ワーキングホリデーとは、休暇を目的として協定を結んだ国に最長1~3年間滞在できる制度です。青少年を対象としており、異国の文化を学びながら現地での生活費を補うために就労が許可されています。観光・就学・就労が可能なため、自由度の高い海外生活が送れると人気を集めている制度です。
ワーホリ対象国は現在29ヶ国ありますが、国によって年齢制限以外にも滞在可能期間や就学・就労可能期間などが異なります。アイルランドワーホリの特徴は以下の通りです。
対象年齢(ビザ申請時) | 18~30歳 |
滞在できる期間 | 1年 |
就学できる期間 | 上限なし |
就労できる期間 | 1週間で最大39時間まで |
ビザの年間発給枠 | 800(年2回の抽選式) |
アイルランドのワーホリビザは年に2回の抽選式ですが、2024年の申請受付はすでに終了しています。倍率は公式に発表されていませんが、毎年落選者が報告されているほど人気のある国です。
アイルランドは、「妖精が飛んでいる」と言われるほど自然豊かな国でありながら、都市部はヨーロッパ諸国の中でも都会すぎず田舎すぎず、とても過ごしやすい島国として知られています。
ワーホリ人気国でもあるイギリスと隣接していますが、イギリスよりも日本人を含めてアジア人が少なく、「日本人が少ない環境で過ごしたい」という方にぴったりです。
また、EU加盟国であるアイルランドであれば、加盟国間を自由に移動でき休日には気軽にヨーロッパを旅行できます。まさに「観光・就学・就労」のすべてで自由度の高いアイルランド生活が送れることでしょう。
まずはワーキングホリデーの体験談を紹介します。今回紹介する体験談の渡航先はカナダですが、アイルランドワーホリに共通する部分もあるので、ぜひ参考にご覧ください。
カナダのトロントへワーホリ留学した柴田さん。11ヶ月滞在予定のうち、渡航5ヶ月目での体験談を紹介します。
ワーキングホリデーでカナダのトロントに渡航。3ヶ月語学学校、1ヶ月ホームステイのプランで、働きながら勉強しています。渡航自体は11ヶ月の予定です。
1つ目の理由は、小さい時から海外に興味があったからです。私は憶測で特定の国を批判している大人を見て、幼いながらに違和感を感じていました。
日本人が話す海外のイメージはおおよそ偏見です。ニュースやSNSも例外ではありません。外国に行って、その場の雰囲気を肌で感じ、そこで会う人たちと実際に話してみたかったのです。
2つ目の理由は、新型コロナウィルスの流行です。私は現在大学生で、コロナ禍で情勢が悪化した当時、このままストレートで進級すれば、自身の就職活動に必ず影響が出ると考えました。そして、就活を遅らせる方法として、かねてから実現したかった留学が1番に頭に思い浮かびました。
英語です。トロントは色々な人種が集う多民族多文化都市で、第一言語が英語ではない人が結構います。
そのため、どこかの言語の訛りが入った英語をたまに耳にするのでそれを理解するのに時間がかかりました。また今の仕事先がローカルのお客さんばかりなので、年配の方になると本当に何を言っているのか分からず、苦戦しています。
以前よりメタ認知ができるようになりました。
当面の目標は、留学にかかったくらいの額のお金を稼ぐことです。また、日本での就職活動を考えているので、その時に役立つTOEICや英検などの対策もしたいと考えています。
留学をしたら毎日が冒険です。言語や文化、慣習、日本で通じる当たり前が通じない世界を旅する日々です。しかし、学べることがそこら中に溢れている一方で、同じだけ挫折を味わうと思います。
そこで経験した挫折を教訓にできるのか、折れたまま暗い気持ちで過ごすのかで、その後の生活の充実度が変わってきます。
実際、挫折や失敗を糧にしてまで学びたくなかったり、語学だけの勉強を極めたかったりするのであれば、日本国内で勉強した方がいいと思います。
私は現在渡航して5ヶ月目ですが、今でも失敗や挫折を繰り返す日々です。しかし、毎日をとても楽しく過ごしてます。半年後日本に帰って、成長した姿を皆に見せることが既に楽しみで仕方ありません。
どんな壁にぶつかったとしても経験や学びを得られるチャンスだと考えて一緒に頑張りましょう!
