今回は、フィリピンへ渡航する際の航空券に関する情報をまとめて紹介します。
おすすめの予約のタイミングや準備の仕方、航空券の選び方、捨てチケットなどをお伝えしていきます。
航空券の購入の初心者の方も、慣れている方も、この記事を読み終わる頃には、フィリピンへの航空券にまつわる疑問や不安が解消されることでしょう!!
目次
フィリピンに留学する為の航空券を購入する前に、知っておかなければならないポイントをまとめました。
まず、これらを確認して、購入に進みましょう。
航空券を購入するにあたって最も気を付けなければならないのは、フィリピンに入国する際に、フィリピンを出国する航空券も持っていないといけないという点です。
厳密にいうと、30日以内にフィリピンを出る航空券が必要といわれることもあります。
では、31日以上の留学が決まっている場合や出国日が決まっていない場合、どのように対処したら良いのでしょうか。
詳しくは下記の留学期間別、購入すべき航空券の種類と解説へ!
航空券を確保しないとそもそも留学先に行けないですから、航空券の購入は焦りますよね。しかし焦りは禁物!
まず、留学先の学校に申し込みをして、日程が分かってから航空券を購入しましょう。
シーズンによってはそもそも学校に空きがない、学校によっては入寮日に指定がある(多くは、日曜日が入寮日で土曜日が退寮日)などの自分の希望通りの日程で入れないことがあります。
必ず寮の入寮日と退寮日のチェックイン時刻(何時でもいい)とチェックアウト時刻(お申込み資料:出発前資料)を確認して余裕をもって間に合う時間の航空券を準備する必要があります。
さらに空港送迎、ピックアップ等がある場合、それらの時間に指定があることがあります。
観光などの目的で入寮日や退寮日からずれた日程のチケットを購入する場合は、ご都合に合わせて準備していただければ大丈夫ですが、寮の延泊や滞在場所をあらかじめ確保するようにしておくのがオススメです。
滞在先としてホテルはもちろんですが、Airbnbという民泊サービスを利用すると費用を抑えられる場合があるのでぜひ調べてみてください。
※延泊は学校による
航空費という多額のお金を無駄にしないためにも、これらのことを確認してから航空券購入に踏み切りましょう!
意外と見落としがちなのがこの項目です。
国際線の場合は通常2時間前までにはチェックインしていなければなりません。
深夜や午前の便であると、公共交通機関で間に合わない等の問題が生じる場合があります。
あらかじめ自宅から空港までの移動手段と所要時間も考えて飛行機の時間を決めてから航空券を購入しましょう。
時期によっては航空会社がキャンペーンで破格の航空券を売っていることがありますが、数や時期が決まっていたり、融通が利きづらい航空券であったりするうえ、キャンペーンが行われるタイミングは分からないのでリスクが高いです。
あまり当てにせず、航空券を探しているタイミングでちょうどキャンペーン中だった、ラッキー!というくらいの気持ちで頭に入れておいてください。
シーズンやキャリアによりますが、大体の相場は以下の通りです。
直行便往復FIXチケットで大体3万円~6万円弱経由便往復FIXチケットで大体3万円~5万円程度
直行便往復FIXチケットで大体3万円~6万円弱経由便往復FIXチケットで大体3万円~5万円程度
直行便往復FIXチケットで大体2万円~5万円程度
また、JALやANAなど日本のキャリアで行くと往復5万円~16万円ほどします。
お待たせいたしました。
30日以内の出国日が決まっている場合、31日以上の留学または出国日が決まっていない場合に分けて、おすすめの航空券の種類を紹介したいと思います。
30日以内にフィリピンから出国が決まっている場合は、FIXチケットで買ってしまったほうが安く抑えられることが多いので、フィリピン入国・出国の2枚のFIXチケットを一度に購入することをおすすめします。
FIXチケットとは、出発前に往復便それぞれの日程や経路を確定している航空券で、基本的に変更ができないものです。その分値段は抑えられます。
なので、行きと帰りの日程や経路が決まっている場合は、FIXチケットの購入がおすすめです。
31日以上の留学の場合で出国日が決まっている場合、一度にFIXチケットを購入するという手もあるのですが、航空会社によっては入国から30日以内にフィリピンを出国する航空券の提示を求められる場合もあります。
なので、31日以上の留学が決まっている人、または、出国日が決まっていない人には、以下の2つの方法をおすすめします。
OPENチケットとは、 航空券発券後の予約変更ができる航空券で、FIX-OPENチケットとは、復路だけ航空券発券後の予約変更ができる航空券です。
