みなさんバギオをご存知でしょうか。バギオはセブに負けず劣らずオススメかつ人気な留学都市です。この記事ではバギオ留学の魅力を中心に注意点とオススメの学校も紹介します。
バギオはフィリピンの首都マニラがあるルソン島の北部にある都市で、高地にあり涼しいため「天空都市」や「フィリピンの軽井沢」と呼ばれることが多いです。
アクセスとしては日本からマニラまでは飛行機の直行便で5時間ほどかけたのち、マニラ空港から陸路で約6時間ほどかかります。
バギオは観光よりも勉強を重視したいという方にオススメの都市です。というのもバギオはセブと比較して誘惑が少ない、講師の質が高い、日本人が少ないなどといった特徴があるからです。
それ以外にもこんなニーズを持っている方にもオススメです。
✔︎暑さが苦手な方
✔︎治安が心配な方
✔︎比較的長期間の留学を考えている方(4週間以上)
当てはまりましたか?
以下詳しく述べていきます!
バギオの場合、セブと比較してクラブやバーなどの娯楽施設や観光地が少なく、予習や復習を妨げるような誘惑があまりないので自己管理が心配という方でも勉強に集中しやすいです。
勉強に集中したいけど自己管理が心配という方はバギオの学校を選ぶかまたはセブに位置していても平日は外出が禁止というルールのあるスパルタの学校を選ぶのが良いでしょう。
バギオは都市部から離れた位置にあり、本気で英語を学びに来ている留学生が多いため、あなたが「勉強目的」で留学に行けばお互いに勉強意欲を高め合えます。
一方でセブの場合、「観光目的」の留学生が多いため、自分が「勉強目的」で留学に行っても現地で出来た友達に流されて飲みに行ったり、カジノに行ったりと夜遊びをしてしまうケースが少なくありません。
そうなると、授業の復習はもちろん翌日の予習もままならなくなり、悪循環が生じて、授業について行けなくなってしまいます。
再度になりますが、自己管理が心配な方はバギオの学校またはセブのスパルタ校を選びましょう。
バギオの学校は設立から10年以上が経っている校舎がほとんどで、設立から時間が経っている学校ほど授業に関するノウハウが豊富でかつベテラン講師の割合が高いと言えるため、バギオの学校は総じて質が高いと言われています。
フィリピンには200校ほどの語学学校があり、中には設立から年数が経っていないために講師への指導や授業のカリキュラムが十分に整っていない学校もあります。
質の良い授業は勉強へのモチベーションを保つための重要な要素ですので設立から10年以上経っている老舗の語学学校を選ぶことを心がけましょう。
留学失敗談で一番多く聞くのがせっかく留学したのに日本人とばかりつるんでしまい、外国人の友達を作るどころか英語力を伸ばすことも出来なかったというものです。
バギオはその知名度の低さやアクセスの悪さから日本人滞在者は少ない傾向にあり、学校選びに失敗しない限り日本人で固まってしまうことは少ないです。
外務省の情報で留学者のみを見ることはできませんが在留邦人の数はフィリピン全体で17984人、マニラが6520人、セブが1929人、バギオが98人となっていてバギオの在留邦人の割合は約0.5%と非常に小さいとわかります。
また生徒の国籍比率を見てみると、セブの学校の場合は日本人比率が80~100%という学校もありますが、バギオの学校の日本人比率は10~30%というところが多いです。
日常生活でも英語を話したい、授業外でも英語脳をキープしたい、日本人以外の友達を作りたいと考えている方はセブよりもバギオを薦めます。
情報源:外務省 海外在留邦人数調査統計(平成26年版) 『 在留邦人=日本人国籍を有する3ヶ月以上滞在している人、マニラ:マニラ都市圏、セブ:セブ州、バギオ:ベンゲット州(バギオ市単体で87人)』
全ての人にとっての過ごしやすい環境は異なるのが前提ですが、バギオはフィリピンにありつつも高山地帯にあるため1年を通じてとても涼しい地域です。
実際に年間の平均気温は19度で25度まで上がることは滅多にありません。
他の地域の学校だと死にたくなるほどの暑さにも関わらずエアコンがちゃんと効いていないこともあり得ますがバギオではそのような心配は不要です!