ワーホリでの留学ではないものの、アイルランドへ長期留学をしたせかいさんの体験談を紹介します。
アイルランドへ9月~5月の9ヶ月留学をしました。
滞在した場所は、南の方にあるアイルランド第5の都市「ウォーターフォード」です。「第5の都市」とは言われていますが、車がないとどこにもいけないほどで日本からしたら田舎でした。
留学先にアイルランドを選んだ理由は2つあります。
1つ目は、他のヨーロッパと比べて費用が安いことと、2つ目はEUの中で唯一と言える、英語を母国語とする国だからです。他の国からも英語を学びに留学生が来ると思ったので、アイルランドに決めました。
いろいろな国が混じり合っているヨーロッパに行けば、いろんな国の人と交流ができると思ったからです。
イギリスに近いこともあり、文化もイギリスに近く英語は基本的にイギリス英語です。ただし、アイルランドは訛りがあることも有名で、都市によってだったりお年寄りによってだったりで、訛りが強く聞き取れないこともありました。
生活をしていて訛りに困ったことはありませんでしたが、大学の授業で教授の話が聞き取れないことがあって苦戦しました。
僕自身英語があまり得意でないまま渡航したので、訛りだけでなく英語自体が苦手だったことも原因にあると思います。
訛りのある英語を覚えると、標準語の英語を覚えるよりも英語力が上がると言われていますが、実際に僕も英語力が上がったと感じています。
アイルランドの訛りに慣れてから何度かロンドンに行きましたが、ロンドンの英語がとてもクリアに聞こえました。
アイルランド留学の魅力は4つあると思っています。
僕の通った大学では、大学全体で日本人が7〜8人しかいなくて、街で見かけることもほとんどありませんでした。英語をしっかり勉強したい人にはおすすめの環境です。
僕自身も英語力は伸びたと実感しています。
アイルランドの人は気さくでたくさん話してくれるので、授業が終わって片付けをしていたら「これから飲みに行かない?」と誘ってくれることがありました。
道端で、道路を渡りたくて車が途切れるのを待っていたら、横断歩道でないところでも車が止まってくれました。その優しさに驚きました。
日本人の留学生は少ないものの、他の国からは留学生が多く来ていたので、留学中はいろいろな国の友達がたくさんできました。アイルランド人だけでなく、フランス人・スペイン人・ドイツ人・ルーマニア人・ベルギー人・オランダ人・マレーシア人・中国人・韓国人などの友達ができました。
滞在していたところは田舎で、人気がない・車も走っていない場所もありましたが、友達の飲みに行って夜12時くらいに1人で帰っていても、危ないことに合うこともなく、危険を感じることもなく9ヶ月間過ごせました。
首都のダブリンへ行っても、スリをされたといった話を聞くこともありませんでした。ただし女性は危険な可能性もあるので、夜道は1人で歩かない方がいいです。
パブは、日本でいう居酒屋みたいなもので、「アイリッシュパブ」が世界的にも有名です。学校の後に、友達とパブに行ってワイワイお酒を飲むことがよくありました。現地の人はお昼から飲んでいる人もいました。
サッカーW杯のときには、僕も一緒にパブで試合を観戦しながら飲んで、とても楽しかったのが思い出です。
アイルランド留学で一番楽しかった思い出は、留学生の友達と一緒にハイキングをしたことです。急な崖のある海外へ行って、その端をみんなでハイキングをして歩きました。
壮大な自然のあるアイルランドだからこそ、空が広く草木もいっぱいあって、マイナスイオンに触れながらのハイキングでした。自然は豊かですが、クラブやパブなどでも楽しみました。
イギリスの食事はよくまずいと聞きますが、アイルランドは基本的に全部美味しかったです。
ただ、豆や血で作られたソーセージなどが出てくるアイリッシュブレックファストはあまり美味しくありませんでした。イギリスのブレックファストと同じでしたが、僕には合いませんでした。
アイルランドは独特の食べ物があまりないので、街にはイタリアンレストランもありますし、美味しいものを食べられました。
基本的には自炊していて、渡航した最初の方はパスタを作り、自炊に慣れてきたらご飯を炊いて日本食も作って食べていました。
たまに外食もしていましたが、イタリアンや日本食を主に食べていました。日本食レストランがありましたが、僕たちの知っている日本食ではなかったです。
イギリスで有名な「フィッシュ&チップス」がありましたが、揚げた魚とポテトが少し乗っているだけで20€くらいで、日本円にすると3,000円くらいなのでとても高かったです。
マックにも行きましたが、ビックマックセットが1,200〜1,300円くらいだったので、外食自体が比較的高かった印象です。
でもイギリスに比べると安く、イギリスの物価は規格外でした。肌感でいうと、イギリスの物価は1.3〜1.5倍くらい高かったように感じます。
外食以外にも、野菜以外の日常品も日本よりちょっと高かったです。800gくらいの鶏むね肉が、4.6€(800〜900円)くらいだったので、日本と同じくらいか少し高いくらいだと思います。
僕はシェアハウスをしていて、大きい一軒家の中のワンルームを450〜500€(約8万円)で借りていました。ダブリンだともう少し高いと思います。
イギリスはずっと天気が悪いイメージがありますが、アイルランドも同じです。基本的には小雨がずっと降っていて、ときどき晴れますがまたすぐに曇ってしまいます。風もすごく強いです。
基本は寒く、僕の場合は9月に家の中でウルトラライトダウンを着ていました。真冬の本当に寒い日はマイナス10℃くらいまで気温が下がり、夏でも21〜22℃くらいです。
アイルランドは訛りがあったり気候が悪かったりするマイナスなイメージを持たれがちですが、それもアイルランドの個性のひとつだと思うので、アイルランド留学を楽しんでいただけたらと思います。
気になることがあれば、もっとアイルランドについて知っていきましょう。
留学はちょっと過酷なくらいがいいと思います!
実際にワーホリや留学へ行った方々の体験談は、今からワーホリを控えている方にとって、とても参考になる情報が詰まっています。ワーホリ前の準備や語学学校選びの参考になることでしょう。
しかし、体験談を読んでさらに疑問や不安が出てくる方やもっと多くの体験談を聞きたいと思う方もいますよね。そんな方々には、留学エージェント・StudyInのワーホリ説明会でご案内したします。
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最後に、私たちStudyInは、皆さんが留学という大きな一歩を踏み出すお手伝いをしたいと心から思っています。不安や疑問がある方も、ぜひお気軽にご相談ください。どんな小さなことでも、あなたの夢を叶えるために真摯にサポートいたします。
時間がなく焦っている方も大丈夫です。これからの一歩が、未来への大きな一歩となるよう、私たちと一緒に準備を進めていきましょう。皆さんのご連絡を心よりお待ちしています。(下記からお選びください)
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