語学留学よりもハードルが上がる大学留学。カナダの大学留学にはどんな特徴があるのか、入学条件の基準は高いのか、本記事で徹底解説します。さらに、カナダでおすすめの大学もを学費や出願要項と併せて紹介しているので、大学留学を検討している方は参考にしてください。
海外留学に人気のあるカナダは、カナダへの大学留学は他の国と比べてどこが違うのか、どんな特徴があるのか解説します。
カナダの大学は、UniversityとCollege・University Collegeの3種類があります。日本にも通常の4年制大学と2年制の短期大学がありますが、区分は就学年数でなく日本と大きく違います。以下で説明します。
カナダの大学の一番の特徴は、入学試験がないことです。カナダの大学入学に必要なものは、公式英語テスト(TOEFLやIELTSなど)による英語力の証明・最終学歴の成績証明書と卒業証明書です。入学試験のために勉強する日本とは違い、これまでの過程で評価されるのがカナダの大学です。
入試がない分、大学へ入学するのは比較的簡単ですが、卒業するのが難しいと言われています。留学生とはいえ、現地の人と同じ条件下で勉強をするので、授業はすべて英語で専門用語も出てくるため高レベルです。予習も必須で、教科書20~30ページ先の内容をチェックしておかないと、授業についていけなくなってしまいます。
カナダは最終学年が来たら卒業試験を受けて卒業という流れではなく、卒業に必要な単位を取得し終えたら卒業できます。そのため、学年や留年という概念はなく、卒業までの期間は学生によって異なります。
大学入学のための入試がないカナダの大学ですが、入学できる人数は決まっています。冒頭でカナダの大学数は約260校と紹介しましたが、そのうちUniversityは約90校とCollegeよりも数が少ないです。そのため、Universityへ入学するにはかなりの競争率と言えます。
日本の考えであれば、希望するUniversityへ入学できなかったら浪人するしかないと思いますよね。しかしカナダには「UT(ユニバーシティ・トランスファー)プログラム」があるため浪人する必要はありません。
一度Collegeに入学して、1・2年の科目を学習し単位を取得。Collegeで取得した単位を使い、希望するUniversityへ編入できるプログラムです。
例として日本で1年浪人すると、浪人時期1年+4年制大学=卒業まで5年かかります。しかしUTプログラムであれば、Collegeに入学して2年学習+Universityへ編入して2年学習=卒業まで4年で修了できます。浪人なしでUniversityを卒業できるのが、UTプログラムです。
UTプログラムで、Collegeで取得した単位を維持したままUniversityへ編入ができると解説しましたが、College間・University間でも転科や転校が可能です。UTプログラムと同様に、すでに取得済みの単位を維持したまま転科・転校ができるので、学習においてかなり自由度があります。
一定の条件が必要になるものの、その条件を満たせば学びたいことが変わったり増えたりしても諦める必要はありません。カナダの大学留学で、より多くの知識を得ましょう。
カナダで働きたいと思っている場合、就労許可証(PGWP)が必要です。就労許可証を申請するには、カナダ政府が指定する基準を満たす学校のコースを修了することが条件になります。
認定を受けている学校のほとんどはUniversityで、Collegeは対象外が多いです。希望する学校・コースが就労許可証の申請が可能か必ず確認して、学校を選びましょう。
学生数 | 約7万人 |
学部数 | ・17学部 ・400コース |
出願要綱 | ・IELTS:6.5 ・TOEFL iBT:100 ・高校卒業証明書 |
おおよその学費(年間) | 約4万1000~6万5000CAD |
【トロント大学の特徴】
学生数 | 約3.5万人 |
学部数 | 340コース |
出願要綱 | ・IELTS:6.5 ・TOEFL iBT:90 ・高校卒業証明書(最低要件AverageB+) |
おおよその学費(年間) | 約2万8466~5万9654CAD |
【マギル大学の特徴】
学生数 | 約6万人 |
学部数 | ・38学部 ・340コース |
出願要綱 | ・IELTS:6.5 ・TOEFL iBT:90 ・高校卒業証明書(5段階評価中Average4) |
おおよその学費(年間) | 約4万1000~6万5000CAD |
【ブリティッシュ・コロンビア大学の特徴】
海外留学の渡航先はたくさんある中、大学留学先にカナダを選ぶメリットはいくつかあります。
【カナダで大学留学するメリット】
カナダには約260校大学があり、約790校ある日本と比べるとかなり少ないです。日本は約8割が私立大学ですが、カナダは大半が州立の公立大学です。日本でも公立大学は偏差値が高いことで知られていますが、世界でも評価は同様で公立大学が多いカナダの教育は高水準と言えます。
高水準の教育が受けられながらも、大学留学に人気のアメリカと比較すると費用は半分以下に抑えられます。留学で一番の悩みとなる費用面でのメリットは大きいです。
大学留学に限らずカナダ留学全体のメリットとしては、カナダが多国籍文化である点があげられます。移民が多く住むカナダでは、多国籍文化で有名な国です。さらに留学先としても人気のため、さまざまな国から人々が集まります。
日本人として留学すると異文化を受け入れられる立場になりますし、カナダ滞在中は他の国の文化に触れ受け入れる立場にもなります。留学中の生活で、今までとは違う価値観が身に付きます。
各大学の一般的な入学条件は以下になります。あくまで目安のため、必ず希望する大学の入学条件を確認してください。
Universityは高レベルの英語力が入学条件になります。目安ではありますが、点数からするとネイティブレベルの英語力が必要です。日本で大学を卒業した段階での英語力は、IELTS5.0ほどです。より高い英語力を身に付けないと、Universityへの入学は厳しいです。
Collegeの入学条件は、Universityよりは簡単になります。学校にもよりますが、高校3年間の成績証明書の提出は求めらえないことが多いです。Universityで必要な英語力よりも基準は低くなるので、ネイティブレベルまでの英語に自信のない人は、Collegeへの大学留学を検討しましょう。
カナダへの大学留学について解説しましたが、英語力のレベルの高さに不安を感じた方も多いですよね。しかしせっかく興味を持った大学留学を諦めるのはもったいないです。
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