普段と違う環境で過ごすことで感じるストレスはあなたの想像以上に大きいため、暑さというストレスを感じなくて済むのはバギオの大きな魅力です。
フィリピンというと治安が悪いというイメージをお持ちかもしれませんがバギオの治安は悪くありません。
バギオの場合、富裕層や中間層の集まる避暑地であることや大統領官邸、士官学校があることなどを理由に治安はマニラなどのフィリピンの他の都市と比べると非常に良いのです。
ただし貴重品から目を離したり、多額の現金も持ち歩くのは危険なので避けましょう。普段はスマホをズボンの後ろポケットに入れているという人は要注意です。
上で挙げた“勉強に集中しやすい”、“日本人が少ない”、“設立から時間が経っていて講師の質が高い”などの条件を満たした学校を5つ紹介します。
JICバギオインテンシブベイシック校(IB校)は学校で習って以来英語に全く触れていないけれど留学に行ってみたいという方にオススメの学校です。
英語超初心者向けの学校でありながらも母国語禁止、ペナルティ有りの単語テストが課されるという厳しい環境下で一気に英語力を伸ばすことが可能です。
英語を使い慣れていない人がマンツーマン授業を受けても全く喋れなくてお金の無駄なんじゃないかと思われがちですが、IB校は英語超初心者を対象にしているため、文法や語彙なども含めたインプットを重視していて、超初心者でも英語力を伸ばせる環境が整っています。
また、英語力は伸ばしたいけれどスパルタは嫌だ、授業外は日本語で話したいという方は同じJICという系列のパワースピーキング校(PS校)という学校もオススメです。
長期の滞在を考えている方はIB校からPS校に移ることも可能なので、自分のレベルと予算、目的に応じてあなたに合った留学計画を立てられます。
厳しい環境下で勉強に集中したい方は是非検討してみてください。
学校の詳細はこちら(インテンシブベイシック校)
(両校共に¥125,000-/4週間、¥250,000-/8週間)
日本人比率〈インテンシブベイシック校〉:約15%
〈パワースピーキング校〉:約35%
設立年度〈インテンシブベイシック校〉:2008年
〈パワースピーキング校〉:2006年
この学校は英語力も伸ばしたいけれど予算も抑えたいという方にオススメの学校です。
復習を重視する独自のカリキュラムと教材を使っていて効率よく英語力を伸ばせる他、プログラムの種類も豊富なので英語初心者からTOEICなどの資格を対策したい方まで多くの方が満足できるのが魅力です。
また国籍比率がしっかりと考えられていて、韓国、中国、台湾、日本など様々な国から生徒が集まっているので、文化交流がしやすいです。
生徒3人と講師1人が同じ部屋で過ごすという3+1人部屋という寮のオプションがあり、寮での生活で英語を使うようになるだけでなく、授業で分からなかったところを質問したりもできるのでとても人気なシステムとなっています。
費用は抑えたいけれどガッツリ英語を学びたいという方は是非検討してみてください。
学校の詳細はこちら
(¥84,000-/4週間、¥168,000-/8週間)
日本人比率:約20%
設立年度:2003年
BECIはスピーキングの強化に定評のある学校で、日本人特有のカタカナ英語を直したいという方に是非オススメしたい校舎です。
またBECIは講師のトレーニングに非常に力を入れていて、TESLAという英語講師の教育に力を入れている組織と提携しているので、講師の質という面ではバギオの中でも群を抜いていると言えます。
将来海外で就職したい方、ワーホリしたい方向けのビジネス英語コースや親子で留学したい方に打ってつけの親子留学コース、フライトアテンダンスを目指す方向けのフライトアテンダンスコースなど一風変わったコースを設置しているので様々なニーズに対応できます。
綺麗な校舎が大自然の中に立地しているので開放的な雰囲気の中でリラックスして勉強できるのもBECIの魅力の1つです。
発音を直したい方、自然の中で快適に勉強したいという方は是非検討してみてください。
学校の詳細はこちら
(¥139,000-/4週間、¥278,000-/8週間)
日本人比率:約20%
設立年度:2003年
A&Jはワーホリを予定している方向けのワーキングホリデー準備コースに定評のある学校です。
このコースでは実際にワーホリをした際に使うサービス英語だけでなく、英文の履歴書の書き方や面接の対策などもプログラムに含まれているのでワーホリに行く予定だけど英語力をはじめとしてちゃんとやっていけるか不安という方に非常にオススメの学校です。
また、A&Jではワーホリコースのカリキュラムに現地カフェでの実習が含まれているので、接客英語を実践的に学べます。
学校の規模が小さいのでアットホーム感があり、講師と生徒の距離も近くなりやすい傾向にあるのも魅力です。
さらに、EOPという英語以外を話してはいけないというルールを採用している学校が多い中で、A&Jでは英語初心者の方でも過ごしやすいようEOPは申請制となっているので英語初心者でも心配いりません。
ワーホリの準備をきっちりしたいという方はもちろん、英語初心者の方も、アットホームな雰囲気の中で勉強したいという方は是非検討してみてください。
