近年、海外留学先として人気を急上昇させているフィリピン。人気があるとは知っていても、海外留学にフィリピンを選ぶメリットはどんなことがあるのでしょうか。またデメリットはあるのでしょうか。本記事では、留学先を決めるのに重要なフィリピン留学のメリット・デメリットを徹底解説します。
海外留学の行先を決めるために、まずはその国の背景は情報を知っておくことが重要です。背景の裏にメリット・デメリットが見えてくるので、フィリピンという国について知っておきましょう。
フィリピンは、東南アジアに浮かぶ7000以上の島からなる国です。公用語はタガログ語ですが、 アメリカに支配されていた歴史の影響があり、第2言語として英語を使います。こういった背景から、英語教育のレベルがとても高い国です。
日本(東京)からフィリピン(マニラ)までの所要時間は飛行機で約4時間30分。時差も1時間(フィリピンが日本−1時間)と、時差ボケも起こらない最適な環境となっています。
日本よりも南に位置しており、1年を通して暖かい気候の中で過ごせます。海が綺麗なので、7月~9月にバケーションとして渡航する方が多く人気があります。
数年前から旅行先として人気になったセブ島などは、現地の英語教育のレベルの高さと過ごしやすさから、今では語学留学先として人気を集めています。
フィリピンを留学先として選ぶメリットを、費用・学習・生活に分けて見ていきましょう。
冒頭で解説したように、フィリピンと日本は距離が違いです。そのため航空券も安く抑えられ、セブまで航空費用は相場は往復5万円程度です。これは、FSC(フルサービスキャリア)である一般の航空会社を利用した場合の相場です。
より費用を抑えたい方は、LCC(ローコストキャリア)がおすすめです。フィリピンと日本との間では、何社か格安航空が運航しています。時期によっては往復2万6千円程度と激安で、FSCの2分の1ほどです。
しかし繁忙期は旅行・留学に関わらず航空券が高騰します。繁忙期に渡航する場合は、早めにチケットを予約することでなるべく費用を抑えられます、
フィリピンへの航空券については、以下の記事で解説しています。
フィリピンの物価は、日本のおよそ3分の1と言われており、生活費・学費・食費のすべてにおいて安く抑えられます。
フィリピン留学の特徴として、語学学校の費用には学費だけでなく寮費・食費などが含まれています。学校に支払う費用だけで学費・滞在費・食費を済ませられます。
現地で買い物をしたいときも、物価が安いので娯楽費は1ヶ月4万円もあれば十分か、少し余るほどでしょう。
実際のフィリピンの物価については、以下の記事で詳しく解説しています。
フィリピンの滞在期間が30日以下の滞在の場合、無料の観光ビザで滞在できます。有料のビザなどの申請をする必要がないため、その他の国にするよりも費用が抑えられ手間も省けます。
語学学校に通う方は必ず取得しなければならないのが、sspと呼ばれる特別就学許可証です。申請費用は6,500ペソ(約17,000円)ですが、手続きは基本的に語学学校が代行をしてくれるので簡単です。
1ヶ月以上の滞在であればビザが必要ですが、手続きはすべて学校が行ってくれます。申請費用を支払って指定された書類を提出するだけなのでとても簡単です。
1ヶ月以上留学する場合の必要な申請は、以下の記事で詳しく解説しています。
海外留学するのに、語学学校で授業についていけるかという不安は誰もが抱きますよね。 フィリピン留学では、先生1人と生徒1人で授業を行う「マンツーマン授業」をメインに、先生1生徒4~6人で授業を行う「グループレッスン」組み合わせたカリキュラムが提供されています。
マンツーマン授業では、自分のレベルやスピードに合わせて授業を進めてくれます。それだけでなく、少人数のグループ授業との割合もカスタマイズできるので、無理のない授業プランを組むことができます。
自由度の高いカリキュラムで、効率的な授業スタイルを組むことで効果的な学習ができます。
フィリピン留学での授業については、 以下の記事で詳しく解説しています。
フィリピンの語学学校では、TOEIC /IELTS /TOEFLなどのスコアアップを目指している方に向けて、試験対策に特化したコースを開講しています。
