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さて、今回はファームで働くオーストラリアワーキングホリデーについてお話ししたいと思います。
現地で観光・就学・就労が可能なワーキングホリデービザを取得し、現地に最長1～3年間滞在が可能なワーキングホリデー。詳細には、青少年が休暇を楽しむ目的で外国に滞在できる制度として設立されました。日本と協定を結んだ国間で利用できる制度で、日本は現在29ヶ国の国々と協定を結んでいます。
滞在可能期間だけでなく、対象年齢・就学可能期間・就労可能期間やビザの年間発給数が限られており、内容は国によって異なります。
オーストラリアは、日本とワーホリ協定を結んでいる国のひとつで、ワーホリ渡航先として人気の高い国でもあります。
| 対象年齢(ビザ申請時) | 18～30歳 |
| 滞在可能期間 | 最長3年（1年ごとにビザの延長が必要) |
| 就学可能期間 | 4ヶ月 |
| 就労可能期間 | 同一雇用主の下では6ヶ月まで |
| ビザの年間発給枠 | 上限なし |
オーストラリアワーホリでは、対象年齢がビザ申請時の年齢が18～30歳です。滞在中は、最長4ヶ月間語学学校に通え、就労に関する条件として「同一雇用主の下では6ヶ月まで」と決められています。
最長3年滞在できるものの、ビザは1年ごとに延長の申請が必要です。1回のビザ申請における有効期限は1年なので、3年滞在するには現地で2回ビザを延長する流れとなります。
また、ビザを延長するために政府が指定した職種に一定期間就くことが条件とされています。指定職種にはファームジョブ（農業や家畜）・漁業などが対象です。
オーストラリアワーホリについて調べていると、「ファーム」といった仕事を目にすることが多いですよね。日本でも農家や農園に「〇〇ファーム」と名前が付いているように、オーストラリアでも農家や農園に関わる仕事をします。
最長3年間滞在ができるオーストラリアですが、2年目のセカンドワーホリ・3年目のサードワーホリでビザを延長するためには、一定期間指定職種に就く必要があります。冒頭で述べたように、指定職種のひとつが「ファーム」です。
実際にどんな仕事をするのか、「ファームはきつい」と聞く体験談は本当なのか、詳しく解説します。
まずはファームでの仕事内容を紹介します。
ファームの代表的な仕事が「ピッキング」です。ピッキングは、収穫時期になった野菜や果物を収穫する作業で、収穫時になった野菜や果物をひたすらカゴやバケツに入れていきます。
基本的に屋外の仕事となり、ピッキングの場合は早朝に行う仕事も多いです。収穫時に野菜・果物に傷を作ってしまうのはもちろんいけませんし、収穫方法や注意点が事前に説明されます。
比較的英語力が低くても仕事に就けるファームですが、説明を理解する必要があり、仕事の出来次第では次回以降のファームワークに呼ばれないケースもあります。
日焼けや虫刺さ・悪天候での作業が付き物であることも了承してピッキングに臨みましょう。
ピッキングしたものを、袋や箱に詰めする作業が「パッキング」です。屋外だけでなく倉庫で作業を行う場合があります。
ただ箱詰めだけでなく、傷のある商品や規格外のサイズの振り分けもするので検品作業も行います。また、重さも計りながら詰めていき、シールを貼ったり出荷先ごとに振り分けたりもします。
ピッキングほど重労働ではなく、屋内で仕事ができるパッキングはとくに女性に人気があります。
プランティングでは、収穫を終えた畑に苗や種を植える作業を行います。まっさらの畑に器具で穴を空け、苗または種を植えていくのが一般的な流れです。単純作業ではありますが、しゃがんで作業を進めていくため腰が痛くなることがあります。
苗や種を植えるだけでなく、植えるものを畑まで運ぶ作業もあります。膨大な畑に植える苗や種は、何百といった数になることも。単純作業ではありますが、重労働でもあるため大変な仕事内容であることを理解しておきましょう。
ピッキングが終わった畑では、プルーニングと呼ばれる枝や葉の剪定を行います。枝の剪定は冬の時期に行われることが多く、次の収穫時期に向けた準備となります。葉の剪定は、野菜や果物にしっかりと日が当たるようにします。
葉の剪定は夏でも行うので、ピッキングのように屋外での作業が主になります。ピッキングと同様に、日焼けや虫刺されなどが当たり前となる作業のひとつです。
「オーストラリアワーホリのファームはきつい」といったマイナスなイメージを持っている方も多いですよね。結論から述べると、ファームは肉体労働の作業が多いです。とくに収穫時期の作業であるピッキングでは、炎天下での作業も当たり前です。それゆえに、「きつい」といったイメージが付いてしまっている可能性があります。
体力に自信のある方は心配いりませんが、屋外での作業に自信のない方は「工場」で働くファームもあります。工場であれば、気温や天気に左右されることなく、屋外よりも環境が整った場所で働けます。
また、農家のファームで働く場合も、比較的重労働の少ない「パッキング」であれば、そこまで体力の心配をせずにファームで働けるでしょう。
ファームの仕事内容が分かったところで、次に気になるのがお給料事情ですよね。
ワーホリで就くような仕事は、一般的には時給制の場合がほとんどです。しかしファームの場合は、歩合制を取り入れている農家・農園があります。ファームでどれくらい稼げるか、ファームのお給料事情を解説します。