学校の詳細はこちら
(¥134,400-/4週間、¥266,800-/8週間)
(ワーキングホリデーコース:¥436,800-/12週間)
日本人比率:20%
設立年度:2008年
PINES ACADEMY メインキャンパスは新築の校舎、ジム、カフェ、レストランなど充実した施設を求める方にオススメの学校です。フィリピンでは珍しく高速Wi-Fiも設置されているので生活面での過ごしやすさは抜群です。
授業面では独自のメソッドで確実な成長を見込むことが可能である他、BECIと同様に講師陣のトレーニングに非常に力を入れていて、学生満足度が97%ということからもその授業の質の高さは明らかです。
スピーキングに特化したコースやTOEICやIELTS試験対策など自分の留学の目的に合った授業を受けられるのはもちろん、オプションコースという追加料金なしの朝・晩の授業を受けることで更なる英語力の向上を見込めます。
加えて、校舎の1階にコリアンマートというスーパーのようなものがあるので、飲み物やお菓子を買いたい時にも利便性が高いです。
さらにA&Jと同様にEOPは自己申告制なので、英語初心者でも日本語を話せないというストレスを感じずに過ごすことができます。
整った施設で勉強以外はストレスフリーで過ごしたいという方は是非検討してみてください。
学校の詳細はこちら
(¥133,000-/4週間、¥266,000-/8週間)
日本人比率:30%
設立年度:2001年
バギオには空港がないため、マニラの空港からバスやタクシーで6時間ほどかけてバギオに向かう以外の交通手段がありません。
基本的に語学学校がシャトルバスを出していますが、送迎の日が決まっていて個別のピックアップには別料金がかかる学校が多いので送迎については必ず事前に確認するようにしましょう。
また、バスが苦手な方は5~6時間の長旅を耐えるためにも酔い止めを忘れないようにしましょう。
上に述べたようなアクセスの悪さからバギオへの留学は1、2週間というような短期の留学者には向きません。
バギオへ留学する方は1ヶ月以上の中長期の留学をすることでアクセスの悪さというデメリットを微々たるものにすることが可能です。
またフィリピンでは31日以上の滞在の場合はビザの延長などの手続きが必要となります。フィリピンで中長期の留学をしたいと考えている方はこちらの記事が必見です。→フィリピン留学にVISAは必要?SSPってなに? フィリピン留学に必要なVISA関係まとめ
上にも書きましたがバギオはフィリピンでは珍しくとても涼しい気候です。南国だと思って夏服しか持っていかないと体調を崩す可能性があります。
2018年のバギオの1年を通じた月ごとの平均最低気温で一番寒いのは3月の13.8度です。これは東京の4月の平均気温とほぼ等しいので勉強に集中できないほど寒いというわけではないと言えます。
大切なのは留学先がフィリピンだからと言って南国をイメージしすぎないことです。寒さに抵抗がない方でも送迎バス内や校舎内でエアコンが効きすぎているという場合が考えられるので薄手の上着だけでなく、少し厚めの上着と小さめの毛布も持っていくのが良いでしょう。
フィリピンといえばリゾートというイメージからフィリピン留学であればどこの都市でも簡単にビーチに行けると思っている方が多いと思いますが、実はバギオは例外でビーチまで公共交通機関を利用して2時間ほどかかります。
セブとバギオを比較した当社の記事で118/168時間という興味深い話題が載っています。これは1週間(7日×24時間=168時間)のうち授業時間と自習時間(平日5日×10時間=50時間)を除いた時間のことです。
この118時間を娯楽に当てたいという方はセブに行くべきで、一方で勉強に当てたいという方はバギオ留学が向いているのです。
ビーチに行くのが難しいとは言え、バギオにはセブと同様にマッサージ店やショッピングモールなどが点在しているので休日のリフレッシュに関しては心配がいりません。
また、観光地の少なさを考慮して校内にジムやバスケコートなどを設置している学校も多いので、運動不足を解消するのもオススメです。
フィリピンには四季はありませんが代わりに雨季(6~10月)と乾季(11~5月)があります。
上のグラフを見ればわかるようにバギオの雨季は降水量が多いです。台風が上陸したり、スコールと呼ばれる激しい雷雨に見舞われる可能性もあります。
雨季の留学の際は傘やカッパなどの雨具を持っていくことはもちろん湿気がすごいので革靴は避け、運動靴の他に濡れても良いようなサンダル等の靴も持参するのが良いでしょう。
また、雨が降っていると気分的にも落ち込んで勉強が捗らないということもあるので快適に過ごしたいのであれば乾季である11月〜5月の留学を勧めます。
いかがでしたか?バギオは勉強に集中したい方にぴったりの留学都市です。
留学中は遊びよりも勉強を重視したいという方はバギオへの留学を検討してみてください!
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