フィリピン留学中の緊急時(怪我、病気等)の対応についてを紹介します。ご渡航前に必ず確認しましょう!
一年を通じて、腸チフス、アメーバ赤痢、細菌性赤痢、A型肝炎などの重篤な経口感染症のリスクがあります。特に、患者が増加するのは雨季の傾向です。
生水や氷の飲用は避け、ミネラルウオーターや煮沸した水を飲むようにしましょう。また十分加熱されたものを冷めないうちに食べるように気をつけましょう。
雨季にはデング熱が大流行することがあります。日本脳炎は、マニラとルソン島のヌエヴァ・エシハで集団発生があり、ルソン島の他の地域やビサヤ諸島でも散発的な発生があります。都市部ではマラリアのリスクはありませんが、一部の地域を除き標高600m以下の地域では、一年中感染するリスクがあります。パラワン島では、サルマラリアが人に感染した事例も報告されています。寄生虫疾患の流行地域でもあり、川などでの水遊び、手や足をつける行為は避けしょう。
フィリピンでは狂犬病で死亡する患者が、毎年報告されています。患者発生数は、常に世界上位5ヶ国に入っており、国内の犬の予防接種は不十分であるといわれています。動物には手を出したり、近寄ったりしないようにしましょう。2006年にフィリピンから帰国した日本人2名が狂犬病を発症し、死亡しています。
フィリピンの医療レベルは地域によって差があります。移住先として人気の高いセブや首都マニラなど、大きな都市に関しては医療体制や医療設備が先進国並みに整っているため、日本と同等のレベルで治療を受けられます。しかし、地方や郊外では医療機関であっても、あまり衛生的とは言い難く、新しい病院に行くか時間こそ掛かりますが都市部の病院へ通った方が良いでしょう。
総合病院は国立、公立、私立と3つの経営体制に分かれており、国公立の病院は医療費が安いので、いつでも混雑しています。医療設備が最も整っているのは私立病院。そのため、移住や海外赴任など、現地で生活をしている日本人の大半は私立病院を利用しています。フィリピンの病院は、一部を除いてほぼ日本語が通じないので、あらかじめ病院に通う予定のある人は英文で書かれた診断書や処方箋を持参するとスムーズです。
首都のマニラで生活をする場合は、在フィリピン日本人によって作られている「マニラ日本人会診療所」があるので、そちらを利用することで言葉の不安は解消されます。事務長が日本人なので、いざと言う時の説明を日本語で聞くことも可能ですし、日本人医師による通訳もあります。
私立病院は技術や設備が充実している一方で、医療費は総じて高い傾向にあるので、保険に加入しておくと良いでしょう。現地に到着してから保険に加入することも可能ですが、あまり衛生状態の良くない地域もあれば、慣れない気候や生活のせいで、到着後すぐに体調を崩してしまう日本人も多いと言われています。よって、渡航前に保険へ加入しておくと一層安心です。
・ご渡航前に必ずご加入いただくのが《海外保険》です。
海外保険の詳細についてはこちらをご確認ください。
・常備薬の準備。総合風邪薬、腹痛用、その他普段お使いになっている薬がある際は必ずご持参ください。語学学校によっては看護師がいたり、ドクターが定期的に訪問したりはします。
・緊急連絡先のメモとして、各学校の日本人スタッフの連絡先をメモしておきましょう。そしてセブ島に渡航される際は、セブにあるジャパニーズヘルプデスクの連絡先は必ずメモしておきましょう。
・学校スタッフに連絡 少しでも体に異変を感じたら学校スタッフにお伝えください。
まずは学校ドクターの手当を受け、場合によってはスタッフと共に病院へと向かいます。
・.近くに学校スタッフ、頼れる方が居ない場合は下記ジャパニーズヘルプデスク(J.H.D)に連絡下さい。
クレジットカードの付帯付き保険をお持ちの方
海外旅行傷害保険証をお持ちの方
保険未加入者
日本人スタッフ駐在時間 月ー金曜日(AM9;00-AM6;00)/土曜(AM9;00-2;00)
※軽い症状の場合の日曜夜間病院利用はお控えいただきますようご協力お願いします。
*セブには日本人職員が日本語で24時間いつでも対応してくれる【チョンワホスピタル】などが存在します。
*マニラにも日本人職員が対応してくれる【マニラ日本人会診療所】などが存在します。
海外という慣れない環境での病気はいつでも不安なものです。適切に対処できるように、上記のような情報をしっかり把握しておき、フィリピン留学に挑みましょう。
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