時給の場合は、2024年7月に更新されているオーストラリアの最低賃金・24.10AUD（約2,400円）が適用されます。最低賃金が比較的高額なオーストラリアですが、ファームの時給相場はより高い28～35AUD（2,800～3,500円）が目安です。
日本でいうアルバイトに近い雇用形態のパートタイム雇用（有給休暇あり・週38時間の労働補保証なし）であれば、最低賃金程度の時給が多いです。
一方で、有給休暇の権利を持たないカジュアル雇用の場合、権利や保証がない分時給が高い傾向があります。とくにファームでは、比較的カジュアル雇用の求人が多いため、時給の相場も高くなっています。
物価の高いオーストラリアですが、3,000円前後の時給であれば安定したお給料がもらえるでしょう。
※2024年11月6日現在のレート、1AUD＝101.24円で換算
ファームの特徴として、お給料が歩合制のケースが多いことが挙げられます。歩合制は、自分がピッキングした重さやパッキングした数などでお給料が決まります。
体力や力仕事に自信があり、スピーディーに作業を進められる方は、時給制よりも稼げる可能性があるため、歩合制をおすすめします。
しかし、継続的な力仕事が難しい女性や体力に自信のない方は、思ったほどの収入が得られず生活が厳しくなるリスクがあります。お給料が少ないだけでなく、セカンドワーホリ・サードワーホリを申請する際に、条件を満たせず申請が下りない可能性もあります。
ファームの仕事が初心者の方や、自分のスキルに自信のない方は、歩合制よりも時給制がおすすめです。
ファームに魅力を感じた方は、以下の方法で仕事探しに移りましょう。実際に仕事を探す方法と、仕事探しの注意点を紹介します。
オーストラリアのファームで働きたい方は、以下の方法を参考にしてください。
ファームに限らず、ワーホリでの仕事探しは、すでに現地で働いている友人や知人からの紹介が一番いい方法です。紹介であれば、現地での状況も事前に把握できますし、雇い主にも信頼してもらえるため、採用までスムーズにいくケースが多いです。
語学学校や現地で知り合いを作るだけでなく、InstagramやXなどのSNSを活用して、現在ファームで働いている人と繋がるのも方法です。
現地で語学学校に通う人は、在籍中に語学学校の先生からファームの仕事を紹介してもらえる可能性があります。語学学校はワーホリ参加者のように仕事を探している生徒の多く通っているため、ファームへのコネクションを持っている先生もいます。
語学学校の先生であれば、求人情報についての相談ができアドバイスももらえるので、安心してファームへ挑むことができるでしょう。
日本で仕事を探す際に活用される求人サイトは、オーストラリアでもメインに活用される仕事探しの方法です。オーストラリアの求人情報には、都市圏の仕事だけでなく地方のファーム求人も掲載されてます。
求人サイトは、どこでも検索でき誰でも求人へ応募ができます。便利な一方で倍率も高いため、より多くの求人へ応募すると、採用される確率も高くなります。
ファームの求人が掲載されている求人サイトの中で、日本人向けのサイトは以下が挙げられます。
より具体的な仕事探しの方法は、StudyInのワーホリ説明会でご案内しています。仕事が見つかるか不安に感じる方は、海外経験豊富なコンサルタントが揃うStudyInのワーホリ説明会で、お気軽にご相談ください。
ファームでの仕事を探す場合・ファームで働く場合は、以下のことに注意をしましょう。
セカンドワーホリ・サードワーホリの申請を目的としてファームで働く場合は、対象となるファームか・申請に必要な証明書と給料明細を発行してもらえるかを必ずチェックしてください。一定期間働き、「対象でないためビザ申請を行えない」といったトラブルが起きないように注意が必要です。
また、ファームでは宿泊先を手配してくれるケースがほとんどです。宿泊先の状況や、ファームまでの送迎があるかなど、細かい部分を必ず確認してください。
オーストラリアワーホリでのファームについて解説しましたが、現地で働く自分がイメージできたでしょうか。ファームに興味を持った方も、逆に不安が大きくなってしまった方も、本気でワーホリに挑戦したい方は是非StudyInにサポートさせてください。
StudyInでは、無料でご参加いただけるオンラインのワーホリ説明会を開催しており、ワーホリ対象年齢の方であればどなたでもご参加いただけます。 カウンセリングも含めたマンツーマンかつ質疑応答の時間も設けているので、海外が初めての方や語学力ゼロで不安な方にも丁寧な説明ができる環境を整えています。
ワーホリにご興味のある方・本気でワーホリに挑戦したい方は、ぜひワーホリ説明会にご参加ください。
最後に、私たちStudyInは、皆さんが留学という大きな一歩を踏み出すお手伝いをしたいと心から思っています。不安や疑問がある方も、ぜひお気軽にご相談ください。どんな小さなことでも、あなたの夢を叶えるために真摯にサポートいたします。
時間がなく焦っている方も大丈夫です。これからの一歩が、未来への大きな一歩となるよう、私たちと一緒に準備を進めていきましょう。皆さんのご連絡を心よりお待ちしています。（下記からお選びください）
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