現地でアルバイトができるワーキングホリデーですが、魅力であると同時に心配になるのが「どんな仕事に就けるのか」「本当に稼げるのか」「そもそも仕事は見つかるのか」という点ですよね。イギリスワーホリで就ける仕事やお給料事情・仕事の探し方などを詳しく解説します。
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さて、今回はイギリスワーキングホリデーでの仕事についてお話ししたいと思います。
協定を結んだ国間で利用できるワーキングホリデー制度は、青少年を対象に休暇を楽しむ目的で発足されました。他国に滞在し他国の人々と交流することで、自国とは異なる文化を経験できます。語学学校に通えるだけでなく、滞在中の生活費を補うために現地での就労が許可されているのがワーホリの大きな魅力です。
日本は現在29ヶ国の国々とワーホリ協定を結んでいますが、ワーホリ人気国上位のひとつとしてイギリスの名前がよくあがります。イギリスワーホリは、最長2年現地に滞在でき、その間就学可能期間・就労可能期間に上限はありません。
1年以上滞在できる対象国の中には、オーストラリアやニュージーランドのように、指定職種に一定期間就いてからビザの延長申請をなければいけない国もありますが、イギリスはビザを取得した時点で2年の有効期限が与えられます。延長申請をせずに2年の滞在が可能です。
英語発祥の地であるイギリスは、教育レベルもトップクラスです。現地の人と関わるだけで本場の英語が学べるので、ワーホリだけでなく語学留学でも人気を集めています。
イギリスワーホリの詳細は以下の通りです。
対象年齢(ビザ申請時) | 18~30歳 |
滞在できる期間 | 2年 |
就学できる期間 | 上限なし |
就労できる期間 | 上限なし |
ビザの年間発給枠 | 6,000 |
イギリスワーホリについて調べていると、「YMS」というワードを目にしますよね。YMSとは、Youth Mobility Scheme(ユース・モビリティー・スキーム)の略で、イギリスワーホリのために取得するビザの名称です。
ほとんどの国ではワーホリで必要なビザは「ワーキングホリデービザ」を取得しますが、YMSもワーホリも制度の内容は同等です。違う点は、休暇を目的とする人が対象となるのがワーホリビザで、YMSビザは短期就労を目的とする人が対象です。
ビザの略称から、イギリスワーホリはYMSと表現されることが多いです。
現地でアルバイトができることが最大の魅力とも言えるワーホリ。さらにイギリスは就労上限がなく、労働時間も制限もないため時給次第ではしっかりと稼げるのもメリットです。
実際にイギリスに渡ったらどんな仕事に就けるのでしょうか。イギリスワーホリで働ける主な仕事を紹介します。
ワーホリ参加者が働きやすいのが日本食レストランです。各国にある日本食レストランは、イギリスにも浸透しており、あまり英語を使わずに仕事できる点がポイントです。英語レベルが初級でも採用されやすく、渡航してすぐアルバイトしたい場合に最適です。
英語力が必要ない分時給は低くなり、平均時給は10.00£(約1,800円)ほどです。最低賃金に近い時給の傾向があるため、日本食レストランで経験を積んだらステップアップしたアルバイトを探すことをおすすめします。
レストランには、前述した日本食レストラン以外に現地の人が経営するローカルレストランがあります。ローカルレストランでは、日本食レストランよりも英語力を必要とされ、英語レベルの基準は中級です。
比較的英語力が必要な仕事なので、日本食レストランよりも時給が高い傾向があります。平均時給は10.50£(約1,900円)が目安です。
ショップ店員として働く場合は、お土産屋さんやアパレルショップなどさまざまな選択肢があります。観光や留学先として人気のあるイギリスはお土産屋さんの需要も高く、日本語が話せる点は武器になります。
しかし、日本人以外のお客さんも訪れるお店がほとんどなので、接客や商品の説明などができる程度の初中級レベルの英語力が必要とされます。時給のは10.00£(約1,800円)ほどが目安です。
英語にあまり自信のない方は、勤務中にほとんど英語を使用しない清掃員もおすすめです。清掃員であれば黙々と作業をするため、英語力は重視されない傾向があります。
しかし、日本食レストランのように英語を使わない仕事のため時給は低い傾向があります。平均的な時給は10.50£(約1,900円)です。
英語力に自信のある方は、オフィスワークも人気のある仕事のひとつです。ワーホリでのオフィスワークには、エステサロンやジムの受付・旅行代理店・コールセンターが主な仕事です。
海外でオフィスワークの経験を積むことで、帰国後のキャリアに役立つと考える方も多いはず。人気のある仕事のため、その分倍率も高いです。さらに、企業の事務を担うため多くの求人は正規雇用を募集しています。ワーホリのように短期間のアルバイトは募集自体が少ないため、より採用を獲得するのは難しいのが現実です。
