので東京とあまり変わらず日本人は過ごし慣れている気候です。
冬の寒さが厳しいカナダではウィンタースポーツが盛んです。
比較的温暖な地域が多いオーストラリアは、冬の時期が寒いシドニーやメルボルンでも最低気温が氷点下を越すことはなく、10℃近い日もあるため過ごしやすい気候が特徴です。とくにケアンズは1年を通して平均気温が20℃ほどなので、年中夏の地域です。
温暖な気候の都市が多いため、マリンスポーツが盛んな点も特徴です。
休日にやってみたいアクティビティも、国選びの材料にしてもいいでしょう。気候の差はありますが、どちらも国土が広く都市によって変動があります。渡航する都市の気候を必ずチェックしてください。
オーストラリアとカナダについて詳しく比較しましたが、自分に合う留学先は見つけられたでしょうか。海外留学にとって国選びは、一番重要と言っても過言ではありません。語学学校選びや滞在中にどう過ごすかも重要ですが、それらすべてはその国の特徴が反映されます。
オーストラリアかカナダか、留学先に迷ったらまずはStudyInへご相談ください。海外経験を積んでいる留学コンサルタントが、あなたにピッタリの留学先・留学プランをご提案します。LINEの無料相談からのご連絡を、お待ちしております。
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