前述したマンツーマン授業では、試験対策があり苦手な部分を徹底的に克服できます。さらに「点数保証制度」を導入している学校もあり、一定期間で目標スコアに到達しなかった場合、目標スコアに到達するまでの授業料を学校が負担するフィリピン留学特有の制度です。
資格試験を目標に海外留学したい方は、フィリピン留学で効率よくスコアアップが目指せます。
フィリピン留学での資格対策コースについては、 以下の記事で詳しく解説しています。
フィリピンでは、基本的に語学学校に併設されている寮に滞在します。そのため、通学時間が浮き英語学習に時間を割くことができます。滞在先から学校までの交通費の不要です。
学校の敷地内にあるので、治安の悪いエリアでも危ない目に合う危険性が低いです。一部の語学学校は周辺に24時間体制の警備を置いているところもあり、現地の治安が不安な方でも安心して留学生活を送ることができます。
そして寮で大人数の部屋を選べば、クラスメイトだけでなく幅広い国籍や年齢の人と交流できます。いい思い出ができるだけでなく、海外の国籍のお友達も作ることができれば英語がさらに上達する近道になります。
留学中の友達作りが不安な方は、以下の記事をチェックしてみてください。
フィリピン留学では、寮の中にある学食で1日3食取るのが基本です。ビュッフェスタイルが一般的なので、口に合わない食べ物を無理して食べる必要はありません。自分で料理を作る負担もなく、食費が学費に含まれている場合が多いので費用を抑えることもできます。
学校によっては食事の提供が平日のみと限られている場合もあり、そういった学校であれば休日は自分で食事を用意します。語学学校を決める前に必ず確認してください。
また、注意しなければならないのが日本人オーナーの学校と韓国人オーナーの学校の違いです。日本人資本の学校では日本食など日本人にあった食事が提供されることが多く、韓国人資本の学校では韓国人向けの少し辛い食事が提供されることが多い傾向にあります。辛い物が苦手な方は、韓国人オーナーの学校は避けた方がいいでしょう。
実際にフィリピン留学中に提供される食事については、 以下の記事で詳しく解説しています。
フィリピンの語学学校内には寮だけでなく様々な設備が整っています。自習室に関しては朝早くから夜遅くまで開いている場合が多く、静かな環境でじっくり勉強したいという方にも最適な環境が整っています。
さらに、カフェ・ジム・バスケットボールコート・プールなどの娯楽施設が付いている語学学校もあります。中にはリゾート地ならではの、プライベートビーチまでもが付いている学校があるので、勉強だけではなくリフレッシュもかねて留学したいという方は学校環境のしっかりチェックしましょう。
さて、ここまでたくさんのメリットを見てきましたが、もちろんフィリピン留学のデメリットもあります。先ほどと同様に費用面、学習面、生活面の3つの軸から見ていきましょう。
費用の安さがメリットのフィリピン留学ですが、実はフィリピンへの3ヶ月以上の長期留学をする場合はコスパが良いとは言い難いです。
フィリピンへ留学する方の大半は2ヶ月以下の短期留学です。留学期間が延びるほど必要書類が増え、ビザの申請が必要になってくるなどして費用もあがります。そのため、お得な短期留学のプランが多いのが理由です。
短期留学であれば他の国より安く済みますが、1年間の留学費用はカナダなどの欧米圏の留学費用と変わりません。それにフィリピンによって英語が第2言語であることを考えると、フィリピン長期留学のコスパは悪いといえます。
フィリピンへの長期留学については、以下の記事で詳しく解説しています。
フィリピン人の英語力は日本人よりも高く、語学学校には英語を学習する環境が整っています。しかし、フィリピンの公用語はあくまで英語ではありません。
彼らは日常的には英語ではなくタガログ語で会話をするため、街中で英語を聞くことは珍しく、ネイティブが日常的に使うような言い回しを学ぶことは難しいです。
フィリピン留学は中学英語で習うような基礎の基礎から学習し直したいという英語学習初心者の方には非常に向いている留学です。