オフィスワークにこだわりたい方は、求人を見つけたときに採用を勝ち取れるよう、できるだけ語学力を上げて準備しておきましょう。
仕事 | 英語レベル | 時給の目安 |
日本食レストラン | 初級 | 10.00£~(約1,800円~) |
ショップ店員 | 初級 | 10.00£~(約1,800円~) |
ホテルの清掃員 | 初級 | 10.50£~(約1,900円) |
ローカルレストラン | 中級 | 10.50£~(約1,900円~) |
オフィスワーク | 上級 | 12.00£(約2,200円~) |
イギリスワーホリで働ける仕事が分かったところで、次は仕事の探し方を紹介します。海外ではどのようなツールを活用して仕事を探すのでしょうか。詳しく解説します。
イギリスでの仕事探しは、日本と同様に求人サイトが主流です。求人サイトは日本からもアクセスが可能なので、渡航前に情報収集として活用でき、具体的にどんな求人が募集されているのか事前にチェックすることも可能です。
求人サイトには、日本人向けの日本語サイトもあります。英語に慣れていない場合は日本語サイトも活用していきましょう。
求人サイトはどこでも閲覧でき誰でも応募ができるメリットがある一方で、倍率が高くなる傾向があります。一つの求人の多数の応募があるため、英語力や経験など能力の高さが問われます。英語レベルが低くても就ける仕事の場合も、自分より能力の高い人が応募しているとそちらが優先されてしまうでしょう。
できるだけ能力を身に付けた状態で応募することで、多数の応募者から選ばれる可能性が高くなります。
イギリスのワーホリでよく利用される求人サイトは以下の通りです。
イギリスに限らず、ワーホリで一番仕事を見つけやすい方法は友人や知人からアルバイトを紹介です。語学学校や現地で知り合った人たちに、「仕事を探している」と伝えておくと、自分が辞めるタイミングや知り合いのオーナーが求人を募集するタイミングであなたに声がかかる可能性があります。
すでにそのお店で働いている人やオーナーと繋がりをある人からの紹介であれば、あなたに対する信頼があり採用までスムーズに進む傾向があります。
紹介を受けるには、タイミングが来たときに声がかかるよう、現地で交友関係をしっかりと広げておくことが重要です。語学学校で友達を増やしたり、知り合いを紹介してもらったりして、パーティーのような交流の場へも積極的に参加するといいでしょう。
ただし、知り合いになるだけでなく、紹介してくれる人との信頼を築かなければいけません。「あなたなら安心して紹介できる」と思ってもらえるような関係を目指してください。
気になるお店や企業があっても求人を募集していない場合は、直接履歴書を配る方法もあります。履歴書やコミュニケーションを通じて自分をアピールすると、採用を検討してもらえるケースもあります。
もともと求人を募集していないため門前払いになってしまう可能性もありますし、断られる可能性の方が高いですが、「ここで働きたい」と思うお店や企業ならばチャレンジしてみる価値はあるでしょう。
実際にイギリスワーホリでは、生活費を補えるほどしっかりと稼げるのでしょうか。
イギリスで稼げるかどうかを左右するのは、その国の最低賃金です。2024年4月更新時点のイギリスの最低賃金は以下の通りです。
「見習い」とは、19歳未満または、19歳以上であれば見習い期間が1年目の方が該当します。見習い期間が終了した方から年齢に該当する最低賃金が適用されます。
日本の最低賃金は、全国平均で1,054円なので、一番低い見習いでも日本と収入が大きく下がることはありません。見習い期間が終了した21歳以上であれば日本よりも最低賃金が高くなりますし、イギリスワーホリは就労時間に上限がないのでしっかりと稼げると言えるでしょう。
また、イギリスの最低賃金は頻繁に変更されます。最新の情報はイギリス政府の公式サイトでチェックしてください。
時給は、英語レベルに比例して高額になる傾向があります。アルバイトの準備するために語学学校へ通うことも大切ですが、より時給が高く希望する仕事に就くためには渡航前の事前学習も重要です。
渡航前に日常会話レベルまで英語力を身に付けておけば、語学学校でさらにレベルの高い学習ができ、アルバイトも渡航後すぐに探すことができます。
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イギリスワーホリの仕事について解説しました。ワーホリ滞在時にどんなアルバイトができ、どれくらい稼げるかイメージはできたでしょうか。「本当に仕事を見つけられるか」と不安に思う方は、ぜひStudyInのワーホリ説明会にご参加ください。
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