OPENチケットか、FIX-OPENチケットのどちらかの航空券を買い、はじめは復路を30日以内に設定し、出国日が決まったのちに予約変更をする方法があります。
大変便利ですが、航空会社によっては手数料がかかったり、変更回数に制限を設けていることもあるので注意が必要です。
捨てチケットとは名前の通り、使わないで捨ててしまう航空券のことを指します。
次の項目で詳しく説明します。
フィリピンへの入国時には、フィリピンから出国するための航空券の提示が求められます。
ただしその出国用の航空券は必ずしも日本への帰国用航空券ではなくても良いのです。
そのような場面で活躍するのが、捨てチケットです。
【捨てチケットとは】
日本への帰国の為の航空券は、フィリピン滞在中に帰国日を決めて新たに帰りの片道航空券を購入する人が多いです。
【おすすめの捨てチケット】
捨てチケットの値段は、航空会社によって異なりますが、一般的に4000円~7000円くらいかかります。
セブやマニラからマレーシアなどの同じ東南アジア行きの航空券が最も安いことが多いのでおすすめです。
それぞれの場合でかかる料金を比較した上で、どちらのやり方で入国時に見せる航空券を準備するかを決めるのがオススメです。
では、実際にどんな航空券を取ったらいいのでしょうか。
ここでは、何を重視して航空券を買うかに分けて、おすすめの組み合わせを紹介します。
また、こちらで紹介する、FSCとLCC、直行便と経由便についてこちらで詳しく解説しています。
留学の航空券購入を考えている方に一番お勧めしたいのは、国内と海外の間は直行便を利用するということです。
FSCやLCC関係なく直行便は経由便と比べて、安心度が高いです。
留学となると、旅行に行くのと異なり、荷物が多くなり移動が大変になります。
また、心にもあまり余裕がない事がほとんどです。
そんな中、知らない空港での乗り継ぎで、遅延や預け荷物紛失などでトラブルに見舞われたら、ダメージが大きいです。
気持ちよく留学をスタートし、気持ちよく留学を終わらせるためにも、リスクの少ない直行便をお勧めします。
※留学先の都市によっては、日本からの直行便がない場所もありますが、可能な限りは直行便の利用をおすすめします。
とにかく移動時間を安心して快適に、楽に過ごしたい人にお勧めなのが、直行便のFSCの航空券の購入です。
直行便だと、乗り換えの手間や時間を取りません。
飛行機に乗ってさえしまえば現地に着くまで憂慮することはありません。
また、FSCはいわゆる「LCCではない。」航空機のことを指します。
一般的に、座席の大きさはLCCよりも大きく、映画を観ることができたり、ゲームをしたりできたりするモニターも付いている等の機内サービスが充実しています。
なので、これらの点を重視する人でフィリピン滞在が、30日以内の人は、直行便でFSCの往復チケットを31日以上の人は、直行便でFSCのFIX-OPENチケットを購入するのがおすすめです。
航空券代、馬鹿にならない値段ですよね。
費用の問題、予算の内訳の問題、価値観などで航空券にかける費用を極力抑えたい人も多いと思います。
そんな方におすすめなのが、LCCの航空券を利用することです。
フィリピン滞在が30日以内の人は、LCCの往復チケット、31日以上の人は、LCCの片道チケットとLCCの捨てチケットの購入です。
このような航空券は、航空券比較サイトで検索すると見つけやすいです。
また、経由便や深夜・早朝便である可能性も高いので注意です。
注意!
フィリピンに入国する際、パスポートの有効期限まで6ヶ月以上の残存期間が必要です。
パスポートについて詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
また、航空券購入には必要ないですが、31日以上の滞在予定の方は、ビザの準備が必要です。
ビザについては、こちらをご覧ください。
航空会社のサイトからだけでなく、様々なサイトから航空券を購入することができます。
ここではオススメの航空券比較サイトのと、各航空会社のサイトを通して購入する際のそれぞれのメリットとデメリットを紹介していきます。
【航空券比較サイトとは】
Skyscanner、エアトリ、トラベルコのような航空券を簡単に見つけることができる検索サービスを航空券比較サイトと言います。中でも圧倒的に人気なサイトがSkyscannerです。
メリット
デメリット
航空券比較サイトを使うと、安い順に空席のある航空券を見ることができます。
また、各サイト、各航空会社の期間限定のキャンペーンで購入するとかなり安く航空券を入手できる場合があります!
条件や価格が自分の都合に合う航空券をみつけるには、できるだけ多くのサイトで検討することが大切です!