中学英語の基本文法は十分に理解できていて、さらにスピーキング力の向上やTOEICなどの資格の対策をしたいと考えている上級者の方は留学先や留学期間をしっかりと再検討する必要があります。
フィリピン留学について英会話レベルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
フィリピン留学では、留学生の多くは日本人・韓国人などのアジア圏出身です。そのため授業以外の時間には、日本人は日本語で、韓国人は韓国語で会話をすることが多いのが実際の風景です。
学校内での生活でも英語を使って話す環境がほしい!という方は、校則などが厳しめの「スパルタ校」と呼ばれる学校です。スパルタ校では、母国語での会話を禁止するしているため英語を使う機会を増やせます。
留学生活で英語漬けの日々を過ごしたい方は厳しい校則をもつ語学学校を選択してみましょう。
【フィリピン語学学校のタイプ】
フィリピンの語学学校では、Wi-Fiを完備しているところがほとんどですが、電波があまり安定していません。授業が終わり休み時間になるとたくさんの生徒が一度にアクセスするので、ほとんど繋がらないこともあります。
電波の心配がある方は、個人でポケットWi-Fiを契約したりSIMカードを買うなどの準備をおすすすめします。
ネット環境については、以下の記事で詳しく解説しています。
まず大前提として、日本ほど衛生面が細かく管理されている国は世界的に見ても少ないということを頭に入れておくことが大切です。
フィリピンに関しては衛生面に以下のような大きな違いがあります。
1)フィリピンの水道水は基本的に飲むのはNGです。飲んでしまうと、お腹を壊す原因になってしまうため飲料水としてミネラルウォーターを購入しましょう。
語学学校内ではウォーターサーバーを設置してくれているため、自分で飲料水を購入しなくても水筒などを携帯して持ち歩くことができるので心配ありません。
2)フィリピンのトイレは一般的にどこも管が細めのためトイレが詰まりやすく、水が流れずらいことがあります。またトイレットペーパーは備え付けられていません。
ペーパー類をトイレに流してしまうと詰まりの原因となってしまうためペーパーゴミ専用のゴミ箱に捨て、常にポケットティッシュやトイレットペーパーを持ち歩くようにしましょう。
万が一語学学校の寮のトイレが詰まってしまっても、寮のスタッフに伝えればすぐに直してもらえます。
3)フィリピンの語学学校内にあるシャワーは、お湯の出量が悪かったり、お湯の温度が低いことがあります。
これはフィリピンは日本のようなガス湯沸し式のシャワーではなく、電気で温める電熱式のシャワーが一般的に使われているからです。多少ぬるくても我慢しなくてはならないかもしれません。
フィリピンは途上国なので、上記の衛生面で差あることは意味仕方がありません。そのため渡航の際は事前にご自分で薬などを用意するようにしましょう。
フィリピン留学にもっていくべき常備薬については、以下の記事で詳しく解説しています。
やはり気になるのが留学先の治安ですよね。フィリピンは日本ほど治安がいいとは言えないので、小さな犯罪などは多く発生しています。先ほどメリットの方で学校周辺の警備があったり安心できると述べましたが、街へ出ると、それは別の話です。
フィリピンでは今でもスリ・置き引き・ひったくりなどが発生しています。土日などに都市部へ行くときは貴重品の管理などには特に気を付けましょう。
また偽札なども出回っており、レストランなどで支払いをした場合は、必ず偽札でないかが確認されます。実際の手口としては、「両替してほしい」と話しかけてきて、偽札を渡すことが多いようです。このような手口に引っかからないよう警戒心を持って過ごすことが大事になってきます。
フィリピンの治安については、以下の記事で詳しく解説しています。
先ほど挙げたメリットやデメリットの他にも、フィリピン内で留学する地域によっては異なるメリットやデメリットが出てきます。少しでもフィリピン留学に興味を持っていただけた方はぜひStudyInのLINEでの無料相談までご連絡ください。
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