語学留学を目的に留学する人が多いフィリピン。留学費用の大半を占めるのが学費ですが、フィリピン留学のおける学費は欧米諸国とは少し異なる点があります。フィリピン留学の学費について、内訳や費用相場を詳しく解説します。
格安で海外留学ができると人気を集めいているフィリピン。フィリピン留学が人気の理由のひとつに、語学学校の特徴があげられます。
フィリピンの語学学校は、日本人経営者の日本資本と韓国人経営者の韓国資本があります。
日本資本の語学学校は、学食の味付けが日本人好みなので、フィリピンの食事が口に合わないかもと不安に思っている人におすすめです。また生活環境を優先しているため、掃除の行き届いた部屋やネット環境のよさなどが特徴です。
韓国資本の語学学校では、勉強時間が10時間・平日外出禁止などの校則があるスパルタ式の学校や、韓国人が好む学食の味付けが特徴です。
さらに授業にも特徴があります。フィリピンの語学学校ではマンツーマンレッスンが基本で、欧米諸国であれば追加費用が必要な1対1のレッスンが毎日受けられます。マンツーマンレッスンは必ず自分が発言しなくてはいけないので、グループレッスンでは積極的に発言するのが苦手な人におすすめです。
自分の英語力に合わせて授業が進んでいくのも、フィリピンの語学学校ならではの特徴と言えます。
それでは本題の「フィリピン留学の学費」について解説していきます。また、本記事で紹介する金額は、2024年3月17日現在のレート、1ペソ=2.68円で換算しています。
フィリピンの学費について、学費に含まれる内訳や費用相場を解説します。欧米諸国の語学学校とは異なる部分のため、必見です。
「学費=授業料」というイメージがある方が多いはず。しかしフィリピンの語学学校では、通常の学費とは異なる特徴があります。その特徴は学費の内訳にあり、以下の内容が含まれています。
当然ですが、学費には語学学校に滞在中の授業料が含まれています。基本的には、平日は授業・土日は休みの週5日制です。
学校の校風によって授業時間が異なり、フィリピンの語学学校は以下の特徴がある校風に分かれます。
フィリピン留学では、語学学校の学生寮へ滞在するのが一般的です。そのため、「学費」として請求される金額の中には、学生寮での滞在費も含まれています。 学生寮は個室または数人で使う相部屋が選択でき、相部屋の人数が多くなるほど料金が安くなります。
学生寮には1日3食の食事が付いており、ほとんどの学校で学費の中に食費が含まれています。しかし、学校によっては1日2食だったり、食事は追加料金制だったりする場合があります。あらかじめ、学校の食事体制はどうなっているかチェックしましょう。
前述したように、フィリピン留学では授業料・滞在費・食費を含めたのが「学費」です。そのため、欧米諸国の学費と比較して「あまり安くないな」と感じた場合は、内訳を授業料のみと勘違いしてしまっているからです。
欧米諸国では、紹介されている学費にプラスして学生寮やホームステイなどでの滞在費と食費が必要です。フィリピン留学の費用について情報収集する場合は、学費の中に滞在費と食費が含まれていることを理解しておきましょう。
以下では、学費の相場を期間別に紹介します。フィリピンの語学学校にも、安い学校から高い学校まであります。そのため各期間で相場の幅は広くなりますが、あくまで目安として参考にしてください。
留学期間 | 学費の相場 |
1週間 | 5~15万円 |
2週間 | 12~30万円 |
1ヶ月 | 15~45万円 |
3ヶ月 | 50~100万円 |
半年 | 100〜170万円 |
1年 | 200〜300万円 |
フィリピンの語学学校では、学費以外にも学校へ支払う費用がいくつかあります。主に必要になる費用は以下になります。
語学学校へ通う場合、授業料とは別に入学金が必要です。留学期間によって大きく変動はありませんが、学校によって金額に差があります。相場は約1~2万円です。
語学学校へ使う教材費は、学費には含まれていません。渡航後に語学学校へ到着したら別途購入するため、現地支払いとなります。留学期間やプログラムに応じた教材を購入するため、これも学校によって金額は変動します。相場は2週間あたり1,000~3,000円です。
現地に到着後、保証金として「寮デポジット費用」を支払います。留学生活中に寮の損害などがなければ、退寮時に返金されます。相場は2,500ペソ(約6,700円)です。
学費に含まれている滞在費とは別に、寮生活する上で使う水道・光熱費、さらに管理費を現地で支払います。学校によって金額は異なりますが、それぞれの相場は以下になります。
フィリピン留学する方は、留学期間に問わずSSPと呼ばれる就学許可証の申請が必要です。申請は語学学校が代理で行ってくれるため、申請料7,000ペソ(約18,760円)と学校が設定している手数料を支払います。
学費や学校に支払う費用以外に必要なものを解説します。
1ヶ月の留学期間を想定し、学費以外にかかる費用は以下になります。
日本からフィリピンへの航空券代は、安い時期で約5万円ほどで抑えらえれます。航空券は時期によって料金に変動があるため、ゴールデンウィークや夏休みなどの繁忙期になると約12万円ほどまで高騰します。渡航時期を調整できる場合は、航空券が安くなる閑散期を狙ったり、早めに航空券を購入したりすると留学費用の節約になります。
フィリピン留学中に体調を崩したりケガをしたりした場合に、医療費を補償してくれるのが海外留学保険です。物価が格安のフィリピンですが、海外での医療費は高額になるケースがあるため海外留学をする方には加入を推奨しています。フィリピンは衛生面にやや不安があるため、お腹を下してしまう可能性も。
さらに保険によっては、紛失や盗難の被害でも補償を受けられるものもあります。フィリピンの治安は日本ほどいいとは言えないため、スリや置き引きなどの軽犯罪に遭ってしまう危険性もゼロではありません。留学中の安心材料として、海外留学保険には加入しておきましょう。
生活の上で欠かせないインターネット。フィリピンでの通信費は安く、1ヶ月約780円で利用できます。
利用方法は、レンタルWi-Fiを日本で契約するか、SIMフリーの端末を持っていき現地でSIMカードを購入するかです。フィリピンはスマホプランが格安で契約できるので、できるだけ費用を抑えたい方はSIMカードの契約をおすすめします。
フィリピンは、30日以内の滞在であれば入国時に無料で観光ビザが交付されるため、個人でのビザの申請は不要です。31日以上の滞在は観光ビザの延長手続きが必要となり、SSP同様に語学学校が代理で手続きを行います。手続き費用は以下になります。
留学期間 | 費用 |
5~8週間 | 4,130ペソ(約11,070円) |
9~12週間 | 9,540ペソ(約25,570円) |
12~16週間 | 13,080ペソ(約35,060円) |
17~20週間 | 16,620ペソ(約44,550円) |
21~24週間 | 20,160ペソ(約54,030円) |
フィリピン留学の学費について解説しましたが、授業料だけでなく滞在費・食費もついた金額となると、フィリピン留学の格安により興味が出た方も多いはず。学費を含めた詳しい金額が気になる方は、まずStudyInまでご相談ください。
StudyInでは、留学コンサルタント全員が大学留学や海外経験をしており、豊富な知識と経験を活かし、あなただけのフィリピン留学をご提案いたします。まずはお気軽にLINEの無料相談にご連絡ください。
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