LCCではない航空会社、例えばANAやJALなどの場合はキャンセルしても半額〜全額(※手数料除く)程度が返ってくる場合が多いです。
この点では安心です。
しかし、チケットガードという万が一渡航できなくなってしまった場合にも保証がつく保険もあるので、必ずしも航空会社サイト外で買うことにリスクがあるとは言えません。
航空券比較サイトと航空会社のサイト、どちらも一度調べてから購入することをオススメします!
ここでは、FSCとLCC、直行便と経由便について詳しく解説していきたいと思います。
FSCとは…フル・サービス・キャリアと言う名前の通り、食事やエンターテイメント(映画・音楽など)などの機内サービスの充実や予約時の手数料、保険などが航空券購入時の値段に反映されている飛行機の事を指します。
他にも座席がLCCより大きかったり、制限はあるものの、ある程度の大きさの荷物を無料で預けられたりと、長期や荷物が多い旅にはメリットが大きいです。
運行スケジュールも余裕を持って組んであることが多いので、時間の面での安心感もFSCのほうがあります。
日本-フィリピン間で運行しているものだとフィリピン航空、全日空、日本航空などがあります。
LCCとは…こちらもロー・コスト・キャリアと言う名前の通り、多くのサービスを削り、オプション・有料化することによって合理化された飛行機で、その分、基本料金はFSCよりかなり安くなります。(多くはFSCより2,3万円以上安い)
しかし、預け荷物や食事、飲み物、保険等が有料で追加となるキャリアが多いため最終的に想定以上にお金がかかってしまうということもあります。
日本-フィリピン間で運行しているものだとセブ・パシフィック、ジェットスターなどがあります。
一般的にFSCは、乗継便のほうが直行便より費用を抑えられ、LCCのほうがFSCより費用が抑えられます。
しかし、航空会社のプロモーションやキャンペーンなどで直行便でも安く航空券が手に入ることもあります。
そのような格安チケットは、数や期間に限りがあるので、航空会社のHPやフェイスブックページを定期的に確認することをおすすめします。
【直行便とは】
・二地点を同一便名で飛行する航空便
【メリット】
・乗り継ぎなしで目的地へ行くことができる
・ゆっくりとしたフライト時間を過ごせる
・乗り換えの際、乗り換え先でのトラブルに遭遇する心配がない
【デメリット】
・値段が経由便に比べて割高
☆オススメしたい方
・海外への移動にそれほど慣れていない方
・楽な移動をしたい方
移動時間を抑えたいひとにおすすめです。
日本とフィリピン間は、大体4-5時間で到着します。
乗り換えがないので荷物紛失のリスクや、遅延の際のリスクが乗継便より低いです。
留学の際の荷物は多く、到着後の予定(ピックアップや手続き等)があることが多いので、留学には、より確実性の高い直行便をおすすめします。
【経由便とは】
・目的地へ向かう途中、どこか別の地点に立ち寄り、別の飛行機に乗り換えたり、待機して同じ飛行機で目的地に向かったりする航空便のこと
【メリット】
・直行便に比べて値段がとても安い
・経由先の都市に滞在できる
・複数の航空会社を体験できる
【デメリット】
・乗り換えがある
・移動時間が長い
・乗り換え時、乗り換え先でトラブルが発生する可能性がある
☆オススメしたい方
・少しでも料金を浮かせたいと考えている方
・海外への移動に慣れている方
費用を抑えたい人には、おすすめです。
しかし、一機目の飛行機が遅れた場合のリスクが大きく、預け荷物紛失のリスクも直行便よりは多いです。
また、スケジュールによっては経由国空港内で長時間を特にやることもなく過ごさなければならなかったり、乗り継ぎ国に宿泊しなければならなかったりする場合もあります。
心身の負担が大きくなるので、留学の際はあまりおすすめしません。
フィリピンまで直行便で行っても、留学先の都市まで国内線で乗り継ぎしなければならない場合があります。
日本⇔フィリピンは国際線、フィリピン(マニラ)⇔フィリピン(各都市)は国内線となり、同じ空港内でも大きな移動が生じるので、時間に余裕を持った航空券を買いましょう。
※マニラの空港に関する注意喚起
マニラの空港は治安がいいとは言えません。スリなどに注意する必要があります。
また、空港内の移動が複雑で時間もかかる(時間帯によってはタクシーで一時間かかってしまう場合もある。)ので、かなり余裕を持って行動しましょう。
預けた荷物も使用する航空会社や行き先によっては一度ピックアップしてから、再度預けなければならないので、チェックインカウンターでの確認が必要です。
