フィリピンは、高校生はもちろん、中学生以下の未成年も安心して留学出来ます。
しかし、年齢によって必要準備や選択肢が大きく異なるので注意が必要です。
今回は、未成年でもできる安全なフィリピン留学について、WEG申請などの諸々の手続きからおすすめの地域、おすすめの学校までを解説します。
未成年で留学したい方、実際に留学している方、最近は増えてきました。
中でもフィリピンは他の国や地域と比べて留学費用も物価も安く、セブ島やボラカイ島などが旅行先としても日本人に身近であるため、多くの方が留学先として注目しています。
では、そんなフィリピンで高校生、中学生、小学生、もっとちいさなお子さんは留学出来るのでしょうか。
結論から言うと、高校生はもちろん、中学生以下の未成年でもフィリピン留学はできます。
実は、フィリピンは、未成年を受け入れている語学学校がたくさんあるのです。
そして、未成年の留学先としてもフィリピンはおすすめです。
しかし、未成年は考慮すべき事がいくつかあるので、今回は1つ1つ追って紹介していきたいと思います。
一言に「未成年」といっても、年齢によって注意しなければならない点が異なります。
未成年のフィリピン留学を考えるにあったって、忘れてはいけないポイントを年齢別にみていきたいと思います。
15歳未満の留学にはフィリピン入国申請手続きの際に注意が必要です。
フィリピンは基本的に15歳未満の単独入国はできません。
しかし、宣誓供述書の作成・提出とWEG申請を行えば、15歳未満の未成年でも一人または親以外の大人と入国することが可能です。
では、宣誓供述書の作成・提出とWEG申請とはどんな手続きなのでしょうか。
以下で説明します。
宣誓供述書とは、15歳未満の未成年者が一人で入国する、または、親以外の大人と入国することに親権者が同意する、ということを示す証明書です。
事前にフィリピン大使館に認証してもらう必要があります。
そして、認証を受けた宣誓供述書は入国審査の際に提出しなければなりません。
WEGとはWaiver of Exclusion Groundの略で、入国除外規定の免除申請のことです。
入国時に入国管理局にこの申請を行わないと、単独の15歳以下の未成年は入国できません。
その際に前述した宣誓供述書の提出が必要です。
申請が許可されると、一人あたり3,120ペソのWEG申請料を支払い、その後入国ができます。
15歳以上の場合は、フィリピン入国の際にWEG申請のような特別必要な届け出はありません。
しかし学校によっては、18歳未満の学生に対して門限などの規定が厳しいところもあるので、学校を決める際に注意が必要です。
高校生のフィリピン留学に関して特化した記事がこちらにありますので、ぜひ参考にしてみてください。
18歳以上の未成年は、特に心配はいりません。
フィリピンでは成人年齢が18歳です。
そのため、ほとんどのことが大人同様にできます。
未成年の方には、大人と同じように語学学校に入って勉強をするという選択肢もありますが、以下のようなおすすめの選択肢もあります。
中学生以下(15歳未満)で留学を検討している方へのおすすめの選択肢の一つとして、親子留学というものがあります。
名前の通り、親子で一緒に渡航し、留学するというものです。
この場合、親御さんが同伴するので、WEG申請手続きの必要がなくなりますし、親子共に安心して留学することができます。
親子留学にも、親御さんも一緒に留学するものや、お子さんだけ勉強するものなど種類がいくつかあります。
詳しくはこちらを参考にしてください。
比較的長い休暇がある春休み・夏休み期間には、スプリングキャンプやサマーキャンプなどのジュニアキャンプのある学校もあります。
ジュニアキャンプとは英語学習とアクティビティを合宿のような形でおこなうプログラムです。
こちらも1週間から参加可能なものから、3週間と決まっているものまで、いくつかの選択肢があります。
また、保護者の方と一緒に参加できるファミリーキャンプを行っている学校もあります。
料金やスケジュールがパッケージになっているものが多いので、手軽に、アクティビティをしながら英語を学びたい方は、このようなキャンプに参加するのもおすすめです。
中高生でフィリピン留学というと、夏休みや春休みを利用して、長くても1ヶ月ほどの留学をするのが一般的です。
これは、日本所属している学校の授業に影響を及ばさないためです。
もし、長期休暇以外の時期や規模の留学を考えている場合は、日本で所属している学校と保護者の方とよく相談して決めましょう。
学校によっては留年することになったり、内申点に響いてしまったりする可能性があります。
また、国内の学校への受験を控えている場合の中学三年生、高校三年生の場合、長期の留学はおすすめ出来ません。
受験勉強や先ほど述べたように卒業に響いてしまうリスクがとても高いです。
もしも、長期での留学を考えている場合は、1、2年生のうちに行くことをおすすめします。
未成年のフィリピン留学でおすすめのエリアはセブです。
セブといえば海やマリンスポーツなどのリゾートのイメージが強いと思います。
そんなセブが、なぜ未成年の留学におすすめなのか、ここで理由をお伝えします!
