ワーキングホリデーと聞くとどんなイメージがありますか?楽しそうだけど、経験者は皆十分な貯金をしてから渡航しているのでしょうか?チャレンジしてみたいけど渡航前までにいくらくらい必要なのでしょうか?今回はそんな疑問を解決していきます!
<目次>
ワーキングホリデーとは海外での休暇滞在中に必要な資金を補うための、補足的な就労を認めた制度です。
一般的な学生ビザや観光ビザでは就労が認められていないことも多いため、海外で働いてみたい方に合った制度です。1年から2年という長期間が一般的なため、実践的な語学力アップにも繋がります。
さらに、ワーホリビザの取得に英語力の証明は必要ありません。渡航前の語学力も費用も最低限で住むことが出来るところがワーキングホリデーの特徴です。
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ワーキングホリデーが出来る国は外務省ホームページによると以下の23国と地域になります。年間1万5千人の日本人がワーホリに出ているようです。
イギリス・フランス・ドイツ・アイルランド・デンマーク・ノルウェー・ポルトガル・ポーランド・スロバキア・オーストリア・ハンガリー・スペイン・アイスランド・チェコ・リトアニア
オーストラリア・ニュージーランド
カナダ・アルゼンチン・チリ
韓国・台湾・香港
英語圏のワーホリに必要な費用は総額で200〜280万円です。(日本ワーキングホリデー協会HPより)
渡航前に必要な費用が最も安い国がオーストラリアです。ワーホリ先として最も人気のある国でもあります。
ワーキングホリデーは海外で収入を得られるため、比較的費用を抑えられるのが特徴です。とはいえ1年、2年といった長期間分の滞在費や語学学校の費用はある程度まとまった額が必要になってきます。
現地でアルバイトをすることを考えると1年間のワーホリ渡航前に必要な額は100〜180万円です。長期ですぐにいきたい方は初期費用が抑えられ、準備期間を短縮できるため、ワーホリでの留学がオススメです。
今回は23の国と地域から英語圏に絞って、最低限必要な費用をまとめました。発給部数が無限だったり、申請費用が無料だったりと国によって制度が異なるため、比較して決めましょう。
例えばイギリスのワーホリビザの発給は1000人抽選で決まります。引き換え、オーストラリアとニュージーランドに関しては制限がありません。
ニュージーランドに関しては、日本でビザを発給すればなんと無料で発給してもらえます。
イギリスのワーホリは非常に人気で、毎年Tier5(ワーホリビザ)の申請倍率は10倍以上を記録しています。抽選で1000名という仕組みのため、数年連続落選した人も周りでよく見かけます。
イギリスでは就労許可の降りたビザでなければ無給のインターンシップはおろか、ボランテイアですら禁止されるため、少しでも働きたい気持ちがある場合はTier5かTier4のビザをお勧めします。
イギリスのワーホリは、当選すれば2年間の滞在が認められます。今回は2年間にかかる総額と内訳を大まかにまとめました。
語学学校は3ヶ月50万円、家賃はロンドン市内で月15万円前後と、他の国に比べても物価の高い国です。日本からみると1.5倍の物価です。
その分アルバイトの時給も高くなっています。週3日以上のアルバイトを2年間続けたとすると200万円以上の収入が得られます。
語学学校に通う場合でまとめたため、費用を抑えるとしたら語学学校に通う期間を短くするか、リーズナブルな部屋を探すのが良いでしょう。内訳の家賃はロンドンを一例にしましたが、ロンドン以外の市であれば大幅に節約できます。
航空券はお盆やクリスマスシーズンには大幅に値上がりするため早めの準備をお勧めします。
渡航前には379万円必要になります。一般的にワーホリ前は100万円の貯金が必要といわれますが、2年分とはいえ高額な貯金が必要になります。2年も滞在できるのは魅力的ですが、お金の管理には慎重にならなければなりません。
カナダではワーキングホリデーとして最長6ヵ月のあいだ就学でき、渡航者への雇用の制限がないため、長期間でじっくり語学力を伸ばしたい方に選ばれています。
カナダの物価は比較的安価なところも人気です。
語学学校費用は大体相場と同じくらいで、家賃が月10万円と比較的安価です。8万円くらいでも十分綺麗なホームステイや、シェアハウスに住めます。
アルバイトの時給は日本よりもよく、1200円前後が普通です。1年間あれば100万円以上の収入が得られます。アルバイト費用を引いた渡航前に必要な初期費用は159万円です。
オーストラリアはイギリスほどではありませんが、物価が比較的高い分給料水準が高い傾向にあります。
授業料は相場と変わらず3ヶ月40万円、家賃は月11万円前後が一般的です。生活費は月6万円あれば十分に生活できます。
アルバイトの時給水準は高く1400円が一般的です。1年間働くと120万円の収入が得られます。
そのため初期費用が抑えやすく、渡航前に144万円用意できれば良いので、ワーホリで一番人気の国になっています。
ニュージーランドでのワーホリは他国とは違い、都会の誘惑のない、大自然の中で過ごすことになります。首都でも混雑した様子なくのどかな土地柄です。最大6ヶ月の就学が認められているため、良い環境で集中出来ます。
条件はありますが、ビザの期間を3ヶ月延長することもできます。
日本でビザを申請する場合は無料でできるところも良いですね。
ニュージーランドの語学学校は3ヶ月でも35万円と比較的安価です。ただし家賃が高く、月15万円前後はかかってきます。
アルバイトの時給は他のワーホリ協定国より高く、112万の収入が1年間に得られます。
渡航前に必要な費用は193万円と平均的です。
アイルランドのワーホリビザは年間の発給数が400に限定されています。物価が安いイメージがあるかもしれませんが、日本と比較するとアイルランドの方が少し高くなっています。
また、仕事を見つけるには時間がかかるため、最初の3、4ヶ月分の生活費があると安心です。
語学学校や航空券、保険料等は他の英語圏の国々と大差はありません。語学学校は3ヶ月40万円、航空券は往復12万円、保険料は年間20万円程です。
アイルランドは、家賃と生活費が比較的安価に済みます。家賃は月平均7万円、生活費(現地お小遣い)は月5万円あれば問題ありません。
渡航前に必要な費用は208万円です。
ワーキングホリデー中の費用を抑えるには以下の7点を見直すことで大幅に節約が出来ます。
➀保険...ex)オンライン申請可能なネット上の保険。オススメはTabiho
➁航空券...ex)半年前に予約。2月上旬を狙う。
➂語学学校の期間...ex)3ヶ月→1ヶ月
➃アルバイトの頻度...ex)週3日から週5日に
➅食生活...ex)外食を月3回まで
➆住環境...ex)一等地ではなく郊外に。エージェントや学校紹介を介さず、家主と直接契約。
貯金がない!という方はローンや奨学金の利用をお勧めします。低金利で借り入れ可能な留学ローンや返済不要な奨学金を利用することで費用を抑えたり、準備期間を短縮することができます。
いかがでしたか?今回はワーキングホリデーに行く前の費用についてまとめました。現地での資金調達に頼るのではなく、余裕を持って、有意義なワーキングホリデーを楽しみましょう。
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