自宅から留学先までのルートの見当がつきやすいように、日本からフィリピンまでの直行便をまとめました。
ぜひ参考にしてルートを組み立ててください。
羽田発
フィリピン航空、全日空
成田発
フィリピン航空、全日空、日本航空、デルタ航空、セブ・パシフィック航空(LCC)、ジェットスター・ジャパン(LCC)
関西国際空港発
フィリピン航空、セブ・パシフィック航空(LCC)、ジェットスター・ジャパン(LCC)、ジェットスター・アジア(LCC)
中部国際航空発
フィリピン航空、セブ・パシフィック航空(LCC)、ジェットスター・ジャパン(LCC)
福岡空港発
フィリピン航空、セブ・パシフィック航空(LCC)
新千歳空港発
フィリピン航空
成田発
フィリピン航空、セブ・パシフィック航空(LCC)
関西国際空港発
フィリピン航空
中部国際航空発
フィリピン航空
関西国際空港発
ジェットスター・アジア(LCC)
※各空港から航空会社が毎日就航しているわけではないので注意が必要です。
旅行ではなく留学。
なるべく航空券の費用は抑えて現地での生活費などに回したいと思ってる方、少なくないはずです。
でも値段が安すぎても心配、という気持ちもあると思います。
そこで最後に、なぜ値段が安いのか、値段が安いとサービスの質は下がるのかなどを、格安航空会社としてサービスにも定評のある2社を比較しながら見ていきましょう!
【フィリピン航空とは】
・フィリピンのFSC航空会社
・ほとんどが乗り継ぎなしの直行便
・”フィリピンホスピタリティ”という独自のおもてなしがウリ
【料金例】
・約6〜10万円(日本〜セブの往復)
→例)春休み時期の直行便…8万円〜
(※経由便だと6万円〜)
【メリット】
・直行便が多いため移動がとても楽
・受託荷物が無料、機内サービスも充実
・映画やフィリピン流の機内食も楽しめる
・1日に2本フライトがあるので午前or午後で選択可能
【デメリット】
・LCCと比較して航空券が高い
(※オフシーズンでも2倍近く変わってしまう)
・CAは基本英語対応
→語学が不安な方にとってはマイナスだが、積極的に伸ばしたい方にとっては英語を使う機会にもなる
チケットは割高になってしまいますが、東京からフィリピンまでの約5時間を映画や機内食などを楽しみながら、少しでも快適に移動したいという人にはフィリピン航空がオススメです!
☆オススメしたい方
・荷物が多い方
・乗り継ぎをしたくない方
・日本語対応でなくても心配ない方
・映画やゲームなどを楽しみたい方
・機内食や飲み物を楽しみたい方
・予算に余裕がある方
【セブパシフィック航空とは】
・フィリピンの格安航空会社(LCC)
・セブ島、マニラが拠点
・とにかく安い
【料金例】
・約3〜7万円(日本〜セブの往復)
→例)春休み時期の直行便…3万円〜
【メリット】
・経由便がとにかく安い
・最安値の場合がほとんど
・片道100円キャンペーンなどの開催もある
【デメリット】
・機内食などのサービスは追加料金が必要
・機内では日本円の使用ができない
・経由便だと直行便で行った場合の2倍近くの移動時間
☆point☆
セブパシフィック航空は、頻繁にキャンペーンを行っています。
例えば期間限定で片道100円キャンペーンを行っていることなどもあります。
そのため、公式サイトのキャンペーンを確認した上で検討するのがオススメです。
もし受託手荷物を申し込む場合はチケット手配のタイミングが一番安く20kgの荷物は¥2300で預けることができます。
追加料金を考えてもLCCの場合安く済むのでオススメです!
☆オススメしたい方
・とにかく安くチケットを入手したい方
・安いからと色々なことを割り切れる方
・乗り継ぎがあっても平気な方
・特にセブ島に留学する方
2社ともメリットデメリットがあるので自分のタイプに合わせて選ぶことをオススメします!
留学エージェントが提携しているチケットの購入先を、紹介してくれることがあります。
Studyinでは、チケット購入の際に、フィリピン旅行専門社であるマブハイチケット様をご紹介させていただいております。
留学エージェントを通して留学しようとしている場合は、留学エージェントからの紹介で格安のチケットを手に入れられる可能性があります。
航空券のチケット購入をする前に、必ず一度はチケット購入について留学エージェントにご相談するのがオススメです!
航空券やそのほか留学に関して何か不明点があればいつでもStudyInのLINEからご相談ください!
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