海外に行くにあたって一番気にかかるのは治安ですよね。
ましてや未成年の単身、小さなお子さんとの親子留学なら猶更心配になると思います。
セブは、フィリピンの中では圧倒的に安全な地域です。
セブは、観光客も多く、語学学校の多い地域なので、外国人にとっては比較的安心して生活できるエリアです。
女子高生が1人で留学出来る留学先としてウリの地域でもあります。
過去十五年間にセブに留学している日本人が重犯罪に巻き込まれたことは一度もありません。
また、語学学校は門限が決まっていたり、学校外での単独行動を禁止している等のセキュリティーがしっかりしている場所が多いので安心して留学生活をおくることができます。
もちろん海外なので、スリなどには十分な注意は必要ですが、犯罪に巻き込まれることはほぼないと言っても大丈夫な場所です。
未成年の留学となると、留学する側も受け付ける側も、様々な条件が加わってくると思います。
セブには語学学校が約80校もあり、選択肢がたくさんあるので、個々人の要望に合う語学学校が見つかりやすいエリアです。
日本資本の学校、韓国資本の学校、親子留学プログラムのある学校、ジュニアプログラムのある学校、アクティビティが豊富な学校など学校によって様々な特徴があり、セブに絞って学校を探すと候補の学校を見つけやすいのでおすすめです。
セブは日本人に人気の地域です。
だからこそ、日本資本、韓国資本等関係なく日本語対応の学校がたくさんあります。
留学する本人も送り出す側も、より安心して留学できる要素だと思います。
特に中学生や高校生の中には、初めての海外生活や初めて1人で親元を離れて生活をする人も多いと思います。
何か問題や困ったことが生じた際、日本語が使えると心強いですよね。
その点でもセブで学校を探すのはオススメです。
最後に、未成年の方におすすめの語学学校を3校紹介したいと思います。
親子留学にお勧めな学校の一つがQQ Englishシーフロント校です。
海に近い学校でリフレッシュしながら英語学習ができる学校です。
親子で同じ時間にそれぞれが授業を受けることができるので、安心して時間を過ごすことができます。
QQ Englishシーフロント校についてはこちらをご参照ください。
セブにあるCIAは、ジュニアキャンプにおすすめです。
3週間の英語キャンプと親子キャンプの2種類のプログラムがあり、どちらも授業料・諸々の手続き費用・宿泊費などを含めて(航空券代は含まない)30万円程度で参加できます。
英語キャンプは、小学3年生から中学3年生が対象で、体育やボランティアなどもプログラムに含まれており、
親子キャンプは、親御さんのプログラム内容を4タイプから選択できます。(2019年サマーキャンプ)
内容が充実しているので、3週間の時間をとれる方には、おすすめです。
CIAについてはこちらをご参照ください。
IDEAもセブにある語学学校で、サマーキャンプ参加を考えている方におすすめです。
最短一週間からの参加が可能で、3種類のプログラムから選択が可能です。
平日7レッスンをベースとした英語集中コース、
平日3日間のレッスンをベースとしたアクティビティが多めの英語プラスコース、
保護者の方も勉強できるファミリーアテンドコースがあります。
留学期間やプログラム内容に選択肢が欲しい方におすすめです。
IDEAについてはこちらをご参照ください。
以上の通り、フィリピン留学は未成年でも受け付けている学校がたくさんあり、
プログラムの選択肢もたくさんあります。
しかし18歳未満のフィリピン留学は、考慮することが少し増えるのも事実です。
余裕をもって、留学する本人と保護者の方とがじっくり話し合い、要望に合ったプランを見つけることが、充実した留学経験につながります。
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